犬姦特集ラストは小説!
雄犬が人間の女を犯すではなく人間の男が雌犬を犯すパターン。
そういや雌犬の性器を画像検索するとモザイクなしなんだよね。
無修正を合法に楽しみたいという人は雌犬の性器画像がおすすめ!
という事で犬姦特集はこれで終わりっ!
明日はちょっと変化球の異種姦かなー?
アブっぽいやつ寄ってく?
「【エロ小説・SS】彼女は、他のどんな人間より美しい雌犬だ・・・」開始
獣姦だいすき2より
思えば、彼女と出会ってからもう一年と少しになる。
従順に、手綱を持つ右手の脇に寄り添って歩く彼女を見下ろしながら俺はそんなことを思い出していた。
『彼女』とは言っても、傍らにいるそれは『人間』ではない。彼女はイヌ科イヌ属の裂脚亜目に類する、れっきとした『犬』
――アフガン・ハウンドという犬種の雌であった。
その名をティーという。深く、それでいて日に当たるとキラキラ透き通る琥珀の毛並みにちなんで俺が付けた名前であった。
俺と彼女との出会いは、今思い出しよう一年ほど前に遡る。
きっかけは、彼女・ティーが実験動物の一匹としてこの国立病院付属の試験研究機関に送られてきたことであった。
この研究所では、多種多様な動物を用いた様々な試験が行われている。『試験』と言えば聞こえは良いかもしれぬが、曰く
それは新薬の投与であったり、故意に病原菌やウィルスを生物に感染させたりという、常人では目を覆いたくなるような行為
の数々だ。
中にはあからさまに動物を負傷させるなど、おおよそ感情を持つ者であるのならば堪えられぬ、ありとあらゆる虐待――拷問
の限りが、この場所では彼ら実験動物に尽くされていた。
健常な精神であったなら、それらはけっして見るに耐えられるものではない。それこそは『悪魔の所業』と言ってしまっても
差支えない。――否、事実これら実験によってもたらされる痛みや苦しみにのたうつ動物達の声は、ここが彼らにとっての『地獄』
であることを如実に俺へ教えてくれる。
そう、きっとここは地獄なのだろう――常々考えることである。
仏教の教えだったか何だったかは忘れたが、人は死ぬとその生前の行いに照らし合わされ、天国行きか地獄行きかを言い渡さ
れるのだという。
もしかしたら、その地獄の底こそがここではないのだろうかと俺などは考えてしまうのだ。
ここに集まってくる動物達は皆、生前で数え切れない罪を犯した罪人達であり、それこそ人であった頃には、自分達が目も
中てられぬような行いをしてきた者達という訳だ。
ならばそんな彼らが今ここでの試験に――地獄の苦しみに身を焼くことは、自業自得のことなのだろうと、俺などはおこがま
しくも思ってしまう。巡り巡った因果が今、己の身へと返されているのだ、と。
そうなのだとしたら、ここで彼らに拷問を強いる俺達はとんだ地獄の『鬼』ということになる。そう……鬼にでもならなければ、
こんな地獄にいることは出来ないのだから。
『人間(ひと)』であったのなら、その拷問を科すこと自体が最上の苦痛だ。まともな神経では、それら試験など決して出来たもの
ではない。
置き換えて考えるようにしている。そう設定することで、俺は己が行う虐待行為への罪悪感と心の痛みを誤魔化しているのだ。
そうとでも思わなければ、この場所で仕事を続けることなど出来やしない。
しかしながらそんな場所ではあるがしかし、そこに送られて来た彼女・ティーの役割は苦痛や苦しみを背負うことではなかった。
同じ試験にしても彼女は、その知能レベルを計られる為にここへと送られてきたのだった。
時に人に『天才』などという面映い人種が生まれるよう、彼女もまた犬の世界における天才として生を受けた一匹であった。
その知能レベルは天才の冠にふさわしく、単純な計算能力ならば中学生レベル――加えて柔軟性に富んだ理解力と高い想像力を
持ち備え、さらには人語すらをも理解するに到っては、さながら彼女は『犬の姿を模した人』といっても差し支えはない程であった。
そしてんな彼女の観察係兼世話役として任命されたのが俺であり、それこそが一年ほど前に遡るティーとの出会いであった。
斯様に知能指数の高い彼女はすぐに俺が世話係であることを理解すると、実に従順に、そして愛情深く懐いてくれた。俺にとっても、
他の実験動物達とは違って、より深い意思疎通が出来る彼女との邂逅――コミュニケーションはこの場所における唯一の安らぎとなって、
殺伐とした心を癒してくれたのだった。
そしてそんな互いの信頼関係が、やがては一個の恋愛感情へと発展するのにも時間はかからなかった。
思えば、その時からして俺は狂っていたのかもしれない。
時が経ち、体の成長と共に彼女の流線型の体躯には見るも美しい毛並みが整った。細面の顔立ちに、濡れたように黒く深い優しげな
瞳を持った面差しは、この世のどんな女性よりも神秘的で、そして美しいものとして俺には映っていた。
時同じくして彼女もまた、こんな俺へ恋心を抱くようになった。すでに『犬』というよりはもはや、『一人の女性』としての自我に
覚醒していた彼女にとって、俺は受け入れられるべき『異性の一人』として認められていたのである。
試験を通じて深く密接な関係にあった俺達は、そんな互いの気持ちには早くから気付いていた。だからこそ『きっかけ』が欲しかっ
た。互いの愛を打ち明けられる、きっかけが。
そして彼女が何度目かの発情期を迎えたその日――俺達の一線は断ち切られてしまう。
俺は彼女を動物舎に帰すことなく自分の部屋へ招き入れると、言葉を交わす余裕さえなく、半ば乱暴にティーの唇を奪った。
普段のコミニュケーションにおける『舐める』行為とは違う、『呼吸器を塞ぐ』行為の意味――『キス』というその意味を彼女も
また理解していた。
常々ティーには、教育実験の一環として『人間の生活習慣』というものを学ばせていた。そこには人間社会の中における一般常識は
元より、恋愛感情の機微を学習させることもまた含まれていた。
雌という性別も相成ってか、この『恋愛』に関する学習には彼女もまた大いに興味を持った。それこそ人間の少女と変わることなく
ティーは恋人同士の恋愛を夢見、結婚に憧れ、そして想い人の子を宿す未来を望んだ。
はにかみながら、何度も学習用の50音板の上で『あいしています』を鼻先で辿る彼女に、ついには俺の一線も断ち切られてしまっ
た。
ファーストキスを存分に味わい俺は、すっかり脱力してしまった彼女をベットの上へと運んだ。
体の構造上、仰向けに寝せられると、彼女は内の全面をあられもなく俺の前へと開く格好となった。その時にはすでに、人間並みの
羞恥心を確立していた彼女は、そんな己の姿に恥じ、健気にも瞳を閉じて俺への視線を逸らせていた。
そんな彼女の仕草に胸搔きむしらんばかりの情欲に駆られると俺は、もう一度口付けを交わし、腹部に連なったその乳房へと唇を
這わせた。
発情期を迎えてから今日に到るまで数日間があったせいか、女性ホルモンが多分に分泌された乳房は大きく張り出していた。
白い産毛の肌地とその先端で木の実のよう薄紅色に蒸気した乳首を、俺は本能の赴くままに舐り、しゃぶりつくした。時に唇の先端く
わえ込んで引き伸ばす行為に、ティーも何度も上擦った声を上げた。
やがて存分に乳房を堪能した俺の舌先は、ついに膣部へと到る。
すでに充分に潤いを湛えていた膣は、その溢れ出した愛液で周りの毛並みをぺたりと入り口周辺に張り付かせていた。そのせいで、
普段なら毛並みの奥に隠れている膣口と肛門とが、その姿をあられもなく俺の前にさらけ出させていた。
そこから立ち上がる蒸れたニオイに、興奮から霧がかかったよう混濁した俺の理性はさらにボヤけて曖昧になっていく。
気付いた時には果実に歯を立てるかのよう、ティーの膣へと上唇を埋めていた。
前戯も何も考えずに、ただ想いの赴くままに膣や肛門に舌を這わせる俺もまた、人間ではない一匹の『獣』と化していた。そんな
獣が二匹、身を重ねていた。
やがて俺は彼女の膣に己の陰茎をあてがう。ついにひとつになろうとする。
ティーもまた首を上げ、今にも繋がらんとする己の体と俺の陰茎とを見下ろす。
そして、遠慮無しに一気に根元までそれを挿入した瞬間――俺はティーの膣(なか)の体温と粘膜の感触に射精してしまっていた。
みこすり半どころの堪えでもない。たった一突きの挿入で、俺は達してしまっていた。そしてそれはティーも同じく、急激な挿入と
射精のオルガスムスに呼吸を詰まらせ、その細く長い顎を逸らせて快感の余韻に震えた。
そんな絶頂にもしかし俺は萎えてしまうことなく、第二波第三波の射精が続いているにも関わらず、その腰を動かせ始めた。
その後も四つん這いに体位を変え、俺はティーを責め続ける。
元より中型犬のティーと中肉中背の俺は、膝を折り腰を屈めてしまえば後背位の体格差はほとんど無くなる。ゆえに腰の振りにより
大きなストロークが持てるこの後背位で、俺は先の正常位以上に激しくティーを責め立てた。
そんな無慈悲な俺の動きに対しても、ティーはその一撃ごとに雌(オンナ)の声を上げた。放尿と見紛わんばかりに愛液を溢れさせ、
しまいには失禁をし、平素の清楚可憐な彼女からは想像も出来ない乱れ様で果てた。
かくして一線を越えてしまってからの俺達に、もはや歯止めは利かなかった。
実験中であろうと散歩中であろうと、それこそ寝食すら惜しんで俺達は求め合った。
行為を彼女へと強いた。
そしてそんな狂った生活の中――彼女に対する俺の視線が、恋愛対象から単なる『欲望の捌け口』へと変わるのにも時間はかから
なかった。
この地獄の世界においては、彼女もまた消えぬ前世の罪業をもって生まれ変わった罪人に違いは無いのだ。ならばティーもまた、
の試験動物達同様に苦しみを受けるべきだ。罪を裁かれるべきなのだ――そんなことを考えることで、俺は己の中に芽生えた残虐性を
肯定し、そしてティーからの愛情を否定していった。
ティーを抱いてしまった日に切られた『一線』は、同時に『人間』としての俺の、最後の良心すらをも千切り毟ってしまっていた。
人間を捨てた俺は、比喩でも皮肉でもない本物の『鬼』へと成り果ててしまっていた。
ティーに肉欲を求める俺の心(なか)に、すでに彼女への愛などは無くなっていた。ただ本能の赴くままに彼女の体を弄び、そして
調教した。
人間の少女と変わらぬ羞恥心を彼女が持っていることを知りながら、散歩先の公衆面前の前で排泄を強要させ、彼女は食事を取る時も
その前には必ず局部への奉仕を強要させ、そして存分に俺の精液を注がせた食事を食べさせたりもした。
朝晩の境を無しに犯し――そして今の散歩に到ってもローターをひとつ、膣の中に潜らせ歩ませている有様だった。
『ク、クフゥン……ンンッ』
「ん? どうした、ティー? そんなところに蹲って?」
持続して膣内に与えられる刺激(それ)に耐えかね、ついにティーは中腰に腰を落としてしまった。
うつむき加減に鼻先を下ろして息を切らせる呼吸は、明らかに犬のするものとは違っている。おそらくは断続的に来る浅い絶頂の
連続に、まともな呼吸が保てなくなっているのだろう。
「こんな所でへたばっていて人が来たらどうする。――それともお前は、その浅ましくイッてる姿を誰かに見てもらいたいのか?」
『クゥッ……キュ、キュウン』
俺の言葉攻めに、その目頭にうっすらと涙すら浮かべて頭(こうべ)を降るティー。そんな彼女のいじましさに、俺の中の加虐心は
ますます胸を高鳴らせる。
そんな俺達へ、
「よう、相原ぁ。散歩かぁ?」
自分達ではない第三者の声が掛けられる。その声に反応して、ティーも中腰に浮かせていた尻を完全に地に付け、普段の実験動物で
ある自分を取り繕う。
「増岡――か」
前方から歩いてきたのは、俺と同期の研究生である増岡という男であった。顎の消えた肥満の過ぎる面と、クセのある汚い髪を汗で
額に張り付かせた面相はただ醜悪の一言に尽きる。
不規則な己の生活習慣を研究生という役割のせいにして風呂にもロクに入らなければ、歯ですら満足に磨かない奴の体臭・口臭は
俺もティーも苦手としているものであった。
そうして無遠慮に、頭を押さえつけるよう荒々しく撫でてくる増岡の手の平に、あからさまな嫌悪の表情を浮かべるティー。知らぬ
増岡は、その手から逃れようとティーが頭を振るたびに、しつこくそれを追い回しては、額や鼻先を問わず彼女を撫で続ける。
この男もまた、この場所において人間を捨ててしまった者の一人である。
元はとある農大の畜産関係の研究室に所属している男であったが、家畜への性行為に目覚めてしまった奴は、より多くの種類との
行為を望むべく、自らこの研究所へと出向してきた、筋金入りの変質者であった。
そんな奴の噂は、互いの関係をひた隠しにしている俺達とは違い、所内でも周知の事実となっていた。故に他の研究員達は奴との
必要最低限以上の接触を忌避し、その噂を聞きつけているティーもまた、奴・増岡との接触には極度に嫌悪を表すのであった。
そんな男に、無心になって撫で回されるティー――そんな彼女を前に、俺の中の加虐性はまたもその鎌首をもたげる。
ひそかに上着左のポケットに手を忍ばせると、俺はそこにあったローターのリモコンを握り締めた。そしてティーの膣内にある機械の
動きを、今までの『弱』運転から、一気に『中』にまでアップさせる。
『ッ? キャウ、キャフゥゥ……!』
その変化に一瞬体を跳ね上げると、ティーは持続して膣内に響く振動に体を震わせた。
「ん、んん? どうしたんでしゅかぁ、ティーちゃん? 振るえてまちゅよぉ?」
そんなティーの変化に不審がり、増岡はさらに屈みこんでティーの顔周りを撫でていく。
「そいつ、お前のことが好きなんだよ。照れてやがるんだ」
『ッ?』
同時に掛けられる俺の声に、ティーも驚きの表情で見上げる。
一方の増岡は、
「そうなのかッ? 嬉しいなぁ――ティーちゃん、俺も愛してるよぉ」
その言葉を真に受けて、額を撫でていた手を下腹部にまで伸ばすと、さらに熱のこもった調子で彼女を撫で倒すのであった。
そんな増岡の手の動きに合わせ、俺も徐々にローターの振動を強くしていく。
『キュ、キャウウ、フゥゥン……!』
「あぁ、ティーちゃん……ティーちゃぁんッ」
小刻みに体を震わせ必死に達してしまう感覚に抗うティー。そして俺は、そんな健気な彼女にとどめを刺すべく――中頃にまで上げて
いたローターの強さを、一気に最大にまで跳ね上げた。
その瞬間――
『ッッ? キャ、キャフゥゥンッ……アウゥゥン!』
突然の衝撃についにはティーも絶頂を向かえ――同時に、座り込んだ地べたに失禁をして果てた。
「マジかよぉー? ティーちゃんみたいな可愛い子が、俺のこと好きだなんてなぁ。俺がこの子の担当になりてぇよ」
その後も、恥ずかしさのあまり顔を上げることすら出来ずにいるティーを無遠慮に撫で回すと、増岡は上機嫌で俺達の前を後にした。
そうして改めて二人になり、
「無様だなぁ、ティー。お前は、男なら誰でも良いのか?」
『……クゥゥン』
そんな俺の言葉に反応して、どこか恨めしそうな表情で見上げてくるティー。そんな彼女の表情に、俺は得も言われぬ快感を覚える。
そして俺はまだ誰か来るかも知れぬ所内であるにも拘らず、そんなティーの唇を奪っていた。
『ン、ンンゥ……アフゥンッ』
長く舌を絡ませ、何度も互いの唾液を行き来させ彼女の口唇を味わう。
それから寝室に彼女と戻ると、先程の失禁で汚れた膣を舐め拭い、時が立つのも忘れて俺はティーを愛した。
彼女こそが自分の全てであり、そしてその彼女を苦しめることこそが、今の自分の最上級の悦びと化していた。
次はどう苦しめてやろうか? そしてお前は、どんな声で鳴き、どんな表情を見せてくれるのだろうか? それを知ることこそが、
今の俺の悦び――全てとなっていた。
愛から始まったはずの俺の想いはすでに、雨雲の絡む闇のような深く粘質な狂気へと変わってる。
もはやそれが、彼女に対する愛ゆえに生まれた感情なのか、それとも憎しみから出たものなのかすら、もう判らない。闇夜のごとき
深い欲望が覆い尽くす俺の心は、自分自身ですら見つめることは不可能となっていた。
『キュッ、キャウウゥゥン!』
不意な彼女の声に俺は我に返る。
そして後背位に犯されていた彼女の背にめがけ、俺はありったけの精液をぶちまけた。
GJ
その日――俺はティーを鏡の前に座らせると、背後から抱きしめるように腕を回し、彼女の首元へ真っ赤なリボンを一本巻いた。
「――よし。どうだ、可愛いだろ?」
『ゥワンッ♪』
尋ねる俺に対しティーも嬉しそうに元気な返事を返した。
ティーのさらさらの毛並みに巻かれた真紅リボンの様は、さながらプレゼントの包装を思わせる。そんな自分の姿が嬉しいのか、
ティーは鏡を前に何度も尾を振り、そして振り返っては、様々な角度から着飾った自分を眺めるのだった。
「さぁ、準備が整ったのなら出かけるぞ。今日は特別な所へ行くからな」
ティーの手綱を持つと、俺達は部屋を出る。
そうして揃って歩きながら、
「もう、一年になるんだな」
俺は呟くよう、ティーに語りかけた。
「俺達が出会ってから一年だ。判ってるか、ティー?」
『ワウッ』
「憶えてるか? 初めて出会った時には、こんなに小さかったのにな」
まるで昨日のことのように、その日の出来事が思い出される。
あの日、まだずっと仔犬だったティーは今よりもコロコロとしていて、一見しただけではその犬種が判らないほど体に丸みを帯びて
いた。
それが時が経つにつれ足が伸び、鼻筋が通り、毛並みが整い――今ではこんなに綺麗な姿になった。
「――なぁ、ティー」
そんな昔のことを思い出しながら、俺は自分自身にも尋ねるよう、ある問いを彼女にする。
「俺のこと今でも――これからも愛してくれるか?」
その質問に、思わずティーは歩みを止めた。
肉体関係を持つようになってからというもの、俺達の付き合いは以前の関係とはまったくといって良いほど変わってしまっていた。
時には激しく彼女を傷つけたこともあっただろう。そして俺自身もそれに気付きながらもなお、彼女を傷つけた。
そんな自分達の関係を彼女はどう思うのか? どう――思ってくれているのか?
その問いに応えるよう、
『クフゥン……』
ティーは下ろしていた俺の手の平に鼻頭を押し付けた。
体をすり寄せ、深く撫ぜて欲しいとねだるかのよう、その全身を俺の体に委ねてくれた。
それが答えだった。
そんなティーの答えに俺は膝をついて身を屈ませ、彼女の首根を抱きしめた。
「ありがとな、俺も愛してるよ。見た通りの不器用で、素直にはお前にこの気持ちを示せないかもしれないけど――それでも、愛してる
からな」
『ワゥン……』
しばしそうして彼女を抱きしめ、再び歩み出す。
「今日はいっぱいお前を遊ばせてやる。新しい友達の所へ行くんだ」
俺は自分の住む居住棟のすぐ隣になる建物の一角へと彼女を導いていった。
「お前もきっと、その新しいともだち達を好きになれるよ」
そしてその棟3階の、一番外れの部屋へ俺達は辿り着いた。
「だからお前も目一杯、楽しめよ」
二度の俺のノックに、ドアの向こうから入室を促す声が返る。
そしてドアを開け――
『……? ワフッ?』
目の前に広がった光景にティーは目を見張った。そこには、
「あぁ、待ってたよぉ、ティーちゃぁん」
おおよそ人のものとは思えぬ腹部の贅肉を、別個な生き物の顔相の様に揺らした全裸の増岡と、
「へぇ、その子がティーか? 思ってたよりも可愛いじゃないか」
汚く伸びた長髪と銀縁に、同じく全裸ながらも増岡とは対象的に骨と皮だけの体躯を嬉しそうに揺らす同期の永谷、
「すげぇ。本当にこの子、やっちゃってもいいんですね相原さん?」
そして短く借り上げた茶髪の後輩・三矢――増岡以外は初対面となるそれら男達との対面に彼女は多分に動揺したようであった。
『ク、クゥン……ウウ?』
何度も俺と奴らとを見比べるティーの不安げな様子に、ついに俺も今日の集まりの真相を告げる。
「ここにいる奴らが今日のお前の?お友達?だ。ティー、お前はこいつらとセックスするんだよ」
そんな俺の言葉に、彼女は息を飲み、目を見張った。そんな彼女を、俺はどこか気だるげな視線で見下ろす。
もちろん彼女にとっては納得出来る話ではないだろう。
今日までそのことを知らされることなく、突如こんな場所に連れてこられて、見知らぬ異性との性交を強要されたのだ。納得する
どころか、彼女には心の準備すら出来てはいない。
「なんだよ、ティーちゃんは今日のパーティーを知らされてないのかよぉ?」
増岡が、俺へと向いていたティーの背中を抱きしめながら訊ねる。
その突然の接触に驚き、身をよじらせるティーだったが、
「ティー、おとなしくしろ」
『ウッ? クゥン……』
俺の恫喝を受け、どこか寂しそうにその身を増岡へと預けた。
「知らせなかったのはわざとだよ。そっちの方が、ティーの反応を楽しんでもらえると思ったからな」
「なんだよ、そういうことか。心憎い演出するじゃねぇか」
一際大きく鼻を鳴らせて満足げな笑みを浮かべると、増岡は頷きながらティーの内腹を弄っていく。そんな動きにティーも助けを
求めるかのような、懇願の視線を俺に向けるが――俺はそれを一瞥に伏す。
「まだ彼女自身、心の準備は出来てないようだが、遊んでいるうちにそれもほぐれるだろう。――遠慮なく始めてくれ」
『ワ、ワウッ』
そんな俺の言葉にいよいよ以てティーは、怯えた視線とそして困惑の声を上げる。しかし俺は――
「ティー、俺の言うことが聞けないのか?」
彼女のそんな態度を一蹴した。
その言葉と、そして威圧する視線にティーの表情も驚愕のままに凍りつく。
「言うことを聞け、やることはいつもと何も変わらない。人数が増えるだけだ」
『クゥ……』
「俺に恥をかかせるな。俺の言うことが聞けないというのなら――『俺を愛してる』と誓ったお前の気持ちもウソだったのか?」
『…………』
掛けられる俺の言葉と視線に――やがてはティーも、その鼻先を項垂れた。
そしてその様子に完全にティーが覚悟を決めたことを確認すると、
「待たせたな、始めてくれ」
俺は控える永谷達に声を掛け、歓喜の声を上げて彼女に群がる奴等を尻目に、傍らのイスへと腰掛けた。
目の前ではさっそく、許しを得た増岡達の宴が始まった。
「さぁ、ティーちゃん……判るよね? コレをどうしたら良いのか」
恥ずかしげもなく、死んだ爬虫類のような亀頭をティーの前にぶら下げてみせる増岡。言うまでも無く、口での奉仕を強要している
であろうその様子に、ティーも瞳だけ動かして俺の様子を伺う。
しかしながら、それに対しても表情ひとつ変えぬ俺の視線に――やがてはティーも全てを諦め、恐る恐る増岡の先端へ舌を這わせた。
やがてはそれを口に含むティーの内頬の粘膜に、増岡はくすぐられるかのような声を上げる。
「あぁ~、んぁぁ~、ティーちゃん上手だねぇ。予想以上だよぉ」
「増岡さん、ズルイっすよ。俺にも口くださいよ」
ティーの奉仕に忘我する増岡の隣に立ち並んで、今度は三矢が彼女の前に己が茎を突き出した。
その行動を受け、ティーは一旦増岡のものから口を離し、今度は三矢の陰茎をくわえ込む。
そうして三矢と増岡――交互に行われるティーの奉仕に、二人はそろって感嘆の声を上げる。
そんな二人をよそに、
「フェラチオなんて、人間の女にだって出来るだろ」
一人残されていた永谷はティーの背後へと回る。
そしておもむろに彼女の尻尾を握り締めたかと思うと、
『ワッ、キャウウ?』
「これこそが、彼女とすることの醍醐味じゃないのか?」
しなやかなその尻尾を己の茎に巻きつけ、さながら手淫の如くしごき始めた。
「ふぉぉ、この滑るような質感……たまらんッ」
「へぇー、いいなぁソレも」
そんな永谷の行為に気を取られた三矢の隙を突いて、
「へへ、お口いただきッ」
増岡はティーの後ろ頭を両手で掻い繰ると、もう三矢に渡すまじと、己の陰茎を深々と彼女の喉奥までねじ込んだ。
『グ、ウッ……キュウゥ……!』
「あぁ、ひどいッスよ増岡さん! そんな大人気ない」
「ははは、ボーっとしてるお前が悪いんだよ。こういうのは先に見つけたもんの勝ちなの」
二人とも彼女の息苦しそうな様子に、気遣いを見せる様子は微塵も無い。
「なんだよ、他に楽しめる場所なんてないじゃん。ティーちゃんには両手が無いんだからさぁ……」
そうして、彼女の喉を犯すよう腰を振り始める増岡と手淫に余念の無い永谷を前に、三矢も懸命に己が欲望を満たせる箇所をティーに
探す。
やがて、
「ん? あ、コレ使えるかも」
何を思いついたのか、三矢は長く垂れたティーの耳を摘みあげる。そしてそれを自分の茎に巻きつけたかと思うと――
『ッ? キャ、キャウウゥ!』
永谷よろしくに、その耳朶で作った筒にて己が茎をしごき始めた。
「ああん。ダメでしょ、おくち放しちゃ」
しかし、そんなティーの頭を押さえつけ、すぐに増岡は吐き出された茎をねじ込む。
そうして口に耳に尻尾にと、三者三様の欲望の捌け口にされて必死に耐えるティー。やがてその行為の中で、
「あ、あぁ~……ティーちゃんイクよぉ? あぁ、いくぅ……!」
まず、ティーの口を犯していた増岡が果てた。
『ンムッ。ン、ンン、ンン~!』
おそらくは今日の為、溜めに溜め込んできたのであろう。溢れんばかりのその精液の本流を喉に受け、ティーは何度も咳き込んだ。
しかし、
「はぁ~……んぅぅ~」
依然として喉奥に茎をねじ込んだまま頭を固定された状態に、ティーの咳は行き場を失って何度も喉の奥を往復する。そして口中に
留めていた増岡の精液とそれが絡まった瞬間、
『ブフ、ブフッ……ンブゥッ』
圧に押された精液は呼吸器官に入り込み、ティーの両鼻から大量に逆流した。
「うわぁ、鼻からって……増岡さん、出しすぎですよ」
鼻腔から鼻堤燈のよう精液で泡を吹き出すティーの様に、三矢は目を見張ってそれに見入る。
「あんなに……あんなに口や鼻の中に出して……ッ」
そんなティーの精液に汚れた顔に三矢の呼吸と手の動きも速度を増す。そして、
「俺も……俺も、ティーちゃんの中にッ――うぅ!」
『ッ? キュ、キャウウゥゥン!』
ついに迎えた射精の瞬間、三矢はティーの耳かいに亀頭を押し付け、その外耳道の中へ――耳の奥底へと精を放った。
『キャウゥ、キャウゥゥウウウ!』
今までに体験したことも無い、耳鼻に通じる穴への射精そして精液の逆流に、ティーは押さえつけられている体を捩ってもんどり
うった。
「ふ……ははは。そんなに、そんなに耳に出されたのが嬉しいのか?」
彼女の尻尾にて行為を行っていた永谷が、そんなティーへと呟くように語りかける。
「ならば、私もくれてやろう。もう片方の耳にッ――うッ!」
そして限界を向かえた永谷もまた、握り締めていた尻尾を解放して、三矢が犯した耳とは違う左耳に亀頭をあてがうと――その中へ
目掛け射精を果たした。
両耳が精液で満たさる感触にティーは痙攣するように震える。そして鼓膜が濡れることによって起こる三半規管の変調に、ついには
耐え切れなくなって――ティーはその場に倒れこんでしまった。
「んふ、んふふッ。ティーちゃんもイッてくれたみたいだね」
「何を言ってるんだ、お前は。彼女はまだ、前戯も何も受けてはいないだろ」
射精の余韻から、いつも以上に身勝手で頭の悪い物言いをする増岡と永谷のやり取りに、何が可笑しいのか三矢も同調して笑い出す。
「でもティーちゃんには無理させちゃいましたね。――今度は、俺達がティーちゃんを気持ち良くさせてあげましょうよ」
そんな三矢の言葉に頷くと、増谷はティーの後ろに座り込んで、背後から彼女を抱き起こす。
そしてその後ろ足左右をそれぞれ手に取ると、
「じゃあ、お待たせ~。ご開帳~」
増谷はあられもなくティーの内股を、三矢・永谷双方の前に曝け出した。
失禁と愛液で、肛門までをもしとどに濡らしたティーの膣。強引に奉仕を強制されつつもなお、その後に行われるであろう性交を
予期した肉体は、彼女の意思とは裏腹にその受け入れを整えていたのだ。
「うわぁ、グショグショじゃないですか。――コレ、俺舐めちゃってもいいですか」
食い入るようにそんな膣の様子に見入っていた三矢が、増岡・永谷両名に確認を取る。
「俺は構わんよ。――その行為ばかりは、人間相手でも理解できんからな」
「俺もOKだぜ。っていうか三矢ぁ、お前コレが一番楽しみだったんだろ?」
そうして二人の許しを貰い――
「へへ……いただきまーす」
三矢はその蒸れた肉厚の狭間へと唇を埋めた。
『キュ、キャウウンッ』
肉膣の器の中に満ちた愛液と尿とを、これ以上に無く大きな音を立てて啜り取る三矢のクンニリングスに、ティーは意に反して来る
快感と羞恥に押し殺した声を上げる。
その胸中に満ちているものは、この状況に際しても三矢の愛撫を敏感に感じ取ってしまう自分への戸惑いと、そして俺への罪悪感なの
だろう。案の定ふと巡らせた視線が俺と合うと、彼女は実に悩ましげで、それでいて悲しげな声を上げるのだった。
一方、食するかのようティーの下半身にしゃぶりついていた三矢は、膣のみならずしまいにはその舌先を肛門にまで伸ばしていた。
『ク、クゥ……キュウウン』
三矢の舌先は、肛門(そこ)が本来ならば排泄器官であるにも関わらず執拗に舐る。より掘り進もうと舌先を硬くして出口を舐め解し、
さらには花のよう浮き上がってきた直腸の内壁を唇全体で強く吸い上げた。
『ンッ、ンゥッ、クゥッ』
ティーの声にも変化が現れた。
今までの快感に『戸惑っていた』声ではなく、それは明らかに絶頂を迎えんとする感覚を抑えてのものであった。
この俺との行為の中においても、俺は彼女への肛門調教は何度持行ってきていた。腸内洗浄は元より、拡張に続き、そしてアナル
ファックに到るまで、彼女はそのことごとくに快感を感じられるよう俺に開発されているのだ。
故に今の三矢の執拗なクンニリングスに対しても、体は意に反して反応してしまうのであった。
そしてそんな体は、ついに彼女の意思の鎖から解放される。
『キャ、キャウウゥン!』
三矢の舌先が一旦離れ、その弛みきった肛門に人差し指をねじ込まれた瞬間――奥部の内壁を直接なぞられる感触に、ティーの体は
跳ね上がった。
もはや限界は近い。
そこから一定のリズムを持って出し入れされる三矢の指の動きに、そんな彼女の感覚はさらにオルガスムスに向けて加速していく。
そして人差し指一本で行われていた前戯が中指を加えた二本になり、半ば強引にそれらを根元まで押し込まれたその瞬間――
『クゥッ――キャアァァァァンン……!』
その細い鼻先をのけぞらせ、彼女はついに絶頂を迎えてしまった。
快感から来る自律神経の失調に伴い、恥ずかしげもなく失禁をして果てるティー。ついに彼女は、俺以外の男の手によって絶頂へと
導かれてしまった。
「あぁ、もったいない。オシッコこんなに出して」
そんな目の前で噴出すティーの尿それを、その尿道に直接口を当てて三矢は飲み干す。
「マジかよ? よく出来るなお前。永谷じゃないけど、俺でもそればっかりは無理だ。汚ぇ」
「汚いどころか、全然キレイでしたよ。相原さん、もしかしてティーちゃんのオマンコ洗っちゃった?」
「……あぁ。前もってトイレと洗体は済ませてある」
答える俺に対し、三矢は残念そうに鼻を鳴らした。
「なーんだ。俺、汚いままでも良かったのに。ティーちゃんのマンカス食べたかったなぁ」
「お前は良くても、私達はかなわんよ」
そんな三矢を押しのけて永谷が前へと出る。
「じゃ、いよいよお楽しみといきますか?」
その永谷の動きに、増岡も喜色満面にティーを持ち上げた。
僅かではあるが場の雰囲気に変化が現れる。そんな、空気の変わった様子にティーも意識を取り戻し、首を持ち上げる。
視界には、先ほどの姿勢のまま開かれた自分の体が見えた。そして目の前で、しとどに濡れた己の膣口に、永谷がその亀頭の先端を
あてがっている光景を確認し――
『キ、キャウッ! キャウウンッ!』
ティーは犯されようとしていた状況を察すると、必死に身をよじり、抱きかかえていた増岡の手を振りほどいた。
「あッ! こら、ティーちゃん!」
そうして俺の元まで走るとその椅子の下に潜り、ティーは助けを懇願するかのようなか細い声を上げた。
「ちょっとぉ、これから本番なのに何だよぉ」
背後に隠れるティーを覗き込むかのよう俺の前に立って声を掛けてくる増岡。
「ティー、出て来るんだ。言うことが聞けないのか」
それに後ろ押された訳でもないが、主催者の手前彼女を呼び、前へ出てくるよう俺も促す。
しかしそれでも彼女が俺達の言うことを聞くことはなかった。
瞳をきつく閉じて耳を倒し、どうにか部屋の中央まで引きずり出してもティーは、腹這いに姿勢を保ったまま立ち上がることなかった。
命令とはいえ、ティーは人間と変わらぬ心と知能を持った少女であるのだ。いかに俺からの命令とは言え、見ず知らずの異性と契る
ことへの違和感――嫌悪を彼女は拭いきれなかったのである。
もっとも単(ひとえ)にそれも、誰でもない想い人である俺の前で『犯されてしまう』ということが、何よりもの障害になっているの
ではあろうが。
か細く声を上げる彼女の胸中に満ちるものは、この場からの救いである。そのことを訴えてくるかのよう、彼女はその潤んだ瞳で何度も
俺へと目配せをしてくるのだった。
しかしそんな俺とティーの視線を遮るように、
「どうしても動かないか?」
彼女と俺の前に永谷が歩み出す。
奴にしてみれば、直前においてお預けをくってしまっている手前、なおさら行為が遂行できない現状には不満があるはずだ。
「どーすんだよ、これからぁ? ここまできて終りってのはねぇぞ?」
「そーッスよ。俺だって今日の溜めに一週間も溜めてきてるってのに」
当然のことのよう不満を訴えてくる二人。それを受け、俺も再び彼女を説得すべく言葉を掛けようとしたその時であった。
「今日は、『何をしてもOK』だったな?」
鹿爪らしく永谷はそんなことを尋ねてきた。
「あぁ。ある程度のことは目をつぶるつもりだが」
その意図が汲み取れぬまま返事を帰す俺を前に、永谷はどこから持ち出したのか小振りの注射器を一本、目の前に掲げる。
「お、おい――」
そしてその正体を問うよりも早く器内の空気を搾り出すと、永谷は手馴れた様子でティーの襟首をつまみ上げ――持ち上げたその皮下に
何か薬液を注射した。
その一瞬、針の刺さる瞬間的な痛みに驚いてティーは両肩を跳ね上がらせる。
「な、何を打ったんですか?」
永谷のあまりに唐突な行動に、三矢もおずおずとその内容物を尋ねた。
そんな問いに永谷も注射器をケースへと戻しながら、
「LSDだ。リラックスしてもらおうと思ってね」
いつもと変わらぬ憮然とした表情で答えてみせる。
「LSDって覚醒剤でしょ? ヤバくないッスか、クスリなんて」
「一度くらいの注入なら問題はないさ。今日の為に純度は上げてあるが、人間で24時間――彼女が犬であることを考慮しても、27時間
前後で元に戻るだろう。それに――」
三矢へと語りながら永谷は俺に一瞥くれる。
「飼い主の了解は得ているんだ。何ら問題は無いだろう?」
その時ヤツは、今回の集まりにおいて初めて笑みを見せた。
三白眼を、さも愉快そうな半月の笑みに作り出すその表情は――もはや人間のそれではなかった。
否、それは永谷に限ったことではない。
弛んだ水風船のような肢体を波打たせる増岡も、割れた笛の音のような甲高い声を上げる三矢の笑い声ももはや、人間のモノではなく
なっていた。
そしてもちろん――それら怪物達の兇状を黙って見守る俺とて同じくに。
もはやこの場所に、『人間』などは一人としていなくなってしまっていた。
「あれれ? すっかり大人しくなっちゃったッスね、ティーちゃん」
先程までの抵抗がウソのよう脱力し、不規則な呼吸と小刻みにまぶたを痙攣させるティー。
薬が効き始めてきたのか伏せるよう鼻頭を地に寝かせていたティーの頭を、三矢は両頬に手を添えるようにして持ち上げる。
「瞳孔も開いているな。もう大丈夫だろう」
そんな彼女の表情を覗き込みながら永谷も頷く。
「本当ですか? ティーちゃーん、聞こえるー? もうエッチしてもいいでちゅかー?」
そうして三矢の言葉に、
『ン……クフゥン』
初めてティーは、この男供に応えた。
今までの奉仕を強要されていた時の物とは違う、気怠げで艶やかな声の音(ね)――俺との性交渉の際に上げるものと、まったく同じ声を
以てティーは三矢に応えていた。
「うは、大丈夫そうですよッ。それにしても色っぽいなぁ、ティーちゃん」
「LSDには幻覚作用もあるって言うからなぁ。もしかしたら、お前のこと相原と間違えてるかもしれないぞぉ」
「マジッすか? ほらほら、ティー。俺だぞ~、相原だぞ~」
増岡の言葉を真に受けてか、三矢は俺の真似事をしているつもりでティーの唇を奪う。その様に増岡と永谷も失笑を禁じえない。
しかしそんな三矢の行為に、
『ク、クゥ……ン、ンンッ』
ティーは応えた。
己から身を乗り出し、積極的に三矢と舌を絡ませるキスを展開する。
「ん~、ぷはッ。すげーッスよ。ティーちゃん本当に俺のこと相原さんだと思ってるみたいです」
「あぁ。いよいよ面白くなってきたな」
そんな彼女の様子に三人の笑みも、ティーの痴態を嘲笑うものから、蹂躙を楽しむものへと変わっていく。
以前夢見心地な様子のティーの前へ永谷は出ると、増岡に言い付けて腰砕けたその体を持ち上げさせる。
そして彼女の体の下にもぐりこみ、壊れた蛇口のよう愛液を滴らせるその膣口に亀頭を当てがうと、
「あぁ、いよいよひとつになれるぞ、ティー」
持ち上げる増岡へと目配せをし、徐々に彼女の体を下ろさせていった。
『ア、 アウゥ……キュウゥッ』
ゆっくりと膣にその先端が埋まり、内部の肉壁が陰茎によって押し広げられていく感触にティーも震えた声を上げた。
そして増岡の手を離れ、騎乗位に永谷の陰茎を根元まで迎え入れた瞬間――
『アウ、キャァァァンッ!』
ティーはいとも簡単に達して、永谷の腰の上に潮を噴きまいた。
「すっげ~。ティーちゃん、イキまくりだぁ」
「永谷さん、感じはどうッスか?」
二人の結合部を食い入るように見つめながら増岡と三矢が同時に声を掛ける。
「人間のものとは内部の感触がまったく違うな。ハハ、段違いだ」
「ほ、本当ですかッ? いいなぁ、早く代わってくださいよ」
「フン、まだ始まったばかりだろう。焦らずとも順番は回ってくるのだから、大人しくしていろ」
言いながら腰を上げ、さらに深く子宮を突き上げる永谷の茎の動きに、
『ンッ? キャン、アウゥン……ッ』
絶頂の余韻から敏感になっていたティーは、背を反らせるよう反応して声を上げる。
「この程度でへたばっていたら、これから先がもたないぞ」
その一突きを皮切りに、永谷の腰は徐々に一定のストロークを保ってティーを突き上げ始める。
『アウ、アウッ……キャウッ』
当然の話ではあるが、いかに中型犬とは言えティーと俺達人間とでは根本的な体の造りが違っている。
生殖器(ペニス)にしても、本来ならば先細りで、全長にしても5センチ前後しかない同族のものと比べ、人間である永谷のものはおおよそで
15センチ――実に10センチ近くもサイズの合わない性器をティーは受け入れているのだ。
ゆえに永谷の茎は限界を越えてティーの小さな膣を満たし、さらにそこから動くにいたっては、一突きごとにそこの子宮を叩いては彼女を
責め立てるのであった。
「すごい……こいつは凄いぞ。ハハ、これを一度知ってしまったら、人間の女なんて生温くて抱けなくなってしまうな。ハハハ!」
『キャウン、キャウン、ギャウゥッ』
我を忘れてティーを突き上げる永谷。
そんな様子に三矢も怒張した己の茎を、射精しない程度にしごきながら呟いてみせる。
「何かないかな――早く終わらせる方法が。俺が気持ち良くなれる方法が」
そうして依然勃起した茎を握り締めたまま、ティーの背後に回りこんだその時であった。
「ん? そうだ、ココは使えないかな」
二人の接合をその背後から望んだ三矢はあることを思いつく。
「永谷さん、ちょっと。ちょっと動き止めてください」
同時に永谷へと行為の中断を申し出る。
急な静止を受け、当然のよう不満げな視線を向けてくる永谷に、
「俺、面白いこと思いついたんですよ。それを試してみたくて」
三矢も愛想笑いを浮かべながら、荒い呼吸で両肩を上下させるティーの上に乗り上げる。
「面白こと、だと?」
訝しがる様子の永谷をよそに三矢はティーの尻尾を持ち上げる。スカートの裾でも上げるよう尻尾をめくったその根元には――ヒクヒクと
収縮を繰り返すティーの肛門が露となっていた。
「三矢、お前マジか?」
そんな後輩の行動を見守っていた増岡はその思惑を悟り、感嘆とも唖然ともつかない声を上げる。
「あ、気付いちゃいました? やろうとしてること。――でも、マジッすよ」
そうして先の愛撫によって、すっかり内部の肉壁が盛り上がってしまった肛門へと三矢は亀頭の先端を当てがう。その段に到り、ようやく
永谷も三矢の思惑に気付く。
「三矢、お前アナルを試そうとしているのか?」
「へへ、ご名答ー。二穴挿し、やってみましょうよ」
イタズラのばれた悪童のよう悪びれるもなく笑ってみせると、いよいよ三矢はティーの肛門へと亀頭をねじ込み始めた。
その感触に、
『クゥ? クァッ! キャウッ、キャウウウッ!』
その、直腸から来る内臓を押し上げんとするかのような圧迫感に、ティーは低く押し殺した叫(こえ)を上げた。
溢れたカウパー線液が潤滑液となって、押し込む三矢の茎はどんどんその全体をティーの中へと埋めていった。
「くはぁッ……すげぇ!」
「ぬぅ、膣(こっち)にも伝わってくるな」
『キャウゥ、ギャウゥゥゥンンッ!』
痛みと苦しみを訴えるティーの悲痛な叫びが部屋に響き渡る。しかしもはや、それを聞き入れてくれる人間などここにはいない。叫ぶほどに
むしろそれは、オス達を喜ばせ興奮させるだけなのだ。
「ふぅ~、すげー。けっこう入っちゃうもんですね、犬アナル」
「まったく無理をしてくれる。見てみろティーを。すっかりへばってしまったではないか」
永谷に言われて、三矢と増岡も項垂れたティーの顔を覗きこむ。
依然小刻みに痙攣を続ける体と、上を向いて白目を剥いた眼球。歯の間からは伸びた舌はベロリと垂れ下がり、口角の端には白い泡の粒が
溜まっていた。
「どうやら今ので気絶してしまったようだぞ。どうするんだ、このまま起きなかったら?」
「そ、そうだそうだ! どうすんだよぉ! 俺なんてまだ、口以外にどこの穴にも入れてないんだぞ」
永谷と増岡両名から批難の的とされる三矢。しかしそれら先輩達の言葉にもまったく動じることなく、
「あぁ~……まぁまぁ。慌てないでくださいよ、ふたりとも」
三矢は茎に感じる直腸の粘膜を味わいながら、余裕を見せ付けるよう二人を宥める。
「別に死んじゃった訳じゃないんだから、気にせずやっちゃえばいいんですよ。それに目を覚まさせたいっていうんなら、すぐに起こしますよ」
「起こすって、どうするつもりだよ?」
「知りたいッスか? へへ、それじゃあ」
訊ねてくる増岡に応えながら腰を浮かすと、三矢は埋めていた茎をゆっくりと引き抜き始めた。
『……ンッ、ンゥ……』
その動きに反応してか、引き抜かれる茎が肛門の淵を捲るたび、ティーも無意識に声を漏らし、痙攣を強くさせる。
やがて、亀頭ひとつだけが直腸の中に埋まっている状態まで引き抜くと、三矢は動きを止めた。
「じゃあ王子様が、ケツ穴キッスで起こしてあげますねー」
そしてその状態から、
「ティー姫様ぁ。そろそろ起きて、く・だ・さ・い――なッと♪」
丸々抜き出していた陰茎を再び根元まで、一気に直腸へと突き込んだ瞬間――下腹部に直撃したその衝撃と激痛(いたみ)に、ティーの意識は
一気に覚醒まで引き上げられた。
『クゥゥッ!? ギャン、ギャウウウンッ!』
「ほーら、起きた起きたーッ。あははー」
その勢いに乗ったまま、止まることなくティーの肛門を責め立て始める三矢に一同はため息をつく。
「まったく、やっぱり無茶をしてくれる。それで腸壁を損傷させては、それはそれで行為が続けられなくなってしまうんだぞ」
言いながら永谷も腰を突き上げる。
『ン、ンンン――ッ!』
同時に突き上げられる二人の亀頭が深部へと打ち込まれるたび、直腸と膣の内壁を突き破られんとするその痛みにティーは声にならぬ声を
上げて泣き叫んだ。
元よりティーの肛門はすでに、一般男性器の出入りには支障がないほどの拡張がなされている。故にその括約筋ではどんなに力を込めようとも
三矢の陰茎をひり出すことは叶わず、むしろそうしようと力を込めれば込めるほどに、収縮する直腸の動きは茎を締め上げて、より一層の快感と
挿入の意欲を相手に喚起させてしまうのだ。
そして問題は直腸だけにとどまらない。
その下には永谷がいる。
直腸と膣――この二つの異なった刺激を交互に受けることによって、ティーは先程のように気絶することができない状況に陥っているのだ。
まるで感覚の違うこの二箇所の責めは、直腸の痛みで失神しそうになる時には子宮への圧迫感が――子宮への責めの苦しみで果てそうになる時には
直腸の激痛が覚醒を促し、いつまでもティーを地獄の責め苦から解放しないでいるのであった。
「な、なんだよぉ。お前らだけで楽しんでよぉー」
そんな、夢中になってティーの体を貪る二人を前に、静観に徹していた増岡も抗議の声を上げる。
「ならばお前も楽しんだらいいんだ。まだ口が残ってるだろ?」
その声を聞きとめて、永谷もティーの下から増岡を窺い見る。
「へへ。さっき、『こーいうのは先に見つけたもん勝ち』って言ったのは増岡さんじゃないッスか」
「ッ……なんだよぉ、なんだよそれぇ!」
どこか挑発的な二人の言葉に踊らされて憤る全裸の増岡は、醜悪の一言に尽きる。
「チクショウ、わかったよ! 口でやってやるよ……もうどうなっても知らねぇからな!」
やがて散々憤慨した挙句、増岡は半ば逆上気味にティーの前へ立ち、その頭を両手でワシ掴んだ。
「もう知らねぇからな! この犬がぶっ壊れても、俺を怒らせたお前らが悪いんだからな!」
いいながら増岡は、怒りに比例するかのよう怒張した陰茎をティーの口中へとねじ込む。
そして、
「ハハハ、ヤれるもんならヤっちゃってくださいよ。どっちがティーちゃんをぶっ壊せるか勝負しましょうよ」
「フフ……お前にそれだけの甲斐性があるのならな」
そんな二人の決定的ともいえるセリフと、
『グ……グゥウウン』
さらには恐怖から見上げてくるティーの怯えた視線を受けて――
「なんだよ、テメーら……なんだよ、その目は……なめやがって、このメス犬が! テメーの喉マンコ、突き潰してやる!!」
増岡の未発達な前頭前野は限界を向かえる。そしてそこから怒りに任せて打ち出す茎の先端は、容赦なくティーの喉を打ちつけ始めた。
増岡・三矢・永谷――三人が互いの言葉・存在によって発奮し、そしてティーへとその感情を還元する行為はもはや、性交渉ではないただの
集団暴行(リンチ)と化していた。
「どうだ、気持ちいいか? 『気持ちいいです』って言ってみろッ、天才犬なんだろ!?」
無遠慮に永谷が茎を打ち付ける膣からは、いつしかおびただしい出血が見て取れた。
三矢が容赦無しに突き抜いた事で機能のマヒした直腸からは、逆流した排泄物が、茎が引き抜かれるたびに空気の弾ける音とともに床へと撒き
散らかされる。
「オラ、死ね! 死ね、このクソ犬が! 死ね! 死ね死ねッ、死ねぇ!!」
そして無慈悲に増岡に貫かれる喉は、その亀頭の先端に口蓋垂を刺激されることによって、ティーに激しい嘔吐を催させる。しかし込み上がって
きた吐瀉物が口中に満ちても、増岡は動きを止めない。そうして出入りする茎によって口中から行き場を失った吐瀉物は気管を満たし、やがては
鼻から激しく逆流してティーの呼吸口すらをも塞いだ。
暴力と鮮血、吐瀉と排泄、そして精液――それらが満ちるこの空間にはもはや、『生物』の姿などは無かった。
繁殖を目的とするでもなく肉欲を求め、捕食を目的とするでもなく殺戮を求めるそこに有るのは、ただ『己の欲望』それだけ。
思いのままに犯し、そして殺す彼らの存在意義など、この空間には――否、地球上には無い。在ってはならない。
そしてそれは『愛』などという勘違いも甚だしい、最も愚かしい人間のエゴを笠にして、ティーにこの怪物供の相手をさせてしまっっている俺の
存在とて例外ではないのだ。
やがて、そんな地獄にも終末を予期させる変化が現れる。
「うむ……ん、んん」
永谷がうめきを漏らした。
それと共に腰の動きにも、スピードではない忙(せわ)しさが増す。
そしてそれは永谷だけに留まらなかった。
時同じくして三矢にも、さらには増岡にも同様の変化が見て取れた。
もはや三人の絶頂が近いのだ。射精を予期した体は、その全神経を快楽を感じ取ることだけに集中させている。
「んぅ~、んぅ~……イク、イキそう。ティーちゃん、イクよぉ……イクよぉ!」
ラストスパートをかけるべく、三矢は腰の動きをさらに早める。一秒でも早く射精の快感を得ようと、肉体と意識とを同調させようと体に鞭を打つ。
「うおー、クソーッ! イク! 犬ごときにイカされる! クソッ、死ね! 死ね、死ね、死ねぇッ! 俺がイクよりも、テメーが先に死ねぇーッ!!」
それは増岡もまた同様であった。
今まで以上に強く、そして悪意を込めて打ち付けられる腰に弾かれ、ティーの鼻頭は殴打を受けるのと同じように腫れあがり、鮮血を噴き出させていた。
「くぅ、限界だ……いくぞ、ティー!」
「あぁ~、あぁ~……ああぁ~ッ!」
「クソーッ、クソーっ、クソ――ッ、おッ、おあぁあ……!」
ティーの鼓動のリズムに合わせるかのよう、三人は茎を突き出す。意識がリンクする。――終焉が近づく。
そして止(とど)めになるであろう最後の一突きを三人が同時に、そして最も深くティーの中へと突き込んだ瞬間―――
『ウッ……――ギャアアアアァァァァァァッッ!!』
その断末魔を合図にして――三人は彼女の中へ、ありったけの精を吐き出していた。
「【エロ小説・SS】彼女は、他のどんな人間より美しい雌犬だ・・・」終わり
なんかおもろいやつやらなんやら
な、なんやこれ?
「獣姦スレ」カテゴリの記事
最新記事
過去記事ランダム
この記事を読んだ人へおすすめ
最新記事
過去記事ランダム
名無しくんのそのまんまが出たぐっちょぐちょのコメント書いてけよ!
今週、もっとも多く読まれたアブな記事
名無しくんのそのまんまが出たぐっちょぐちょのコメント書いてけよ!
ななっし 2018年01月06日 01:12:03
雌犬の性器画像は啓蒙高いなー、管理人の性癖の広さは海どころか宇宙レベルなんすかね
カエル 2018年01月06日 05:08:17
素晴らしい・・・
あぶそく上位者 2018年01月08日 03:10:18
獣を求め給え…
しかし文章力高いな。ハッピーエンドで無いことを除けば非の打ち所が無い。表現力に関しては小説のほうが重い表現が出来て良いのかもしれない。
時間がかかるという欠点はあるが。
紳士な名無しさん 2018年01月08日 04:22:45
作者の名前で検索したらこれの続きが出てきたけどハッピーエンドだったよ
あぶそく上位者 2018年01月08日 18:27:25
やったぜ
紳士な名無しさん 2018年02月07日 13:31:29
めちゃくちゃ興奮した
こういうのもっと欲しいな