獣姦だけど、言葉の通じるドラゴン♀が受け。
あっ、サムネは何も関係ないよwwww
アブっぽいやつ寄ってく?
「【エロ小説・SS】ドSなショタ勇者とドMなドラゴン♀の冒険が始まる!【ダブルフィストでどらごんほぉぉぉ!編】」開始
アバンチェスは深くため息ついた。
『うかつであった……』
その首根を再び地へと落とし、誰に言うでもなくバスティアは呟く。
場所は死火山の火口奥底――その地にて今日までの一週間、彼女は身動きもとれずにうずくまっていた。
遠目からは漆黒と見まがわん深い紫紺の流鱗と、稲穂のように光り輝く黄金の体毛を背なへ走らせた四足の
翼竜(ドラゴン)――それが彼女である。
しかしながら斯様に美しき偉容とは裏腹にその実、彼女は『邪竜』としても名高く、この世の生物達からは
恐れられる存在でもあった。
そもそも彼女の名である『バスティア・アバンチェス』とは、『終わり(バスティア)』と『始まり(アバンチ
ェス)』の単語とを組み合わせたものである。
彼女の振る舞いにより破壊が行われ、そしてその荒野からまた、新たに生物や文明が誕生する――といった
経緯を物語っていたものが、いつしかその固有名詞として定着してしまっていた。
本来はそれほどまでの脅威を誇る竜であるのだ。
ならばなぜ、そんな彼女が今こうして動くことすらままならずにうずくまっているのか。ことの発端は一週間
前――らしくもなく嵐の夜に空を翔けたことにあった。
別段理由があったわけではない。ただその日、なにやら暗雲立ち込める夜空に心惹かれた彼女はそこへと飛
び立ち、そして落雷の直撃を首筋に受け、こうしてこの死火山の底へと墜落してしまったのである。
少なからず竜の生態に知識のある者ならば、『彼女の逆鱗に雷が落ちたからだ』とその状況から推測するの
であろう。しかしながらその答えは、当たらずも遠からじといったところだ。
そもそも竜に『逆鱗』などという器官は存在しない。『逆鱗』とはすなわち、竜の『脊髄』の位置を示した
ものであるのだ。
いかに邪竜と神格化される存在とはいえ、彼女も歴とした脊椎動物である。古の冒険譚の中に見られる、か
の『逆鱗を攻撃されて倒される竜』の件(くだり)とはすなわち、『脊髄を攻撃されて、仕留められた』という
ことなのだ。
しかしながらその『逆鱗』――脊髄の正確なポイントとて、そうそうに見分けられるようなものではない。
仮に見極めに成功したとしても、今度はそこらを覆う頑強な鱗の隙間を縫って攻撃を当てなければならないの
だ。
まさにそれを為し得るは『奇跡』としか言いようがない。しかし『奇跡』であるからこそ、その事実は
冒険譚として語り継がれ、さらには今日に『逆鱗』なる単語もまた認知させるに至っているのである。
閑話休題。それゆえに今回の一件は、彼女バスティアにとっても予想だにつかなかったことであった。
先にも述べた彼女の脊椎はそんな鱗にて幾重にも守られている。その鱗それは、数千度におよぶ溶岩の中に
あっても溶けることはないし、また身を覆う体毛は極寒の氷雪の中にあってさえ、彼女を凍えさせることは
ないのだ。だからこそ、そんな無敵の鎧に身を包むがごとき自分が、糸ほどに細い落雷の一撃で数日間もマヒ
してしまう状況など、彼女は微塵として予想もし得なかったのである。
故にただ、バスティアはこの現状にため息をつき続けるばかりであった。
しかしながら、そんなため息の理由は今の身の上を嘆くだけに留まらない。彼女を辟易させているもう
一つの理由――それこそは、
「ステアー、いるー?」
『くッ! 今日も来おったかぁ……糞餓鬼!』
突如として場に響くその声――少年のものと思しき声の音(ね)に、バスティアはあからさまにその表情を
引きつらせ不機嫌なものとさせた。
そうして視線を向けるその先。何処か外部と通じているのであろう洞穴のひとつから顔を出したのは――人
間の少年であった。
仔犬のような愛くるしさを覚えさせる。――しかしながら今のバスティアにとってはそんな少年が、何者にも
勝る『天敵』であるのだった。
「おはよ、ステア♪ 怪我の具合はどう?」
水の入った木桶のバケツを両手に下げて走り寄る少年。よたよたとバケツの重みに振り回されながらバステ
ィアの鼻先まで近づくと、少年はその容態を尋ねるように語りかけそして鼻頭をなでる。
『気安く触るなよ、人間風情が! その臓物、ぶちまけられたいかッ?』
それに対してバスティアも怒気を含ませた声で少年を威嚇する。
威嚇するが――
「ふふふ♪ 大きい声も出せるようになってきたね」
そんなバスティアの威嚇に彼女の元気な様子を悟ったのか、むしろ少年はその花のような笑顔をいっそうに
明るくさせるのであった。
『――クソ、なぜ怖気ぬッ?』
そんな少年を前に毒気を抜かれ、脱力に鼻を鳴らすバスティア。
件のここへと墜落した翌日より、まるで少年はここにバスティアが落ちたことを知っていたかのよう、薬や
ら食糧やらを持って訪れているのだった。
それだけならばバスティアとて、こうまでも邪険にすることはなかっただろう。しかしながらこの少年――
そんなバスティアを『介抱』する以外にもひとつ、ここへ来るたびに彼女へ対し『とある行為』を為していく
のであった。
「うんうん、傷はもう全部治ってるみたいだね。なのに、どうして飛べないんだろうね、ステア」
『う、うぅ……』
ひとしきりバスティアの体を清拭すると、少年はわずかに瞳を細めたその視線を彼女へと送る。
笑っているとも、はたまた獲物を狙う肉食獣が目蓋を引絞っているとも見えるその視線――どこかサディス
ティックなそれに宛てられて、バスティアはただうめきを漏らすことしかできない。
これから自分へと行われようとしていることに――この少年がここへ通い始めてから今日にいたるまで欠か
さず行ってきた『その行為』を想像して、バスティアはただ恐怖とも不安ともつかない何とも曖昧な感覚に
胸を苦しくさせられる。
「ステア……」
やがて少年は熱のこもった声で彼女の名を呼ぶと、そっとバスティアの鼻先へと口づけをした。
それが始まりであった。
そこから少年の唇は、小魚がついばむよう幾重にも愛しげにバスティアの横顔を愛撫して進んでいく。
『や、やめろぉ……こそばゆいでは、ないかッ』
徐々に口角へと近づきつつあるそんな少年の唇にバスティアも上擦った声を上げて抵抗する。しかし、
「ん~♪」
『あ、んむ。ん、ん……』
それも虚しく、そこへとたどり着いた少年の舌先はバスティアの牙の間から侵入し、チロチロと彼女の舌先
を舐り撫ぜる。ヌルヌルと舌同士の粘膜が絡み合う感覚に、バスティアの意識はとたんに霧散して、ただその
行為のみを感じ取ることに集中して忘我の極みに達する。
そう。この少年が彼女との邂逅の際に欠かさず行う行為――それこそは彼女に、『性的に玩弄する』ことそ
れであった。
いちばん最初の出会いを果たしたその時から、少年は積極的に彼女を責め立てていた。
それこそ最初の頃は激しく声を荒げて抵抗したバスティアであったが、その行為が3回目になる頃、彼女の
中にも変化が現れた。
そもそも彼女の存在とは、何人にも干渉されることのない『絶対の存在』である。言うなれば、この世界に
おける食物連鎖の頂点に居る存在といっても過言ではない。
しかしそれ故に、こと『蹂躙』されることに対しては弱くもあった。
今まで犯されたことのなかった彼女は、それに対する抵抗や身の処し方というものを全く知らない。故にた
だ為されるがままに受け入れ、そして犯される――そんな免疫の無いバスティアが落ちるのは早かった。
四回目にして彼女は歓喜の声を揚げ、そして昨日のこととなる六回目には少年の名を何度も呼び、そして
絶頂を迎えた。
それこそが彼女の苦悩のひとつであった。
そうして犯されて何も考えられなくなっているうちは幸福である彼女も、いざ一人となって我に返る時――
その時の自分自身を振り返り、なんとも言いようのない恥辱と不安に駆られた。
仮にも己自身を『人間よりも上位に位置する』と自負している彼女にとっての現状は――人間如きの手で悦び
を与えられているこの現状は、屈辱以外の何物でもなかった……はずである。しかしバスティアは今、そこ
へ強い悦びを覚えているのだ。
凌辱を通じて彼女の心を行き来する『プライド』と『悦び』――そんな揺れる心にバスティアは、この少年
の手によって自分が変えられてしまうかのような不安を感じ、それに慄くのであった。
ゆえにこの少年が現れるたび、そして顔を合わせるたびに必死に抵抗はするのだ。
今日こそはこの少年を受け入れてしまわぬように――そして今日こそは自分自身を失わぬように。……
しかしひとたび彼に触れられると、それもあっけなく霧散して彼女の中から消えてしまうのであった。
そうしてひとしきりその口内と舌先を弄ばれる頃には、
『テス……テス。もっと、もっと慰めてくれや』
少年・テスのその名を呼んでさらなる愛撫を求める雌に、バスティアは変えられてしまうのだった。
「うふふ、初めて会った時よりもずっと素直になったね。いいよ、好きなだけしてあげる……今日は一晩中、
そばにいてあげるから」
今一度、今度はしっかりと想いを込めてバスティアへテーゼを捧げると、少年の唇は彼女の流線形の体を
緩やかに下って行く。
仰向けにするよう彼女の内腿を外へ押しやると、バスティアはその前面が露になるよう正面のテスへと体を
開く。鱗と体毛に守られた背面とは違い、腹側は高質化した皮膚と強(こわ)い筋肉によって、見るもなだらか
な肉の隆起を形成している。
『あ、あぁ……ッ』
その隆起をついばみながら移動するテスの唇にバスティアは息を押し殺すように詰まった声を上げる。そこ
からくるこそばゆさが得も言えぬ快感となって体を走るのだ。
そしてこれから行われるであろう行為を想像して、彼女の『雌』は如実にその変化を体にも現わせた。
「うわ、もうこんなにおツユが出てきてる。初めての時は『この場所』がどこか判らなかったくらいなのに、
今じゃすぐ判っちゃうね♪」
そう言いながらテスはバスティアの尻尾の付け根――そこへ縦に刻まれた雫の滲むスリットへと押し込むよ
うに人差し指の腹をくいこませた。
そしてそこから、下から上へ弾くかのようにそのスリットの溝をなぞり上げた瞬間、
『ん、んうぅ! くひぃぃ……ッ』
線のように閉じきっていた膣はそこへ、大輪を咲かせるかのよう大陰唇の肉弁を左右へ大きくはみ出させた。
さらにはそんな人差し指に弾かれた最上部には陰茎とも思しき程に発達した陰核(クリトリス)が露出して屹
立する。
「ふふふ、今日もキレイに咲いちゃったね。ステアのおまんこ♪」
そんな露となった膣の眺めへ満足げに微笑むテスと、一方で羞恥心の限界からきつく目頭を閉じて横顔を背
けるバスティア。
『うあんッ……んんん!』
その荒々しい扱いにバスティアは顎をのけ反らせて声を上げる。同時にそんなテスからの刺激に反応して、
惜しげもなく拡げられた膣口からは放尿の如く愛液のしぶきが噴き出すのであった。
「うわぁ、洪水だぁー♪ じゃあ、今日もいっぱいステアのおしっこ飲んであげるね。いっぱいいっぱい出し
てね」
そんな目の前の光景にテスものどを鳴らすと、顔の前面全てを埋めるかのようにしてバスティアの膣口へ舌
を這わせる。
せいぜいその身長1メートルほどのテスに対し、一方のバスティアは体長4メートル超――二人の間には実
に2メートル以上のサイズの違いが見られる。かような体格差があるテスにとってのバスティアの膣とは、大
陰唇を含むその全体に頭が丸々埋まってしまうほどに広く大きい。それゆえにテスの彼女に対する扱いも、
体全体を使った何とも荒々しいものとなるのだ。
「よぉーし、そろそろ腕入れちゃうよ?」
顔の半分を埋めていた肉壁の中から口を放すと、今度は僅かに開きかけたその膣の中へと、
『は、はぐぅ……ッ、う、うぅんん!』
テスは両袖をまくりあげた右拳を深々と埋め込んだ。
膣とはいえ野生の竜の筋質とあっては、その締め付けと弾力も生半なものではない。埋め込んだ拳をその中
で反転させるとさらにテスは肩口に力を込め、その半身を踏み込ませながら彼女の膣内へ右腕丸々を挿入させ
ていくのだった。
肩口いっぱいまで右腕を挿入するとテスの拳の先端は、膣の底ともいうべき子宮の入り口に触れて止まった。
「うわぁ、ステアのおまんこ柔らかくなったね。今日は一番奥まで着いちゃったよ?」
『ん、んう……ん、ん……』
そのことに達成感を感じてか、テスは興奮した様子でそのことを バスティアへと告げる。
しかしながら当のバスティアはそれどころではない。今までにないその深い挿入に息をか細くして、快感と
も苦痛ともつかぬ感覚それへただひたすらに耐えるばかりであった。
「ねぇー、聞いてるのぉ? ステアー」
『あッ、はう……! う、動かすなッ。腹がねじれそうなの、だ……』
「えー? せっかくここまで入ったんだよ? すごいことなんだから、もっと嬉しそうにしてよぉ」
『あッ、あおおぉ……!』
何ともつれないバスティアの反応に、テスも手持ち無沙汰に膣の中の拳をこね回したその時である。
『ん、くふぅぅん……お願い……お願い、だから』
思いもかけずバスティアから漏れたその、苦しみを孕んだ艶やかな声がテスの琴線に触れた。
「ねぇ、苦しいの?」
判りつつも訊ねつつ、テスは膣の拳を反転させる。
『おごッ? んおぉぉ……ッ』
そんな動きに案の上、押し殺した声をあげてその頭をのたうたせるバスティア。
その様子に――テスの幼い笑顔にはこれ以上になく無垢で、さらには残虐な光が宿った。
そして、
「もう、ステアったら……人が訊ねているんだから、ちゃんと答えなきゃだめでしょ!」
『ッ! うぎゃうぅぅ!』
膣の中の拳をわずかに引き抜くと次の瞬間――まるで小突くかのよう、再び突き出した拳の先端でバスティ
アの子宮口を打ちすえた。
その一打に――その苦しみに覚醒され、大きく目を剥いてバスティアは声を上げる。
それが始まりであった。
立って、テスを受け入れる膣口の淵から止め処なく溢れて流れ落ちる。
斯様に激しい愛撫に、当初は下痢の腹痛にも似た苦痛を感じていたバスティアもしかし、
『ん、ん、ん……おぉ、うぅぅッ』
その体は次第に解きほぐされ、やがては順応していく。
テスの拳が子宮を叩くたびに意識は白く飛び、息苦しかった呼吸は胸の鼓動とシンクロして新たなその快感
を、オルガスムスの波に変えてバスティアへと打ち寄せた。
そしてその様子を誰よりも敏感に感じ取るテス。
「ステア、気持ち良くなってきた?」
『あ、あおう、おおうぅぅ……良い、いいッ。もっと、もっと……ッ』
尋ねるテスの声に、バスティアはその鎌首を大きく振り乱して、更なる快感をむさぼろうとその身をよじら
せる。
「本当にステアはエッチになっちゃったね。そんなエッチなドランゴンには、ちゃんと躾してあげなくちゃ」
一方でテスはそんなバスティアの乱れように満足しつつ、さらに彼女を責め立てようと右手のひねりを膣壁
へ大きく巻き込ませる。そして子宮に触れたその最深部にて――テスは閉じていた手のひらを目いっぱいに広
げるのであった。
『ひぐぅッ? ま、待て……広げるな。指先が、さ、刺さる……!』
その内部での変化に目を向くバスティア。しかしながらこの悪太郎の思惑がそんな単純なものであるわけが
ない。
「こんなもんじゃないからね……今日は、邪竜退治をしちゃうんだから」
そして次の瞬間、広げた指々を閉じたその手の平は――その奥に潜むバスティアの子宮口をわし掴んだ。
『んぐッ――、ぎゃああああああぁぁ!』
その感触とそして痛みに、バスティアは声の限りに悲鳴を上げた。
仰向けの体は両膝を跳ね上がらせ、投げ出した四肢は爪を立てて地表を掻き毟る。斯様にしてテスの暴挙か
ら逃れようとのたうつも、
「逃がさないよぉ、ステア」
テスは逃がさない。
壊れた水道管のよう、愛液とも失禁ともつかない勢いで粘液の 噴出す膣に片腕を埋めたまま、内部で二度
三度と子宮口の入り口を握り直すと、いよいよ以ってテスはわし掴んだ子宮それを引きずり出そうと右腕に力
をこめた。
『んぎ、んぎッ、んぎぃぃ……! や、やめ……ッおごおおおぉぉ!』
まさに内臓を引き抜かれんその感触に、もはや声にならない声でもだえるバスティア。しかしながらそんな
痛みと衝撃の中にありながらも――
『お、おおおぅ……んごおおおおぉぉん!』
その荒々しいテスの愛撫に、次第にバスティアは快感を見出していった。
激しく引き抜かれんと子宮口が握りなおされるたびに快感の波が押し寄せ、そしてそれをわし掴んだテスの
右腕が、愛液のぬめり帯びて膣内を行き来するたびに、バスティアは意識を朦朧とさせる。
『おほッ……んふぅう……! もっとぉ……テス、もっと激しく! もっと、もっと……』
「あれあれ、もう慣れちゃった? これじゃおしおきにならないよ。こまった淫乱竜だね、ステアは」
更なる愛撫を求めるバスティアに口ではそういいながらも満足げなテスは、その要求に応えるべく、半身に
開いていた体を彼女の膣に対して正面に整える。
そして、
「じゃあ、本当に壊しちゃうよ? ……いいね?」
すでにその中へ預けていた右腕へ沿わせるように膣口へ左手も添えると――ついにはその両腕をテスはバス
ティアの膣へとねじりこんだ。
右腕一本であった時とは比べ物にならない膣口の広がりに声を上げるバスティア。
「入った入った♪ え~っと、あとは……」
一方のテスも新たに侵入させた左手を右手に合流させると、彼女の子宮口を手探りでさぐる。そしてもとよ
り右手で握り締めていた子宮口の入り口を、さらに左手も添えて握り直すと、
「いっくよ~。せーの、それ!」
『ッッ――――』
両手を以て、渾身の力でバスティアの子宮それを引き出し始めた。
『ぎゃああああッッ! あッ、おッ! おぉ! おごぉんおぉおお!』
その瞬間、生物の上げるものとは思えぬ声でバスティアは吠え猛ける。
「あえぎ声」などという範疇を超え、もはや強く苦しみを孕んだその声の衝撃は、激しく空気を振動させて天
高くに漂う雲すら撃ち払わんとするほどの勢いで辺りに響き渡る。
もはやその声の音(ね)に快感などは聞き出せない。まさにそれを聞いた者は、勇者の手によって退治された
邪竜の断末魔と思うばかりだ。
『ぎ、ぎゃぶッッ! ぐがぐぐぐぐぐぐぐッ、うぐぅ――――ッッ!』
そしてその断末魔はさらに続く。
「この、この! このぉ!」
そんなバスティアの反応などお構い無しに、テスも両手でワシ掴んだ子宮口を引き出し続ける。
ねじり込んだ両腕を何度も往復させる膣口の端には粘液が白く泡となって溜まり、それらも刺激のたびに奥
からあふれ出る新たな愛液で洗い流される。
テスの両腕が大きく引き出されるたびに場にはバスティアの叫(こえ)と、口中で液体を攪拌するかのような
下品な水音とが響き渡る。
そんな狂気の光景の中で、ついにその瞬間は訪れた。
「ん? ……あはは。ついに『見えた』よ、ステア♪」
呟くように語りかけるテスの笑顔がいっそうに輝きを増す。そして膣へと見下ろしていた視線を上げてバス
ティアの顔を望むよう視線を投げると、テスは荒く呼吸を繰り返す彼女へと声を掛けた。
「もうちょっとだね。あともうちょっとで、『全部』表に出ちゃうよ? ほら、ステア」
『……ん?』
そんなテスの興奮した語り口に、震える首根をかろうじて上げてそこを見下ろすバスティア。
「ほらほら、見て。すごいでしょ? ねぇ、すごいでしょ♪」
そしてそこにて確認した光景に――
「え? ……、ひぃ!」
彼女はその顔から血の気を引かせた。
これ以上になく、無垢にその笑顔を輝かせるテスと一方で驚愕に目を剥くバスティア。そんな二人の視線が
見下ろすその先には――テスの両手に握り締められた子宮口の入り口が、チラチラと大陰唇の隙間からその頭
を覗かせているのだった。
『あ、あぁ……こ、壊れる……壊れちゃう……』
その光景を凝視したままバスティアは、そんな己の変化にガチガチと刃のような牙の歯の根を合わせなくさ
せる。
「怖いの? でも、今までステアがしてきた事って、こういうことなんだよ」
そして掛けられるテスの声に――バスティアは雷に打たれたかの ような衝撃を受けた。
「いまさらステアだけが『怖いから』って許されちゃっていいと思う?」
その言葉への反応を楽しむよう加虐的に浴びせられるテスの言葉を前に、バスティアの脳裏には今日まで己
が滅ぼしてきた町や生物達の記憶が次々と蘇る。
だ己の罪業に悔い、そして贖罪を考えあぐね、ただただそれに苦悶するばかりであった。
「妾(わらわ)は……妾はなんと罪深きを……!」
鎌首を小さく振ってさめざめと涙するバスティアを前にテスも大きく鼻を鳴らす。
「本当に反省してる?」
そして掛けられる声に、
『反省しておるッ……反省しています。妾は、どうすれば良いのじゃ……』
そこへすがるかのようバスティアも応える。
そんな彼女を前に、テスは難しく結んでいた口角をとたんに笑みで釣り上げると、
「いいよ、じゃ許してあげる♪」
一際大きく微笑み、涙に濡れるバスティアの横顔を体全体で抱きしめるのであった。
『許される……のか? 妾は、許して貰えるのか? こんなに罪深いのに』
「いいよー。だってやっちゃったモンはしょうがないよね。その代わり、これからは、迷惑かけちゃった人達
にはごめんなさいをして回るんだよ?」
そう慰めてくれるテスを前に、再びバスティアに涙があふれる。今度は罪に慄いていたものではない、感謝と
感心からの涙であった。
『償う! 妾は、これからの先の生を償いに生きよう! 慈愛に生きよう! だからテス、これからも妾から
離れないで。……ずっと貴方のそばで償いの日を送らせてほしい』
見つめてくるバスティアに対するテスの答えは決まっていた。
「オッケー♪ それじゃ、明日からがんばっちゃおうね!」
底抜けに明るく、そしてどこまでも軽い乗りのテスではあるがしかし、そんなテスの明るさが今のバスティ
アにとってどれだけ救いとなっていることか計り知れない。さながら陽の光のようなそれは、心の奥底に蟠る
罪悪感のしこりを優しく解かしてくれるかのようであった。
そんなテスとの邂逅とそして新たな自分の新生に、バスティアは初めて天にそのことを強く感謝した。何者
かに感謝の念を抱いた。
しかし、
「まぁ、それはそれ」
テスの言葉にバスティアは正気に戻される。
「今まで悪いことしてきて、すぐに許されちゃったらいけないと思うんだ」
『――え? だから、それはこれから償うと……』
「もちろんそうだよ? でもさ、ちょっとくらい『ここ』で償ちゃってもいいよね♪」
先程と変らぬテスの笑顔――しかしながらその細めた瞳の奥に 宿る『ある気配』を察知しバスティアは背
筋を寒くさせる。
そしてテスの言う『今の償い』を尋ねるよりも先に、
「せっかく大きくなったんだし、『コレ』で思いっきりお仕置きしちゃうからね。ステア♪」
テスはバスティアの目の前へと、巨大に屹立した自身の陰茎を晒した。
その異様にバスティアは息を飲み、その額から血の気を失わせて いく。
目の前にあるテスの陰茎(ペニス)それ――巨木の根が張るかのよう血管が浮き出し、岩のように亀頭のめく
れ上がったそれは、小柄のテスの体の半身以上あるように見えた。
事実それ以上の大きさである。今しがたまで自分をもだえ狂わせていた彼の両腕二本よりもそれは確実に巨
大で、さらには凶悪なまでの長さを誇っていた。
おおよそ人間(ひと)の大きさではないそれではあるが、そこまでの肥大化を果たしてしまった理由には、ひ
とえにバスティアの体液(愛液)が深く関係をしている。
の絶対数だけが確保されていれば良いのだ。
しかしながらそれは同時に、同族とのエンカウントの低さもまた意味している。つまりはバスティア達種族
は、稀少な出会いの中において生殖の成功率を『絶対』にしなければならず――それゆえに彼女と行為を
共にする雄には、今のテスのような変化が起きる。
竜の雌の体液は、自分に適合できるよう雄の体を『変化させる』機能が備わっているのだ。
老若を問わぬ雄の年齢・生死を問わぬ雄の精力・そして種族を問わぬ雄の精子――と、それらハードルをク
リアすべく雌の体液はまさに、雄の体を改造する。これまた昔話の引用になるが、『竜の生血をすすること
で得られる神通力』もこれを指していたりするのだ。
ともあれ、斯様にしてバスティアに相応しき雄へと変貌を遂げたテス。
そして賢明なるバスティアは、目の前に突き付けられたそれが自分に対してこれからどのように使われよう
としているのかを残酷なまでに理解してしまう。
「じゃ、お仕置きの続きしようっか♪」
言いながらテスも着衣を全て脱いで一糸まとわぬ姿になると、身動きとれぬバスティアの膣前へ、もはや両
手で抱えるほどとなった陰茎それの先端を押し当てる。
裏返され、真紅に充血したその内壁を外へ捲り出された膣と、そしてそこから口をのぞかせる子宮口――そ
んな口の淵を塞ぐように亀頭の尖端を誘導し宛がうと、
『い、厭ぁ……死んでしまう。そんなもので腹を掻き回されたら、死んでしまう……!』
「うん。天国にイカせてあげるね♪」
次の瞬間、正常位の体勢から一気に――テスは自身のペニスを根元までバスティアの膣へと打ちこんだ。
『ッ! ッッ~~~~~ぎゃうううううううううううううッッ!』
力任せにそれがねじ込まれた瞬間、無意識にバスティアは呼吸を止める。そして留めていたそれを一吸い鼻
孔から吸い上げた次の瞬間には、
『ごぉ! ごおぉぉ! うごおおおおおおぉぉぉぉぉぉんんんッッ!』
今までに感じたこともない激痛が腹部で爆発する感触に、バスティアは長大の鎌首を大きくのけぞらせて痙
攣するのであった。
「ふわぁ……あったかぁい。それに痛いくらいキツキツだよぉ、ステア」
声の限りに空を震わせ身悶えるバスティアとは対照的に、一方のテスは今までに感じたのことのないその感
触、快感に呆けて背筋を震わせる。
脱口していた子宮口に宛がい挿入したせいか、テスの亀頭の先端は丸々、バスティアの子宮の中に入り込ん
でしまっているようであった。
そんな根元まで挿入を果たすと、しばしテスは茎全体にて感じられるバスティアの体温に恍惚の表情を浮か
べる。しかしそれも一時のこと――大きく一つため息をつくと今度は短く息を吸いそれを胸に留め、
「それじゃ、動くよ」
テスは大きく腰を引くと、静かにバスティアの膣から己の陰茎を引き抜いていくのであった。
『あ、あおぉ……おおぅ……』
その大きさからぴったりと閉じ合わさり陰茎へ絡みついてくる肉壁――そんな粘膜がゆっくりと引き抜かれ
るその、ぬめりを帯びて擦れる感触にバスティアは細く息を殺して脱力した声を上げる。
まさにそれは快感であった。
じっとりとその腹の最深部で感じられる熱に荒く鼻息を洩らし、軽い絶頂に意識を霞ませたその瞬間――中
頃まで抜かれていたテスの陰茎が再び根元まで打ちこまれる感触に、バスティアは再び目を剥いた。
そしてそれこそが始まりであった。
『んぎッ! んぎうッ! んおおぉぉぉぉぉぉぉッッ!』
「どうステア? 気持ちいいッ? 僕はいいよッ。すごい気持ちいいよ!」
一定の速度を保ちながら、テスはその幼い顔立ちからは想像もつかない腰遣いでバスティアの膣そこを掘り
穿っていく。
挿入時、子宮をも犯すテスの陰茎は痛みしかバスティアには与えなかった。しかしながら数度のストローク
を重ねるうちに、みるみる彼女の体は、そんなテスを受け入れる体(もの)に変化していく。
放屁にも似た、粘液と空気とが入り混じる卑猥な音がまるで、手馴れぬ奏者の下手なラッパのように周囲へ
と打ち鳴らされてこだまする。
しかし何時しか、一突きごとに脳髄へと響く衝撃はその痛みで さえもが快感に変わり、熟れきった雌の肢
体は如実に愛液を滴らせて、その喜びをテスに伝えるのであった。
先にも述べた『雌の体液が雄を変化させる』の理屈は、雄から雌に対しても然りと言える。
雌の体液を受けて変化を果たした雄は、今度は雌へと排卵を誘導すべく、強く女性ホルモンの分泌を己の体
液を通じて促す。
それによってより交配に適した体へと変化させられたバスティアには、膣を通じて行われる行為の全てが――
否、今は知覚できる全ての感覚、その痛みですらもが強い快感となって感じられるのであった。
「あれあれ? ステア、もしかして気持ち良くなってきちゃった?」
依然として責めの動きを続けながら掛けられるテスの言葉に、
『あぐぅ! んくぅ! いい! 気持ち、いい! 気持ちいいーッ!』
すでに未知の快楽に半狂乱となっているバスティアは、すっかり理性をかなぐり捨てた叫(こえ)で応える。
「もー、しょうがないなぁ。またお仕置きにならなくなっちゃった」
そんなバスティアの反応に言葉ではそう言いながらもどこか満足げなテス。
そしてこの悪童はさらなる非道を思いついて、その幼い笑顔をよりいっそう愛くるしいものへとさせる。
やがて一際強く打ちつけ続けてその腰を止めると、大きくため息を突いてしばしテスは動きを止めた。
『な、なんじゃ? 止(や)めないで! 続けてたもれ、テスッ』
そんな行為の中断にバスティアは横たえていた首根を起こすと、テスの横顔を舐めて愛撫し哀願する。
そんなバスティアにテスもまたキスをひとつ返すと、
「まだ終わらないよ。もっともっとステアにはお仕置きしちゃうんだから」
仰向けに開いていた彼女の体を横倒しにして畳むと、ぐるりと右へその巨体を反転させる。
『お、おおぅ……! ね、ねじれるぅ!』
依然として繋がったままの茎の亀頭が、その体位の変換でごろりと子宮内をえぐる感触(痛み)に、バスティア
は強く快感を感じて息を押し殺した。やがては両膝を地へ着き、バスティアはテスへ尻を向かせる体勢にその
体位を変えられると――何度もそこから振り返りはにかんだ様子でテスを見つめ返すのであった。
『こ、これは、犬猫と一緒ではないかッ。厭じゃ、こんな姿は』
言葉の通り後背位(バック)で繋がった体位に顕然と恥じらいの表情を見せるバスティア。しかしテスは、
そんな仕草に改めての彼女の可憐さを再確認し、密かに胸の奥を熱くさせる。
「だからいいんじゃない。だってお仕置きだからね。それに……これだけじゃないんだから」
鹿爪ぶったテスの物言いに、バスティアも不安を隠せない。この笑顔の時のテスは、決まって良からぬこと
を考えているのだ。
そしてその予感はまさに的中する。
後背位のその姿勢から右肩へ担ぐように彼女の尻尾を持ち上げたかと思うと――、
「コッチもめちゃくちゃにしてあげる。たっぷり痛がってね♪」
次の瞬間テスは右手の握りこぶしを、尻尾の付け根ですぼっていたアナルへと打ちこむように挿入した。
『いッ? ――うあぉおおおおおおおぉぉんんッ!』
その感触に、バスティアは地へ額を打ち付けて煩悶する。
肛門そこへの衝撃は『痛み』ではなかった。しかしながら直腸を通じてジワリと肛門に広がる違和感は、先
の痛み以上の嫌悪を彼女へともよおわせる。
それこそは、まさに『排泄感』それであった。
恥辱ともいえるその感覚は、もはや肉体的なダメージ以上に精神的な負担が大きい。
『恥ずかしい……恥ずかしい……あぁッ』
自己を昂ぶらせる快楽の糧へとしていく。
やがてテスの右腕が、手首を越えて肘元近くまで挿入されると、
『うッ、うぅー! うおぅッ!』
そこから来る、膣とはまた違った圧迫感にバスティアは息を殺す。
そしてその右手が侵入を止め、ゆっくりと引き抜かれると、
『お、おおぅッ? うおぅーッ!』
強い排泄感をそこへ感じ、その快感に意識を白くさせた。
そんなピストンが数往復繰り返される頃には――すっかりバスティアは肛虐の虜に調教されてしまっていた。
『おぐうーッ! いい! 肛門が、気持ちいい! 汚わいが、ひり切れずに流れ続けているようじゃ!』
上目に瞳を剥いて、もはや理性のかけらもなく己の快感をテスへと伝えるバスティア。事実、異物の挿入に
よって障害を起こした直腸からはそのピストン毎に撹拌された糞汁が放屁と共に溢れだしている。
「うわわ、もう何でもアリだねステアは。じゃあいいよ、僕も勝手に楽しんじゃうから♪」
そんなバスティアの粗相にもしかし、テスには一向に嫌悪の表情は表れない。今の色情に狂ってしまったバ
スティアもバスティアなら、このテスとて大概だ。
そして語りかけるその言葉を裏付けるかのよう、テスもいよいよ ラストスパートとばかりに彼女への責め
を強くしていく。
今までにない力強さで腰を打ち付ける。
『んあぅ! んあああああああああおおおぉぉぉぉぉ!』
彼女の巨体の上に乗りあがるような形であった正常位とは違い、その両足を地に着けて支点を確保している
今の後背位は、前者以上に力のこもったストロークを実現できる。
体ごとぶつかっていくかのようなそれと、さらには竜の体液で肥大化を果たしたペニスでの責めである。い
かに竜とはいえバスティアも堪ったものではない。
それに加え、肛門へと挿入された右腕もまた先ほど以上の動きと深さを以て彼女の直腸そこをえぐり犯して
いるのだ。
膣と肛門、それら二つの快感に挟みこまれたバスティアの絶頂は もはや時間の問題に思えた。
そして数度目のストロークにテスも陰茎への痛痒感を覚え始めた頃、
「うわぁ……そろそろ、ヤバいかも」
『おう、おぅッ、おうぅッ! は、果てるぅ……死ぬぅ、い、イグぅ!』
バスティアもまた、オルガスムスの前兆を感じ取りその背を震わせた。
そんな彼女の変化は、如実に体へと伝わる。膣は激しく内部で 痙攣を始めたかと思うと、今まで以上の圧
力でテスの陰茎を締め上げる。
「あうッ。い、いたた……痛いよ、ステア」
ゴリゴリとカリ首を削るかのようなその力にテスも声を上げる。
しかし、
『んうぅー! んうぅー! ッッ~~~んうぅーッ!』
もはやバスティアにはそんなテスの声も遠い。
波となって、何度も腹の奥を往復する快感の連続に、すでにバスティアは貪淫にそれを求める『淫らの権化』
と化してしまっている。
そんなバスティアの淫奔さに、テスもこの段に至ってはまともなやり取りができないことを悟り、
「じゃ、先にイカせちゃうよ。ステア!」
ならば自身も共にと、絶頂への到達に向けてラストスパートをかける
一突きごとに、テスを締め付けるバスティアの膣の圧力は強くなっていく。もとより竜と人間と言う、絶対
的なまでの生物としての格差があるのだ。このままでは本当に彼女の力によってその身を潰されかねない。
自分のペニスが潰されてしまうよりも早く、彼女を絶頂へ導こうと、責め突く腰の動きをいっそうに強くさ
せる。
さらにはその右手を納めていた肛門の淵に、指先を立て揃えた左手もまた宛がうと、
『うぎっ? ぎゃううううううううううううううぅぅぅッッ!』
テスは左腕もまたバスティアのアナルへと挿入した。
子宮をえぐる規格外のペニスと、そしてアナルを掘り犯す両腕の暴力に、もはやバスティアは死を思わせる
ほどの強い絶頂を予感する。
『あおッ……お、おうッ、うおあぉ……い、いく……果てる……ッ』
もはや喘ぎ叫ぶ気力すら無くなるほどに、バスティアは最後の絶頂それを感じ取ることに集中していく。
そして、胸の奥にて限界まで収縮された苦しみ・痛み・快感――そしてテスへの想いが花火のよう弾け
飛んだ次の瞬間、
『おぉッ、おおおおぅぅぅぅッ! テスぅ―――――ッッ!』
想い人のその名を叫び、遂にバスティアは最終的な絶頂に達した。
それと同時に激しい失禁が飛沫となってテスに打ち付けられる。
そんな全身に浴びせられる灼熱の飛沫と、さらには茎全体を締め付ける粘膜の熱にテスも、
「あ、あぁ! ステア! ステアぁーッ!」
茎体全体を包み込んでいた痛痒感が頭から体を突き抜けると同時、テスもまた射精した。
今までに体感したことも無いような精液の奔流が茎全体に感じられた。
それらを運ぶ尿道は何倍にも膨らみ上がって、動脈のようにテスの精液それを強くバスティアの子宮へと送
り込む。
「す、すごいぃ……すごいよステアぁ、たくさん……まだ出るよぉ」
『あうぅん……熱いぃ……焼けるぅ……腹の奥が熔けるぅ……!』
そうして一分近くにもわたって、テスは彼女の膣へと欲望の滾りを打ちこみ続けた。
やがては全ての射精が止まり、挿入されるペニスからも血流が引いてようやく肥大化が落ち着いてくると――
テスはその根基に両手を添えて、ゆっくりとバスティアの膣から己の陰茎を引き抜く。
「はぁはぁ……んッ――あれ? まだ抜けない」
予想以上の膣の圧力と、疲労困憊の体力ではどうにもバスティアから離れることができない。おまけにどう
やら、完全に亀頭のカリ首がバスティアの子宮に入り込んでしまっているようで、それを引き抜くのは容易な
ことではないように思えた。
「ちょっとやそっとじゃ抜けないかな? ステア、少し強くいくよ?」
いよいよ以て抜けないことを確認すると、テスは僅かに重心を落とし、足元に力を込めてさながら綱でも掻
い繰るかの要領で腰を引き始める。
一方のバスティアはと言うと、先の絶頂にすっかり意識を飛ばされてしまい、今のテスの言葉に反応すら出
来ない。それでも膣内に収めた子宮口がテスの陰茎に強く引き伸ばされる感触へ、意識とは別にくぐもった
声を上げる。
「うんしょ、うんっしょ……んん~~ッ」
『うッ! うんッ! んん、……うんんッ!』
僅かづつその体を後退させていくテスとともに、そのペニスの竿部も徐々に膣から引き抜かれていく。
さらにそうして引き続けていると――やがてはテスの亀頭そっくりを飲みこんで丸く形を変えた子宮口が、
膣からその体外へと姿を現せた。
「あと、ちょっとだぁ。せ~の……よいしょーッ!」
はみ出した子宮口の淵を両手でワシ掴み広げながら、最後の一引きに渾身の力を込めた次の瞬間、テスの体
はようやくバスティアから解放されたのであった。
亀頭が子宮から引き抜かれると同時、行き場を失った力に弾かれて大きく尻もちを突くテス。
「あたた~、やっと離れたぁ。……うん、チンコも無事だね♪」
座り込んだその体勢から腰元にある己の逸物も確認すると、改めてテスは目の前に横たわるバスティアを確
認する。
『ん、んんぅ………おッ……ううぉッ………!』
そこには豊満な肢体を横たわらせる雌竜が一匹。
だらしなく大陰唇のひだを垂らした膣からは、酸欠のハマグリが呼吸管を伸ばしているかのよう、体外へと
引きずり出された子宮口がはみ出して地に垂れていた。
時おり思い出したように体を震わせる痙攣と共に、その子宮内へ大量に溜められた精液がミルクのように溢
れだしてくる。
斯様にして力尽き横たわるバスティアの姿はさながら、『勇者に退治された邪竜』の光景そのものであった。
そんな光景を腕組みに望むテス。
そして満足げに頷いて鼻を鳴らすと、
「邪竜バスティア・アバンチェス、ここに討ち取ったり♪」
勝鬨のよう呟いて、大輪の笑顔を咲かせるのであった。
☆ ☆ ☆
バスティア・アバンチェスは深くため息ついた。
『うかつであった……』
そうして言葉を洩らす彼女に、
「ん? どうしたのー」
うずくまるその肢体に包まれて寄り添うテスは、そんなことを尋ねてバスティアを見上げる。
『うかつだった、と呟いたのだ』
そんなテスに首根を寄せると、さも愛しげに頬ずりをしてバスティアは言葉を返す。
『よもや……邪竜と呼ばれた妾が、お前のような子供に従属させられてしまう日が来ようとはな』
己を卑下するよう呟きつつもしかし、その鼻先をテスに預けて瞳を瞑るバスティアの表情は、どこまでも穏
やかでそして幸せそうに見えた。
『しかしながら、お前はいったい何者だ? お前は妾がここへ落ちたことを、最初(はな)から知っていたで
あろう』
尋ねる通り、バスティアには常々疑問に思っていたことがあった。
それこそは誰でもない、目の前の少年テスの正体それである。
そしてそんなバスティアの問いへと応えられる少年の答えは――
「もちろん知ってたよ。だって僕、『勇者』だもん」
彼女の予想をはるかに上回るものであった。
『ゆ、勇者とな? しかし、お前――』
改めてテスの背格好を確認する。
質素ながらも絹で編まれたセピアのローブと、大きなルビーのタリスマンが留め金にあしらわれたマント。
そして腰元に金細工のレイピアを携えたその姿は、たしかに一般の冒険者とはまた違った気配と気品とを窺わ
せる。
しかしながらそれでもバスティアを訝しめているのは、何よりもテスの容姿――その幼きと思わせる顔つき
に他ならなかった。
『斯様に幼きお前が、勇者か?』
「あー、失礼しちゃう。これでももう十二歳だよッ。……先月なったばっかりだけど」
テスの答えになおさらバスティアの抱える謎は大きくなっていく。
ならば何故、そんな幼子が自分を狙っていたものか?
「もうね、僕の家系には若い人が僕しかいないの。それにお家も傾きかけてるから、早く手柄が欲しくて邪竜
退治に駆り出されちゃったんだ♪」
それを察したかのよう、聡明なテスはバスティアの疑問に答えていく。
説明する通り、テスの家系は代々ドラゴンスレイヤーとして名の通った名家であった。
しかしながら時代(とき)の隆盛の中で御家は衰退し、もはや抜き差しならぬ状況となってしまった今代――
窮地からの起死回生と名誉挽回の責務を任され、幼き当主テスが邪竜退治へと送り出されたという訳であった。
各地でバスティアの情報を仕入れながらその足跡を追っていたテスは、ついに彼女へと辿り着く。そして期
を窺い見守り続けること数日――嵐の夜に落雷を受けてこの死火山へと落ちてゆくバスティアをテスは
確認したのであった。
まさに僥倖といえた。
落ちぶれたとはいえ、『元』は名家のドラゴンスレイヤー。幼いながらも『竜殺し』の術は熟知していた。
後は恙無く彼女を仕留め、その首を持ち帰れば、御家は復興を遂げられる――はずであったが、テスはそれを
思いとどまった。
この期に及んで思い悩んでしまったのである。
破壊の限りを繰り返し『邪竜』と恐れられた彼女。そして『勇者』の名のもとに彼女を殺そうとしている自
分――いったいこの二つの間に何の違いがあろうものか?
象と同じ。彼女の行為に対し、『邪竜だ』・『破壊神だ』と後付けて勝手なことをのたまっているのは人間の
エゴでしかない。
彼女の破壊と、そんな人間(じぶん)の竜退治は同じく無駄で、そして無意味なものであることにテスは気付
いたのだった。
「だったらステアだけを責めることはできないんじゃないかって思ったんだ」
竜の過ちも人の殺戮も所詮は同じこと。ならば自分達だけを正当化して彼女を殺めてしまうのはフェアでは
ないような気がした。
故に、そんな考えに達したテスは一か八かの賭けに出る。
願わくば、
「ステアと友達になろうとしたんだ♪」
そう目論んだのである。
そして後は二人の知る通りである。
テスは毎日足繁くに通ってはバスティアの治療をし、その邂逅を求めた。
もっとも、美しきバスティアの肢体を前に多感な年頃の少年は、『友情』ではない『欲情』を催してしまう
訳だが――結果は万事よろしく、今の状況に落ち着いたという訳である。
『まったくお前と言うやつは……。妾が動けなかったから良かったものの、もし出会って間もない頃に爪の一
枚でも動かせようものなら、お前などたちどころに両断されていたぞ?』
ため息まじりにそう語りかけながら、『恐ろしくは思わなかったのか?』と尋ねるバスティアに対し、
「ううん、思わなかった。むしろね、初めて君を見た時――なんて 綺麗な竜なんだろう、って思ったよ」
そう言ってテスは微笑んでみせた。
そんなテスの笑顔と、そしてその口から紡がれた『綺麗』の言葉に、たちどころにバスティアは目頭を紅潮
させ視線をテスから逸らす。
「なぁにー、ステアー? もしかして『奇麗』って言われたことテレちゃってるー?」
『ば、馬鹿者! 人間如きの言葉に心動かされる妾かと思ってか! ……まぁ、悪い気分はせなんだが』
「もー、素直じゃないんだからー♪」
そうしてしばし子供のように戯れる二人。
やがては自然に落ち着きを取り戻すと、目の前に焚かれた炎を見つめながら、二人は心穏やかに静寂の時を
分かち合う。
その蜜月の中、
『……妾は、受け入れてもらえるのだろうか?』
バスティアは呟くようにそんなことを口にした。
『妾はこの生涯を償いに生きると誓った。しかしながら、今に至るまで罪を重ね過ぎた身――人間達は、
こんな妾を許してくれるのだろうか』
目の前の炎に見入りながらそう続けるバスティアの瞳には、得も言えぬ寂しさとそして不安とが窺えた。
そんなバスティアの横顔に手を添えると――テスは小さくそこへキスをする。
それに驚いて鼻頭を向けるバスティアの面(おもて)を今度はそっと抱き締めた。
「たしかにすぐには許してくれないかもしれない。僕たち人間って怖がりだからさ。でもね、本当はすごく
優しくて素敵な生き物でもあるんだよ」
『テス……』
「もしかしたらこの先、君はすごく傷ついちゃうかもしれない。その生き方に疑問を持つかもしれない。
だけど、それでもみんなと一緒に生きていける世界って、きっと素敵な世界だと思う」
テスは抱きしめていた力を緩めると、まっすぐにバスティアを見つめる。
「だから、この世のみんなを好きになってあげて。――もちろん、一番は僕だけどね♪」
『………あぁ、テス』
その瞬間、バスティアは涙が頬を伝う温もりを感じた。
永きに渡り生き続けてきた生の中において、それは初めてのことであった。
それこそは生まれ落ちてから初めて知る、『愛』それである。
他者から自分へと求められることの幸福、そして自分から他者へと求められることの喜びをバスティアは今、
しみじみと噛みしめるのであった
『テス、もう離れないで。片時も、死が妾達を別つその時まで、愚かな妾のそばにいてたもれ』
「もちろんだよ♪ って、それはさっきエッチの最中に言ったじゃない」
額を押し付け、深く抱きしめてほしいと求めてくるかのよう寄り添うバスティアをテスも強く抱きしめる。
「支えてあげる。だから君も僕の傍を離れちゃダメだよ……大好きな、ステア」
『――はい、テス』
満点の星空の下、死火山の聖堂において二人は互いの愛を誓うテーゼを交わす。
かくして、後世に『竜王』とそして『聖竜』の誉れを残すこととなる二人の物語はここに幕を開ける。
その後もテスとバスティアは様々な冒険を共にし、その艱難辛苦を互いの愛によって支え合いながら乗り越
えていく訳ではあるが――そのお話はまた別の機会に。
今は、一人の少年と一匹の竜の恋物語としてこの話に幕を降ろそう。
バスティア・アバンチェス――その名をこの物語の終わりと、そしてこれより始まる新たな物語への序幕と
冠して。
【 おしまい 】
以上になります。スレ占拠スイマセンでした。
以前に別の場所で投下したものですが、今回ように推敲し直して投下してみました。
楽しんで頂ければ何よりです。
……また、『狗の逝く路』も早く完結さられるようがんばります。
最後にスレ汚し、失礼しました。
GJです!!
- 【エロ小説・SS】ドSなショタ勇者とドMなドラゴン♀の冒険が始まる!【ダブルフィストでどらごんほぉぉぉ!編】
- 【エロ小説・SS】ドSなショタ勇者とドMなドラゴン♀の冒険が始まる!2発目【下種な野盗から快楽ごうもんほぉぉぉ!編】
「【エロ小説・SS】ドSなショタ勇者とドMなドラゴン♀の冒険が始まる!【ダブルフィストでどらごんほぉぉぉ!編】」終わり
なんかおもろいやつやらなんやら
な、なんやこれ?
「獣姦スレ」カテゴリの記事
最新記事
過去記事ランダム
この記事を読んだ人へおすすめ
最新記事
過去記事ランダム
名無しくんのそのまんまが出たぐっちょぐちょのコメント書いてけよ!
今週、もっとも多く読まれたアブな記事
名無しくんのそのまんまが出たぐっちょぐちょのコメント書いてけよ!
欲を司る者 2014年12月25日 16:42:20
紳士の皆様、楽しんで居られますか?合言葉は、『清く、正しく、アブノーマル、そのまま真っ直ぐ突き進め』 貧乳好きは皆兄弟です。さあ、今日もスレっていきましょう!
普通な名無しさん 2015年05月09日 21:42:19
へーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー