奈津子の事ばっかり考えてしまっている慎くん。
しかし奈津子よりも絵里の方がヤバいヤンデレだったwwwwww
■所要時間:9分 ■約6080文字
アブっぽいやつ寄ってく?
「【エロ小説・SS】ヤンデレな女の子二人に好かれてしまった俺は・・・ 2発目」開始
君が心からあってほしいと望めば、ヤンデレ喫茶は君の前に現れるのさ。
さて投下。2ルート第2話になります。前回の続き。
服を用意し、今日はご飯はいらない、泊まってくることを母につげ、家を出た。
坂ををくだり、登り、下ってまた登る。
どうしてこうも複雑な地形をしているのか最近恨めしく思えてきている。
この近辺は山が二つあり片方の山に俺が通う高校、そして対面の山にうちがある。
高さはないが勾配が急で、そのせいか、うちの高校は自転車通学が禁止されている。
そもそも校則で禁止されなくても誰がするか!と言うぐらいきつい登りで、そんな坂を延々のぼった先にうちの高校はある。
生徒はバスで通学するのだが、乗り遅れたが最後。きつい登りを必死で登る必要がある。
あるものはタクシーを使うが、ばれると怒られるので模範的な生徒は使わない。
まったくなんでこんなところに学校を建てたんだか。
通学にするしても、いたずらに体力を消費するだけだし、いいことなんて一つもない。
足腰が鍛えられるといっても、運動部でない俺が足腰鍛えたってどうしようもない。
そう、まったく意味がない。坂を登り下りするという行為も、この思考もまったく意味がない。
そもそも意味があるものとは?と言われると困る。だが今の俺にはまったく意味がない。
何故こんなことをしているかと言うと、俺の頭の中がすこし困ったことになっていたからだ。
どういうことかというと、俺の頭の中で奈津子の最後の言葉がリピートされている。
”駅前で待ってるから”
表情から声質まで完全に再現されたこの言葉が、ずっと俺の脳内をリピートしている。
俺は今から絵里のところへ行くというのに、奈津子のことばかり考えてしまっている。
そのことを忘れるための思考なのだ。
そう絵里のことを考えなきゃいけないけど、よくわからないができないから、別のこと考えて気を紛らわしているだけ・・・だけなんだ。
さて次は何を考えよう・・・と思っていたら絵里が住むマンションに着いてしまった。
絵里が住むマンションは少し変わっている。下の階は全部駐車場で、3階分ある。
そのためのエレベーターにまず乗り、駐車場の上の4階まで上がる。
そこからは今度は居住階用のエレベーターに乗り換える。階段でいけば一発なのだが、
絵里の住んでる所は10階だし、そんな体力は残ってなかった。
1004号室。
絵里の住む部屋である。
すぅ、と一息すって俺はインターホンを押した。
ピンポーン
「ハーイ♪」
中から明るい声がする。
ガチャ
「慎君やっときた~♪」
明るい声を出しながら絵里がドアを開けてきた。
普通に挨拶をする。
「遅かったね、もう夕方だよ?」
確かに、もうそろそろ6時だ。
「あぁ練習しててさ。下校時刻ぎりぎりまでいたんだ。だから遅くなった。」
「へぇ~偉い偉い♪ぎりぎりまで練習だなんて慎君はまじめだね♪」
そのまま俺の頭をなでなでしてくる。今日の絵里は明るいな・・・
いやいつも確かに明るいんだが、いつもと違う感じの明るさ・・・
異質な感じがする。来てくれて嬉しいにしてもこのハイテンションは異常だ
そんなに不安だったのだろうか・・・なんにしても今日の喜び方は・・・すこしおかしい。
気のせいだろう。というか俺の自惚れだ。さて、変なことは考えないで、早速本題に入ろう。
「それで、今日は何の教科教えてほしいんだ?」
「え~と・・・全部♪」
「全部って何だよ全部って。」
「全部は全部。どうせ今日うちに泊まってくからいいでしょ?」
そう、俺はここに泊まっていく予定・・・だがまだ俺の頭から奈津子の声が離れない。
”待ってるから”
俺は・・・
「慎ちゃんどうしたの?」
絵里が心配そうに見つめてく聞いてくる。
「いやなんでもない。うん少し考え事してただけ。」
「・・・駄目」
「・・・へ?」
「考え事なんかしちゃ駄目。あたしのことしか考えちゃ駄目!」
「じゃぁ勉強教えれないじゃないか!」
「あ、そうだね。じゃぁ勉強のことは考えてもいいよ♪」
おかしい・・・キャラが違いすぎる。そしてもう一つ。
まとっていたオーラが、雰囲気が、一瞬変わった気がした。
不安、憎悪、嫉妬・・・何かは分からないが一瞬だけ負の感情とでもいうんだろうか・・・
そんなものが絵里の周りに見えた。
すぐになくなったが、そんな今日の絵里の様子に俺は疑問をぬぐいきれなかった。
「じゃあじゃあまずは数学からやろうか」
絵里が話題を変えるように提案してきた。
特に異論はない。まずは家庭教師役をこなすことにする。
それならば特に問題はない。そう、ない。皆無だ。ナッシング。
問題ないことを自分になぜか言い聞かせながら、
俺は絵里に招かれるままに、部屋に入っていった。
「さぁ~やるぞー!」
やけに明るい絵里に疑問を感じながら・・・
絵里が手招きしてくる。どうやら自分の部屋に入れとのことのようだ。
何度か通ったことはある。
しかし、小学生のころの話だ。中学生になってからは絵里のマンションには行ったことがなく、
俺が部屋に入ると絵里は部屋を出て行った。
今回が久々の訪問になるわけだ。どうやら部屋の場所は変わってないらしい。
この部屋でよく遊んだものだ・・・女の子と遊ぶなんてことは確かに数は少なかった。
その数少ない一緒に遊ぶ女の子が絵里だった。
思えば、絵里と一緒にいるときはいつも楽しかった。
いつも絵里と一緒にいたいなと思い、この感情が恋なのかなと思っていた。
しかし、今回のことで、いやもう前々からかもしれないが、本当に自分は絵里に恋をしているのか?
という疑問が心の多くを占めるようになっていた。
もしかして俺が恋に落ちているのは奈津子のほうじゃないのか?
さっきから俺がぐるぐるとした思考を続けてるのは奈津子のことが気になって仕方ないからだろ?
そう、ずいぶん前は疑念だった。ついさっきは、否定したかった。しかし今は確信している。
俺は・・・奈津子のことが好きだ・・・
絵里とは・・・友達的な感情・・・そう友達だ。一緒にいることは楽しい。楽しいが何か違う。
そう、俺は奈津子のことが・・・っ!
でももう遅い。いまさら気付いても、俺は絵里のもとにいる。
今日という日をうまくやり過ごすしかない・・・そう俺は思い始めていた。
「慎く~ん♪」
絵里の声が聞こえる。さて、どうやって何事もなくすごすか・・・
「何だ?」
「ご飯は~?」
「まだいい」
「お風呂は~?」
「それもまだでいい。絵里、お前ちゃんと勉強する気あるのか?」
「あるよ~。でもさ、ほら、おなかがすいて勉強できなくなったりしたら大変じゃない?
すっきりして勉強したほうが、効率よくない?そう思って聞いたんだけど」
「おれはやるべきことやってすっきりさせるほうがいいと思うな。」
「う゛~」
「・・・勉強しないなら帰るぞ。」
「・・・分かった」
絵里はしぶしぶながら従ってくれた
「じゃあ数学から。問題集は?」
絵里がすっと出してページを開く。
さぁお勉教タイムの開始だ。
ワンピースタイプで黒タイツという露出を抑えた制服で、キリスト教系。かなり厳しい校風である。
その昔は、男子とは友達としても付き合うことは許されず、
お兄さんと歩いてるところを見られ学校から処分をくらった生徒もいたそうだ。
いまはそんなことはまったくない。じゃなかったら今俺はここにいない。
成績のレベル的には俺が通う高校とは、何段階かは落ちる。
うちの地元では私立と公立の差は、果てしなく広い。
絵里が通ってる高校は大学を持ってる高校で、そのままその大学へ行くこともできるので、進路にさして困らないだろうが。
問題集のレベルはやはり高校のレベル差を反映してか、俺が使ってるものより少しやさしめであった。
いやむしろ俺の高校がやたらと高いのをさせてるだけかもしれないが。
先生方に過度の期待って言葉を教えてやりたいもんだ。俺には少し荷が重過ぎる。
まぁ絵里が持ってきた問題集ぐらいなら、
成績中間の俺でも教えることにはまったく問題はない。
教え始めてから気づいたんだが、絵里の理解力はすごい。俺が教えることを次々に理解していく。
この理解力を、受験のときに発揮すればよかったんだろうが・・・
いまさら何を言っても手遅れか。そう今さらだ。
絵里の抜群の理解力も手伝ってか数学、英語、と順調にこなしていき気づけば九時になっていた。
「もう九時だね」
「え・・・あーもうそんな時間か。よくがんばったな。」
もう九時か・・・
ふと不意に、本当に不意に奈津子の言葉がよみがえってきた。
”いつまでも待ってるから”
まさか・・・あの野郎・・・そんなことあるはず・・・
俺は急に不安に襲われる。
まさか今でも、駅前で待ってるというのか・・・?
俺が来ると思って、俺が来ることを信じて・・・。
いいのか俺?ここまで思ってくれてる女の気持ちにこたえなくていいのか?
今日さえやり過ごせばなんて思っていいのか?
もし、待ってる間に奈津子がトラブルに巻き込まれたら、一生後悔することにはならないか?
奈津子のもとへ行かなくていいのか?
答えは・・・明白だ。行かなければ。
一刻も早く行かなければ。何かが起こってからは遅い。
ちょうど勉強も一段落着いたころだ。抜け出すには絶好のチャンスのはず。
どう絵里に切り出すかを考えなければ・・・
「ねぇ」
俺がいかにして抜け出すかを考えてると絵里が声をかけてきた。
「さっきから何考えてるの?」
さっき俺が一瞬だけ感じた負のオーラを全開にして。
絵里であって、絵里じゃない。
今日の昼の奈津子のいろんな表情が混じった表情を見たときよりもさらに違和感を感じる。
もっというなら戦慄だ。本能が恐怖を感じている。
なんとかしなければ・・・とにかく逃げ切るしかない。
「い、いやなんでもない。うん、別に。」
「嘘」
絵里がぽつりと言う。その顔からはだんだんと表情が欠落してきている。
「いや本当になんでもないって。ところでさぁのど乾いてないか?
俺からからでさぁ。アイスも食べたいなぁなんて。そうそのこと考えてたんだ。」
「アイスならあるよ。飲み物もあるよ。」
「いや、ほらそこのロー○ンで最近売り始めアイスがあるんだが、あれが気に入っててなぁ
買いに行きたいんだが・・・」
「駄目」
「そこを何とか・・・」
「ならあたしが買いに行ってくる。何がほしいかメモして」
「いやほらちょっと外の空気でも吸いたいというか・・・散歩したいというか」
「ねぇ・・・慎君もしかして帰りたいの?」
ばれた。というかばれるか。ここまで必死だと。
「だったら?」
開き直ってみる。が、失敗だった。絵里の目が・・・今の一言で完全に死んだ。
「なんで帰るの?何か不満?慎君のいうことは何でも聞くよ?ねぇ何で?」
「いやちょっと帰らなきゃいけない用事があってな。」
「そんなことさっきまで言ってなかったじゃない。」
「今思い出しだよ。うん帰らなきゃ・・・」
「駄目よ・・帰っちゃ駄目・・・駄目、駄目・・・」
ふらりと立ち上がる絵里。そうして俺のもとへふらふらとやってくる。
来るなり胸倉につかみかかってくる。死んだ目のまま話しかけてくる。
間近で見ると、やはり表情が怖い。
「嫌よ、いまさら帰るなんて。そんなの許さない。」
「しかたがないだろう、帰らなきゃいけないんだから。」
「嫌って言ってるのが分からないの?」
「わがまま言うな。」
「嫌。嫌だよ・・・やっと、やっと、やっとチャンスが来たのに・・・」
「じゃ、じゃあこの辺でな・・・またお泊りは別の日にな?いいだろそれで」
強行突破を腹に決めた。
と、とたん俺は絵里に押し倒された。
「・・・」
「慎君がその気じゃないなら・・・」
「じゃないなら?」
「さっさか犯ってしまえばいいんだ♪」
はぁ?!ちょっとまてと言うまでもなく、絵里は着ていた部屋着を脱ごうとし始めた。
「ちょ、ちょ、ちょっとまて。意味が分からんし、流れが分からん。」
「まぁまぁ♪気持ちいんだからいいじゃない♪おとなしくあたしのものになりなさい♪」
あっという間に上を脱ぎ終わる。と、俺のズボンに手をかけ始めたじゃないか!
ここで犯されるのは本望じゃない。俺は力を出して、絵里が俺のを出すために
一瞬腰を浮かせたのを利用して、抜け出した。
「きゃ!」
絵里はそのまま、仰向けになって倒れた。
「いたた・・・」
腰を押さえ仰向けのままで、しばらく立ち上がれない絵里。
その隙に荷物をまとめてしまう。
さぁ出ようというときに、またもや絵里が立ちふさがってくる。
「駄目じゃない暴れちゃ・・・おとなしくして♪」
その表情は先ほどとは違い、何かこう・・・穏やかな目になっていた。
「慎君の中には、悪魔が住んでるんだよ。私のことを嫌いにする悪魔が。
そんな悪魔、ちゃっちゃか追い払わなきゃ♪」
「追い払うって、どうやって?」
「私とHすれば追い払えるよ♪さぁ!」
「さぁ、じゃねぇよ!お前がやりたいだけじゃないか!」
「違うよ。これは儀式なの・・・2人が結ばれるための、大切な、大切な儀式・・・さぁ!」
さっきの転倒で壊れたか?だが俺の決心に変わりはない。俺は行く、駅前へ、奈津子のもとへ。
「絵里・・・すまん、通せ!」
強行突破を決め込んでいた俺は、思いっきり真正面に突っ込み力づくで突破した。
しがみつく絵里を振り切り、部屋を出る。
エレベーターは4階。遅い。俺は階段を猛スピードで降りる。
マンションを出て、一番近いバス停へ向かう。時刻表を見る。
幸いにして、バスはすぐ来るようだ。
やってきたバスに乗り込み、俺は速くついてくれと思いながら、バスの流れる景色を見ていた。
奈津子・・・待っててくれてるのか・・・?
なら、今すぐ行くから、もう少し辛抱してくれ。すぐに、すぐに行くから。
夜は更けていく・・・そして時間は残酷にもだんだんと過ぎてゆく・・・
はやる気持ち。
遠い駅。
時間よ、止まってはくれないのか?
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「【エロ小説・SS】ヤンデレな女の子二人に好かれてしまった俺は・・・ 2発目」終わり
なんかおもろいやつやらなんやら
な、なんやこれ?
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