松本君まさかの命の危機。
そしてヤンデレの子はヤンデレということか。
■所要時間:11分 ■約8860文字
アブっぽいやつ寄ってく?
「【エロ小説・SS】隣の席のクラスメイトが実はヤンデレでした 6発目」開始
自転車の破損のために、彼は坂を転がり落ち、分解していく私の電気自転車がいくつかに分解し、その一部が松本君の体のあち
こちを強く打ちすえ、鈍い音がする、阿鼻叫喚の地獄絵図―。
つい先程まで談笑していたであろう、松本君の変事は私にとっては雷に打たれたような衝撃であった。
私に優しく接してくれた、私の特別な、松本君が死んでしまう!!
「いやああぁぁぁぁああぁぁぁぁ!!」
自分でもこんな大声が出たのか、とびっくりするくらいの声を張り上げていた。
そして、その声を上げ終えた後、へなへなとその場に座り込んでしまった。
私は周りには誰もいないから、どんな大声を出しても無駄だと言うことに気づかなかった。
でも、私だけの松本君が、こんなひどい目に遭っているのにもかかわらず、ただ立ち尽くして叫ぶだけで私は何もできなかった事
実は変わらない。
私のサンドイッチや羊羹をほめてくれた彼が、私の長い黒髪をきれいだね、とほめてくれた彼が、
クラス内で誰一人として私を理解してくれないときも、私を理解しようと努めてくれた彼が、
私の家で私のくだらない話を聞いてくれた彼が、図書室の仕事を手伝ってくれた彼が、どんなときでも私の心の中心を占めていた彼が、いなくなってしまう。
あんなに苦しい思いをする彼が可哀想で、その苦痛をかわって受けることすら出来ない私自身が不甲斐なくて。
そう、私のせいで彼は死んでしまうのだ、私のせいで死んでしまうのだ、私のせいで死んでしまうのだ、
私のせいで死んでしまうのだ、私のせいで死んでしまうのだ、私のせいで死んでしまうのだ、
私のせいで死んでしまうのだ、私のせいで死んでしまうのだ、私のせいで死んでしまうのだ、
私のせいで死んでしまうのだ、私のせいで死んでしまうのだ。
私はいつも澄ましているが、こんな肝心なときには何にもできない役立たずではないか。
こんな役立たずのせいで、松本君が死んだら私はどうするの?役立たずどころか、私のせいで彼を殺してしまったようなものだ。
学校で私は人を殺してはいけないということすら習っていなかったのだろうか?
それにしても、彼が死んでしまったらどうすれば?すぐに首をくくるなりなんなりして、
後を追って死ぬべきなのか、それとも壊れた人形のように松本君のことを後悔し続けながら、
生きているのか死んでいるのかわからないようになるべきなのか・・・。
何を私は言っているのだろうか?
そんなことは愚問以外の何物ではない。
松本君の後を追う、追わないは別としても、彼が死んでしまうという前提の上で考えているのに違いはない。
そんなことで何が、掌中の珠だ。最大限の努力をしてから死ぬことは考えればいい。
とにかく、いつものように冷静になれば何かが見えてくるはずだ。この程度の困難を乗り切れずに、
私が今までの茨の人生を渡ってこれたなどとは考えられない。そう、松本君は、最愛の彼は、絶対に助けられる。
さっき私が倒してしまった自転車のかごに入っている、バックの中から携帯電話を取り出す。
とにかく、救急車を呼ぶのだ。そうして、病院へ一刻も早く搬送する。現在の彼の状況を電話の相手に伝えなければならない。
だから、そろりそろりと自分も坂を転がり落ちていかないように慎重且つ急ぎ足で土手を下りていった。
転がり落ちた彼は出血がおびただしく、草むらに血溜りをつくっていた。しかも、気絶していて意識はない。
そっと耳を松本君の口に近づけてみると、呼吸はしているようだった。
ぶるぶると震える指で携帯のボタンを押し通報した。
救急車内ではこの時点でできるありとあらゆる応急処置が松本君に施されていた。
どうか、松本君、私の前からいなくならないでほしい、そういう気持ちが強くて、
私は彼の手を握り締めた。
「近くの病院は折り悪く、手術中で搬送できない。」
「な、何?患者の状態を考えると、これは厄介だ・・・。」
そんな不穏なやり取りがあって、私は居ても立ってもいられなくなり、携帯電話に十桁の番号を入力した。
「・・・もしもし、北方貿易会社ですが、どちら様でしょうか?」
「北方時雨です、父の利隆に電話を至急かわりなさい。」
「・・・しかし、会長は現在、立て込んでおりまして、不可能です。」
下らないところで時間が取られたのでは、本当に松本君は死んでしまう。そんなことは許されるはずがない。
「・・・・ふざけないで、すぐに替わりなさい!お父様の用事が何だというのですか!
人一人の命がかかっているのだから、すぐに取次ぎなさい!!!」
「は、はい、わ、分かりました。」
取次ぎに来た女の子がいささかびっくりしていたようだ。」
そんなに悠長に構えているのが、差し迫っているこちらとしては無神経に感じられたが、
気を取り直して手短に松本君の怪我と、受け入れる病院がないことを話した。
「ほう、なるほど、あの松本君がそんなことに遭ったのか・・・。」
「お父様、そんな事を言っている余裕はもうないので、お願いしたいことがあるのですが、
この近くにお父様と親しくしている病院がありましたよね?」
「うん、時雨が言わんとすることは分かっている。手配して、すぐに彼に手術を施させよう。
それよりも、時雨。もう少し落ち着きなさい。お前が落ち着いていれば必ず松本君は助かるよ。
彼が意識を取り戻したときにお前がそんなに、世界の終わりが来たように取り乱していては、彼も心が落ち着かないというものだよ。」
「・・・・。」
その頃、松本理沙は居間で妙にそわそわするのを読書でごまかしながら、これからかかってくるであろう一本の電話を待ち続けていた。
普段は気にならない、時計のカチカチという時を刻む音が、落ち着かない私の心を一層かき乱してくる。
読書をして気を紛らわそうとしても、あまり効果がないのは私が普段、あまり読書をしないからなのか、
それともこれから来る電話を焦燥感に駆られながら、待っているからなのだろうか。
そんなにも、矢も楯も堪らずに私が何を待っているか、というと・・・。
ある一匹の雌猫についての不運な知らせを待ち望んでいる。
もうちょっとだけ具体的に言うと、自転車の事故が起こったよ、という連絡を待っている。
何でそんなことが予言できるかは、もちろん、私があのお高くとまった鼻持ちならない人の自転車に細工を施したから。
引き立て役の分を知らずに、私だけのお兄ちゃんをたぶらかして、
横取りして自分の穢れた欲望のためにお兄ちゃんを弄ぼうとしていたというのが理由。
いや、寧ろ既にお兄ちゃんは私の至らなさ故、とも言えるが毒牙にかけられていた。でも、そんな事をされて黙っているわけがないよね?
お兄ちゃんが昔、私に読み聞かせてくれた本の中に、こんな言葉がありましたよね?
“カエサルのものはカエサルに”
この世のものはすべからく、本来あるべきところになければならない、という至極当たり前だけど、含蓄のある言葉。
お兄ちゃんに教わったとおり、お兄ちゃんを私の隣に戻すために、あの雌猫に警告の意を込めて、
自転車に細工した。あの細工の仕方だと自転車がばらばらになるから、かなり痛いかもしれないけど、
今までやってきたことを贖うことを考えれば、慈悲深いよね。
それに、ああいうふてぶてしい性格だから、そう簡単に死ぬわけがない。
お兄ちゃんの目の前で、流血があるのは少し嫌だったけれども、これが一番ストレート且つ効果的な方法だから我慢してね、お兄ちゃん。
そんなことなんて問題にならないくらい、いっぱいいっぱいお兄ちゃんを愛してあげるから、
余計な心配はさせない。
もちろんだれにも、当然両親であろうと無粋な邪魔はさせない。
あはは、お仕置きといっても、生成している薬品のモニターが少し増えるだけだけど。
もちろん、その薬品は一度飲んだだけであの世へ誘ってくれる薬、だけど。
お兄ちゃんだって、家に帰ってきたら私の願い事を聞いてくれるって、言ってたのだから、
承諾は取り付けたようなものだ。
もう少しすれば、お兄ちゃんも悪い夢から覚めて、私がしたことが正しいって事、絶対に分かってくれるはず。
そうしたら、お兄ちゃんにあの優しいまなざしで褒めてもらえるかもしれない。頭をなでなでしてくれるからしれない。
それにしても、早く電話が来ないかな・・・。
そんなことを考えていると、電子音が二三、繰り返されたのに気がついた。
「はい、もしもし松本です。」
「あなた、松本弘行さんのご家族の方ですか?」
低いトーンの男の声がそんな事を聞いてきた。え、でもこの電話が病院からのものだとすると・・・
お兄ちゃんの家族かどうか確認するということは・・・・・視界が白けていくのが感じられたが、そうである、
とその男に返答した。
「ああ、妹さんでしたか。あなたのお兄さんの松本弘行さん、実は自転車破損と土手から転げ落ちたことによって重傷を負って現在、
緊急手術をしているので、ご家族の方にも病院に来ていただきたいのですが・・・。」
え、何をこの人はイッテイルノダロウカ?
そうでなければ、と思っていたことことが現実になってしまった。衝撃のあまり、医師がそれからいくつか補足説明を加えたり、
注意点を述べたりしていたようだったが、もうそんなことは何も聞こえなかった。そんな私には、その場に倒れるのを抑えるのが精一杯だった。
手術中、という物騒なランプが燈っている間、私は手術室の前で待機していた。
幸いにも、この病院は北方家の息のかかった人間が院長をしているので父に便宜を図ってもらい、すぐに手術させることができた。
私は父のことが毛虫のように嫌っているが、私のことを心配して仕事を擲(なげう)って、この病院にわざわざやってきてくれたので、
そこには素直に感謝したいとも思った。
長い長い沈黙とこみ上げてくる焦燥感と悲しみは必死に心の中に抑えこもうとしても、ため息になり、目頭が熱くなるばかりであった。
暫くすると、松本君の妹、あの害物が泣き崩れながらここへやってきた。
そのあからさまな泣き崩れかたに、嫌悪を感じた。
松本君を自分が振り回して苦しめていることを気づかないような醜悪な心の持ち主が、こんなときばかりは心から心配しています、
という面をして涙を見せる。
そのふてぶてしさにこの上なく不快感を感じた。
松本君はあの寄生虫が最近はおとなしくなってくれたとか言っていたが、そんなのは私を心配させないように取り計らってくれた心遣いだ。
その深い思慮からの心遣いが何気なくできることこそ、私が見た松本君の美徳の一つだと思う。
だから、必然的にあのふてぶてしい害毒はその本質を変えていない。むしろ、自分が正しいと狂信しているから、
あの涙はなんらかの計算があってのことだと思う。
そう思うと、自分の計算のために私の彼を利用する害毒の厚い面の皮を剥いでやりたい衝動にとらわれる。
その衝動の波を理性の防波堤で押しとどめ、再び思索をめぐらす。
少し落ち着いて考えてみると、いくつかこの事故には釈然としない点がいくつかある。
家を出発するときに、私は自転車に不調がないか二回調べたはず。
確かに私が彼のことを注意して、防ぐことができなかったとことも要因の一つかもしれないが、
自転車がバラバラになるというのは常軌を逸している。
私が確認したときには、全くと言っていいほど問題点はなかった。
確かに私が乗る自転車で、松本君が乗ることを想定していなかったからチェックが甘かったのかもしれない。
しかし、どう考えてもあれは人為的なものに違いないと思う。
でも、誰が?そして何故そんなことを?
・・・・。
・・・・・・・・。
私は何を言っているのだ?さっきまであれだけ憤っていたのに、害物の存在を忘れているなんて。
しかし、よくよく考えてみるとあの害物が細工を施したのは、私の自転車。
あれが、自転車を変えるという行為を予測できたとは考えにくい。
ならば、当初、あの邪悪な計算において松本君を標的としていなかったと考えることができる。
言い換えてみれば、自転車の所有者、つまり私、北方時雨を当初は半死半生の目に遭わせようとしていたに違いない。
つまり、私に対する殺意が運悪く松本君に大怪我をさせてしまった、そういう可能性も考えられる。
そうだとすれば、尚のこと、この害物は許すことができない大罪人。
あの害物には松本君の苦しみを身をもって味あわせてやる。
もし、松本君が後遺症が残ったら、拷問して、体が意のままにならない苦しみを植えつけて、それから殺してやる。
もし、最悪、松本君が死んでしまったら当然私も死ぬが、その前にあれを徹底的に痛めつけて殺してやる。
私に人間以下が殺意を持つこと自体、ふざけた話だがそれがよりによって松本君がその刃を向けられるなど、
その時点で死刑確定、冤罪なんてふざけたことは言わせない、裁判もいらない。
第一、私と松本君と共有する時間は誰にも邪魔させない。せっかく、彼と多くの時間を共にできるようになったのに、その幸せを奪うのは、誰であろうと何であろうと、ただでは済まさない。
刺殺、絞殺、銃殺、毒殺、圧殺、扼殺、撲殺、轢殺・・・・生ぬるい。
生きながらにして四肢を切り落として、哀願するのを無慈悲に射殺するのもいいかしら?
家の地下牢で飢えに苦しませて餓死させるのも一興。
私の弓の的としてハリネズミのようにするのも楽しいかもしれないわね。
靴に火をつけて、童話の一説を再現するのも感興が尽きない。
でも、今回一番、悲惨だったのは私以上に松本君なのだ。
そんな、害物をどういう風に処分するかなんて、今は些事以外の何物でもない。
とにかく、彼の手術が成功裏に終わることだけを祈り続けるべき。
私の前にあの優しく接してくれる彼が現れるためなら、千金を積んだとしても惜しくはない。
だから、どうか、手術が成功しますように―。
その場所に私は立って、娘の友人の手術が終わるのを待っていられなかった。
私自身、松本君に対しては嫌悪どころか、好印象を持っていたのと、仕事はさほど急がなければならないものではないから、
あの手術が終わるのを待っていたとしても特に困ることはない。
しかし、どうしてもあの重苦しい空間から抜け出して、風に当たりたかったのだ。
ここは屋上だ。地方都市にも関わらず、私の会社が設立時に資金提供した病院で、無駄に背の高い病院なので、
視界を遮るものがない。何を眺めるわけでもないが、屋上から空の向こうをぽつねんと眺める。
まだ、昼の強い光が地上を照らし続けており、澄明な蒼穹にはいくつかのふんわりとした雲が浮かぶ。
心に浮かぶ暗澹とした黒雲をも取り払ってしまいそうな、清清しさも今の私には焼け石に水のようなものだ。
あの非社交的な時雨の唯一の友人であり、私が見たところ思いを寄せる相手だけに、
事故に対するあの悲しみ方は理解できないわけでもない。
彼女の信頼を置く人物とは、私でも妻でも、家の使用人でも、学校の先生方でもなく、
ただ唯一、松本君だけを指すのだから、極論で言うならば、彼は娘の全てだった。
それが目の前で無残にも失われてしまう光景を目の当たりにしたのだから、
あの悲しみ方でも、まだ娘は自分を統御しているのかもしれない。
しかし、私の仕事など松本君に比べれば些事だと言い切った時雨が、世界の終わりのように取り乱した時雨が、私が遥か数十年前に目にした、
妻の狂気と重なって見えてならないのだ。
私の深層部のどこかへと消えうせていた狂気の記憶が再構成され、走馬灯のように頭によぎり始めた。
また、松本君自身もあの若かりし頃の鈍感な私と、年こそ当時の私のほうが随分と上だったが、まる写しなまでにそっくりに感じられる。
松本君には悪いが、私の妻は死んでなどいない。しかし、現実に彼に告げたように精神は患っていた。
私はこの北方の家に婿に入ったのだが、もともとはこの会社の一社員だった私がこの北方の家と縁組できるはずもない身分だった。
しかし、大学時代から興味のあった歴史についての講座で義父さんと知り合って、結果的に妻の優衣と出会うことになった。
彼女は娘の時雨と同じように落ち着いていた人で、やや陰のある美しさが印象的であるのが昨日のことのように思い出される。
彼女が私に好意を持ち、私自身も義父さんと趣味の話をするために、わりと頻繁に北方邸を訪れるようになった。
そう、多少の違いはあるが今の松本君のように―。
当時、私は大学時代から付き合っていた女性がいて、私も彼女のことを愛しており、関係はかなり進展していた。
そのことを知った優衣は私を極力、彼女のところに行かせないようにした。
なぜそのようなことをするか当時の私には理解できなかったのが不幸としか言いようがなかった。
付き合っていた女性は最終的に事故死を遂げたのだ。
そのころには私を実の息子のように暖かく接してくれていた、義父さんは悲嘆にくれる私を慰めてくれた。
が、私はそこで見てしまったのだ。
優衣の禍々しいとでも形容すべき、悪趣味な笑みを。
怒りよりも呆然とするのが先立ってしまい、抜け殻のようになった私は彼女に捕らえられた、否、捕食された。
それからまもなく私は彼女と結婚し、北方の家に入った。
当然のことながら、私のような素性のわからぬものに対するバッシングはなかなかのもので、使用人にすら嘲笑われていた有様であった。
しかし、妻はそのように私を辱める者がいると誰であろうと容赦なく、苛烈に傷害を負わせ、ある時は殺し、私を自分だけの物として支配した。
私を支配するために、私に対して「お仕置き」と称して拷問を課すこともしばしばだった。
始終、私と同じく入り婿という境遇にあった義父さんは私の味方をしてくれたが、とうとう実の娘である優衣と対立し、
結果的に精神病院に送られ、かの場所で持病の内臓の病が悪化していた義父さんは尊厳死の名の下に、殺された。
妻は笑いながら、私の邪魔をするからいけないのだ、といっていた。
もはや、私にはなすすべもなく彼女に支配されるより他なく、仕事人間へと変貌していった。
血みどろの日々が続く中で、優衣に一人娘の時雨が生まれた。
時雨は私にとって唯一の心のオアシスであったが、妻は時雨にすら、私を奪うつもりではないのか、という疑念を抱き、
結果的に優衣は完全に発狂し、時雨は優衣から「しつけ」と称して、暴力をふるわれる日々をすごした。
問題が顕在化してから私は気づいたので、時雨は完全に私を信用しなくなってしまった。
その後、優衣は精神病院を盥回しにされていたが、相手先も困って家に戻ってきたので、最低限の従者をつけて、長野の別荘に静かに住まわせている。
その件があってから、すべてに絶望し、私は煉獄に身を置いた。そして私は家庭のことから目を逸らし続けてきた。
その結果として、時雨がああなってしまった。これは私に対する罪であることはわかっているつもりだ。
しかし、いまさらだが娘の時雨に、父親らしいことをしたいと思うようになり、昔の私である、松本君に私と同じ思いをさせたくないという気持ちがおこった。
だから、私は時雨の狂気と新たな悲劇をこの命に変えても回避してみせる。
そう決心すると、晴れているにもかかわらず、暗澹としたものと感じていた蒼穹が少しだけ心地よいものに感じられた。
最初の方が読みにくくなってしまいました、すみません。
では、また。
松本君の無事を祈って、GJ!!
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なんかおもろいやつやらなんやら
な、なんやこれ?
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