次回でローマンがどうなるのかwktkwwww
それよりもサララちゃんの一生分を是非僕に!!!!
是非買い取らせてくださいwwwwww
■所要時間:12分 ■約9741文字
アブっぽいやつ寄ってく?
「【エロ小説・SS】ダンジョンで呪いをかけられた僕がお姫様のような美少女・マリーになった件wwwww2発目」開始
そこを利用する客のほとんどが現役の探求者で、落ち着いて飯が食べれないとも言われている。
食堂の料理は全体的に良心的で、メニューも豊富、ボリューム大、とくれば、ダンジョンに潜り、
一日の大半をモンスターとの死闘と、アイテム採取に費やした探求者達にとっては、味よりも量、
質よりも量なのである。
そのため、朝飯時、日が暮れた夕暮れ時などは、まさに戦場さながらの喧騒に包まれ、
しばしば乱闘騒ぎも起きるため、巷では『荒くれ者の食堂』とも呼ばれ、近寄りがたくなってしまっている。
客層も殆どが男性。女性の探求者は向かいにある、大型食堂『へブランチ』で食事を取るため、
ますます、男所帯になってしまい、連日連夜騒がしく、苦情も多いのだという。
「なに食べようかな、今日のお勧めは明太子パスタか」
しかし、その食堂に場違いの少女(中身は男)、いや、美少女が食事を取ろうとしていた。
その少女を見たものは、例外なく驚き、次に夢でも見ているのか? と我が目を疑うだろう。
少女はそれほどに美しかった。背丈は小さく150cm前後で、髪は腰を覆い隠すほど長く、
月の光を凝縮したかのような光沢ある銀髪。前髪は中心から横に綺麗に分けられ、開かれた額を
細い眉毛が飾るように生え、その下には勝気な印象を与えるアーモンド形の吊り目。
一本ずつ丁寧に細工されたような睫毛に、すっ、と小さくも高い鼻、薔薇を思わせるような唇が
付けられ、さらに病的にも、生命力溢れるようにも見える雪のような肌が、幻想的な美しさを
少女に与えている。少女が身に纏っているドレスはフリルが多く付けられていると同時に、
細かく刺繍が施され、小さな宝石も装飾されている。小さな背丈と相まって、何処かの国のお姫様、
と言われても、この少女なら誰もが納得するだろう。
「でも、さっぱりした物も食べたい」
美少女、マリー・アレクサンドリア(中身は男)は、あまりの美しさに周囲に近づく人はいなく、
周りの客達は遠目から、こっそりと覗き、耳を寄せ合い、噂されているとも知らず、目の前のメニューと
格闘していた。
ちょっとやそっと怪我するとしても、ご飯を抜くのは辛いものがある。
ダンジョンに頻繁に潜り、アイテム採取を続けていたおかげで、当面は何不自由なく暮らすだけの資金を
手に入れることが出来た。その資金を使い、家や、家の家具、日常品を買い漁ろうと思ったが、幾分小心者の自分
としては、無駄遣いはしたくない。といより、恐れ多くてできない。
・・・・・・しかしその反面、困った事態になってしまっている。使い道がないのと、最近やけに噂されることだ。
お酒もほとんど飲まないし、ギャンブルもしない。女に金を使うことも無いから、溜まる一方だ。
メニューを見つつもちら、ちら、と視線を横に向ければ、あら不思議。横で食事をとっていた野郎が顔を赤らめ、
そっぽ向いてしまう。・・・・・・うげ、もしかして女に見られているのか?
だが、ダンジョンにある高性能のアイテムは殆どが女性物、なぜか深部にある武器、防具、アクセサリーなどは、
美しい装飾されたものが多い。(だれが装飾したのかは不明)
殆どは小さな箱だったり、大きな箱に安置されてあったり、特殊な仕掛けになっていて、そのフロアのモンスターを
一定数倒さないと開かなかったり。なので、ある一定以上のレベルを越える探求者は皆、ダンジョンで手に入れた
アイテムを装備しているため、その結果、女性物の衣服やアクセサリーを見に纏ったりする。(ダンジョンでは
比較的多く手に入るアイテムが鉱石なのだ。鉱石を持ち帰り、加工して装備品を作るが、ダンジョンで採取される
武器、防具、アクセサリーの方が遥かに軽く、丈夫で、高性能の物が多い。)
僕がここで食事を取っている上、女性物の衣服を身に纏っている以上、まず僕が一流の探求者として見られるのは
間違いない。
しかし、ぼくの思いとは裏腹に、目を合わせるだけで赤くなり、顔を逸らすものが続出する始末。
あまりジロジロ見られるのも嫌だ。さっさとご飯を食べて、家に帰ろう。
その後、結局頼むことにした明太子パスタだが、僕自身失念していたことがある。
前と比べて体全体が一回り以上小さくなり、一度に食べられる量が激減していること。
口も小さくなってしまったため、チマチマと食べるのに時間が掛かってしまったこと。
そして、その姿がまるで、リスがクルミを頬張る姿に似ていて、微笑ましい姿だということに。
僕は最後まで気づくことはなく、意気揚々と店を後にした。
『センター』というのは、政府がダンジョンを監視、及び管理下に置く為に建築された、いわば複合ビルの
ようなものだ。中には医療施設から、娯楽施設、宿泊施設、ショッピングモール、などの店舗があり、
生活に必要な物や、ダンジョン探索に必要なものがすべて手に入る。
そのため、ここらの店では貴重な回復薬も売られていて、探求者の間では重宝されている。
一般的に、体力を回復するポーションと、魔力を回復するエーテルが代表。
体力回復薬の内、ポーションが一番安価で効力が薄く、ミドルポーション、ハイポーションと
なるにつれ、値段と効力が比例して高くなる。同じく、ミドルエーテル、ハイエーテルとなる。
ミドルと名の付く薬は、一本で半月食べていけるくらい高い。ハイにもなると、3ヶ月は食べていける程に。
ときたま、完全再生薬『エリクサー』がダンジョンで採取され、販売されることもあるが、最低でも半年は売れない。
死人すら生き返らせる力があるといわれ、これを越える回復薬は存在しないらしい。しかし、その力と引き換えに、
豪邸を一軒買えるくらい高いのが難点。
「今日は何回から行こうかな・・・ん?」
ダンジョン攻略のために必要なのが魔方陣。実は、この魔方陣にのり、自分が降りたい階を念じるだけで
移動できてしまうから驚きだ。しかし、これにも欠点があり、自分が降りたことのある階までしか降りれない。
しかも、戻るときは行くときに残った魔法陣の上に立てば戻れるが、上に立たなくてはいけないから、道に迷い、
魔方陣の場所が分からなくなると大変なことになる。
僕は踵を翻し、魔方陣まで歩き出した時、あるモノが目に入った。
かなり遠くの方・・・壁際に座り込んだ黒い物体・・・否、人が座り込んでいた。
嫌なものを見てしまった。暗雲たる思いに駆られながら、僕は見なかった事にして、魔方陣を目指した。
……探求大都市『東京』では、ダンジョンに潜ったまま帰らぬ人となり、その家族の子供が、路頭に迷っている姿は、
ちらほらとだが見かけることができる。中には、別の理由という人もいるのだが・・・・・・。
そうした子供達を救済するため、政府はいくつもの孤児施設を建設した。しかし、そうした国の孤児施設は、ほとんどは
善良な施設だが、一部の施設はヤクザやギャングと繋がっていて、女の子は越え太ったおじさんの性処理奴隷になるか、
娼婦館に売られるかのどちらか。男の子は麻薬の売人か、傭兵として、売られるかの運命を辿る。(中には養子にとられ、幸せに暮らすもの
もいるが、ほんの一握りにすぎない)
いくら今の自分が力を手に入れ金に余裕があるといっても、いちいち気にしていたら、此処ではやっていけない。
子供達も必死で、中には襲い掛かってくるやつもいるからだ。
僕は最後まで振り返ることはしなかった。
動きが分かったとしても、怖い。グロテスクな外見が迫ってくるのが怖い。何か粘着性のありそうな粘液が不快感を増大させる。
おまけに暗いから、いつ幽霊がでてくるのかドキドキものだ。
なみだ目になりながらも無事にダンジョンから生きて変えることができ、思った以上に採取してきたアイテムが高値で売買された
ので、今まで貯めた資金も合わせるとエリクサーが一本買えそうだ。(買わないがな、自分でもあれは高すぎると思うが)
「でも、こんなにあっても使い道がまるで思いつかないのは……なんだかな」
こんなに金があっても使い道がない。酒も煙草もギャンブルもしないから、溜まる一方だ。報酬を数えつつ、いっそ全部募金してやろうか?
など考え、即座に却下する僕。
財布の中を確認しながら歩いていたのがいけなかった。肩に軽い鈍痛が。
「痛えな、ぶっ殺すぞ!」
明らかにヤンキーがいいそうなセリフを決めた、茶髪ピアス肌黒、着崩した短剣とジーパン。
全身から胡散臭さを放出させている人にぶつかったみたいです。痛えな、これマジで折れてるぜ~、
とか言いながらその折れた腕を掴んでいる男。男の連れらしき二人の人物は、マジで慰謝料だな、
とか、ヤバクね?とか、騒ぎ出し始める。
正直いって関わりたくないが、原因はこちらの不注意なので、非はこっちにある・・・はず。
「ごめんなさい、怪我はございませんか?」
「ああ? 痛え、痛え、これは君が看病してくれなきゃ治らないや」
「・・・は? あの、ちょっとぶつかっただけでしょう?」
「あ、俺良い病院知っているから案内するよ。こいつの看病してくれなきゃ」
突然、連れの一人が腕を掴んだ。その顔はいやらしく僕の身体に視線を向ける。
他の二人も同様に、ニヤニヤ笑いながら静観している。もう、ぶつかった男は腕を押さえていない。
僕はあまりにも古典的なやり方に、開いた口が塞がらなかった。いくらなんでも、これは無いと思う。頭の悪さが窺える。
僕の見た目が女性にしか見えないせいか、男達はまったく気後れした様子も無い。
頭にきた。僕は、掴まれていない方の拳で、掴んでいる腕を叩き折った。本気で殴ると下手をすれば、
腕が粉砕してしまうので、そこらへんは加減する。
指に鈍い感触と、コキっと、軽い音がした。そのときには腕はもう外れていた。
最初、男は何をされたのか分からない顔をしていたが、時間が経つにつれ、顔が青く、脂汗を
掻き始め、膝をついて蹲ってしまった。それを見た連れのもう一人は憤慨し短剣を抜こうとしたが、
「ま、まて! こ、こいつ、銀髪のマリーじゃないのか!?」
「マリー!? 女の格好をした、銀髪のマリーか!?」
「ま、まち、まちが、うわーー!!」
蹲っていた男も見捨てて、何処かへ逃げさり、へたりこんでいた男も、ふらつきながらも、後を追った。
知らない間に有名人になっていたみたいだ。(あまり良い意味ではないかもしれん)
マリーは、今の僕の名前だから、おまけに銀髪ってそう居るものじゃないし。名前を聞いただけで逃げ出すとか、
なんだか自分の噂を聞くのが怖くなってきた。
「おい、マリーだってよ・・・」
「・・・あれが噂のマリーか」
「聞いた話より、すいぶんと綺麗じゃないか」
「あれでも、エンジェルより腕が立つって話だぜ」
ちょっと待て、エンジェルより強いとか、誰がいった! ていうより誰が流したんだ?辺りは喧騒に包まれ、
僕を見つめる視線が増える。いけない、騒がしくなってきた。これ以上目立ちたくないし、帰ろう。
……本当に誰が流したんだよ。泣くぞ、泣いちゃうぞ。
「・・・・・・(クイックイ)」
白いワンピースに身を包んだ女の子が、僕の裾を掴み、じっと僕を見つめている。
孤児か、娼婦のどちらか分からなかっが、背丈は僕と同じくらいだ。。
髪はぼさぼさで、肩の肩甲骨のあたりで切り揃えてある。身体つきもスレンダーで、
全体的に幼く、薄汚れた印象が感じ取れ、表情が無かった。
「・・・・・・(グイッグイ)」
「あ、あのさ、何か用があるの?」
「・・・・・・こっち(グイグイ)」
「ちょっと、無視ですか? 僕の話はガン無視ですか?」
貴方は誰? 僕に何か? 何所に連れて行くの? と、何を聞いても答えず、
半ば引きずるように僕を引っ張っていく。この子は人の話を聞く気があるのかな?
・・・・・・あったら立ち止まってるだろうな。それにしても、何所に行くの?
そのまま移動すること数分。少女の足が止まり、古ぼけた建物についた。少女は僕の裾を掴んだまま、
建物を回り込み、裏口らしきドアまで引っ張った。さすがに抵抗したが、思いのほか力強く、女の子相手に
本気で抵抗するのも気が引けた。
結局、中に通され、大きな部屋を通って階段を上がり、ちいさなヌイグルミが飾ってある一室に連れ込まれた。
先程通った大きな部屋は広間か? それにしても誰もいなかったが、留守なのだろう。でなければ、大騒ぎ
とまではいかなくても、騒動は起きるだろうと思うし。
少女は小さく、待ってて、と言い残し、部屋を出て行った。あれ、置いてけぼり?
部屋を見渡すと、ベットと枕元に置いてあるヌイグルミ、小さな照明しかない。黙って帰ろうかな、
と思っていたとき、階段の向こうから大きな声が聞こえてきた。
『ちょっと、サララ! どうしたのよ?』
『客をとってきた? 今更一人二人客とっても意味ないって』
客? もしかして、ここって娼婦館か何かですか?
『そうそう、借金がどれだけあるか、わかっているの』
『え? 虜にしてお金出させる? 無茶言わないでよ』
『そりゃあ、私達だってここが無くなるの嫌だけどさ』
『仕方ないよ。フリーになって稼ぐしかないって』
もしかしてもしかしなくとも、僕は客ですか? しかも、あの女の子の?
階段を駆け上がる音、それが止むと共に、けたたましくドアが開かれた。
「・・・・・・お待たせしました、マリー様」
着替えたのか、めかしこんだのか、薄汚れたワンピースが綺麗なワンピースになっていた。
色は先程と同じ白色。着替える意味があったのだろうか? (無表情は変化なし)
それよりも、すみません、ちょっといいですか?
貴方のお名前と、ここが何所なのかを教えてくれませんか?
「・・・・・・私の名前、サララ。・・・・・・ここは娼婦館です」
あなたは娼婦なの? 目的は客をとるため? どうして僕の名前を?
「これでも娼婦です。強引に連れてきました。貴方が男の人達と揉めているのを聞いて」
さっき、借金がどうのこうのって聞いたんだけど?
「・・・・・・借金はあります、それで貴方にお願いがある」
真剣な目がこちらを見つめた・・・・・・何だか可愛く見えるが、空気を読む。どうして僕なんだ?
「あなたがダンジョンから出てきて、換金しているのを見たからです。それに、銀髪のマリーの名は、
私でも知っているくらいのビックネームです。きっとお金持っていると思って・・・」
普段、僕はどんな目で見られているのか本気で知りたくなってきた。ビッグネームとか始めて言われたよ。
有名になってしまったな、という感慨深さよりも、面倒な事にならなきゃいいな~とか考えてしまう自分に涙が出そうだ。
というか、ビックネームとかどんなのよ、いったい。怪物マリー? 切り裂きマリー? くそみそマリー? 変なのは嫌だ。
「胸だってないし、お尻だって大きくない。特にコレといって性技があるわけでもないし、美人でもありません。
こんな私ですけど・・・私の一生……貴方が買ってくれませんか?貴方の奴隷になりますし、なんでもします」
その言葉とともに、スルっとワンピースが落ちた。と同時に僕は息を呑んでしまった。
サララの身体は肋骨が浮いていて、スレンダーな印象を覚えたが、よく見るとシミ一つなく綺麗な肌。
今まで気づかなかったが、綺麗に整えられている髪が薄い胸に掛かり、瑞々しいエロさがにじみ出ている。
さらには今をもってしても変わりない、無表情が異様な妖しさを見せていた。
「・・・やっぱり、魅力ないですか? 胸があったほうが良いですか?」
うっすらと悲しそうな雰囲気を醸し出した。いいも何も事情を知りたい。説明願えるかな?
サララは少し悩んでいたようだが、僕が黙っていると、観念したのか、立ち話もなんですので、
ということで、ベットに並んで座り込んだ。しばらく無音の時が流れ、ポツリポツリと零し始めた。
サララは小さい頃に両親が亡くなり、親戚の家に引き取られたこと。最初の内は、家の主人も奥様も優しく、
幸せに過ごしていたこと。しかしある日、真夜中に突然、主人が部屋に入ってきて、犯されてしまったこと。
それからは、毎晩のように夜の相手をさせられ、それが奥様に見つかり、家を追い出されたこと。
毎晩夜の路地裏に立ち、身体を売って生活していたこと。だが、ある日酷い男の客に捕まり、監禁され、
男が苛立つ度に暴力を振るわれたこと。その後、隙をついて逃げ出し、今の娼婦館に転がりこんで、
面倒をみてもらっていること。無愛想な性格のせいで満足に客もとれず、申し訳ない日々を送っていたが、
ここの住人は誰もそのことを言わず、本当の妹のように扱ってくれているということ。
すべてを言い終えたサララは僕を見つめ、私を一生分買ってください。と再度問いかけてきた。
僕はとてつもないくらいの怒りと、やるせなさと、言葉では形容できない思いが胸の内を渦巻いていた。
そして僕の心は決まった。たとえそれが偽善でも、欲望のためと言われても、かまわない。
「サララちゃん……」
「・・・・・・はい」
断られると思っているのか、小さく肩を震わせ、俯き、それでも僕に身体を押し付けてきている。
「サララちゃん、貴方の一生……貴方の全てを買い取ろうと思います」
「すみません、やっぱり駄目で・・・・・・え?」
承諾してくれると思っていなかったらしく、ほぼ同時に断りを入れてきた。
目を見開き、顔に驚愕を張り付かせ、いまいち内容を理解してないみたいだ。
しかし、時間が経つとともに理解の色が深まり、満面の笑みが広がっていった。
「あの、ほ、本当ですか?・・・・・・高いですよ?」
「分かってる、借金分でしょう? いくら払えばいい?」
「・・・・・・あの・・・・・・1億2000万セクタ」
思わず噴出しそうになった。1億2000万セクタだって? いくらなんでも高すぎだろ。
一般家庭の収入が、年30万セクタ。ゆうに人生4回は遊んで過ごせる金額だ。
文字通り大富豪と呼ばれる人達でなければ、まず払えない。それが分かっているらしく、
サララは笑みを無くし、俯いてしまった。
「・・・・・・ねえ? いったいそれだけの大金をだれから借りたの?」
よくよく考えたら、それほどの大金を貸し続ける程の人物はそういない。余程悪どい事を
しているか、それとも億万長者かのどちらか、あるいは両方か。
「ダムストリ・ローマンです。・・・あの人、太っているし、臭いし、気持ち悪いから嫌いです」
ローマンだって? あの法スレスレの手段で取り立て、法外な金利で財産を奪う、ローマンか。
噂では女癖が悪く、常に金にものをいわせ、女を侍らしていると聞くが・・・・・・。
娼婦館を借金のかたに、そこに住んでいる娼婦達を、自分の女にするつもりか。
頭の中で、断るか承諾するかの二択が浮かぶ。かつての僕なら絶対に断っていただろう。
一人ダンジョンに潜り、その日その日を生きている僕には叶えることの出来ない願い。
しかし、幸か不幸か、モンスターの呪いを受け、今までの自分を捨てざるをえなかった。
そして今、かつての僕には到底叶えられない少女の願いを叶えることが出来る。
・・・・・・なんだ。答えは既に決まっているじゃないか。悩む必要は無かったんだ。
僕はもう決めた。僕の貯金全額と、ダンジョンに潜り、アイテムを売り払えば何とかなる。
いざとなれば借金すればいい。今の僕ならばすぐ返済できるんだ。(そう、そうなんだよ)
身体中が高揚していくのが分かる。性的な意味ではなく、もっと熱い何かがこみ上げてくる。
体中の血が沸騰しそうな、それでいて細胞の一つ一つから力がみなぎってくる。
「待ってて、今すぐ払えるわけではないけど、機嫌はいつまで?」
「え、あ、明日の夕方・・・・・・取立ての人が来るまでだけど」
僕は懐から時計を取り出す。現在時刻は23時51分。明日の夕方までが勝負!
今度は逆に、僕がサララに待っててと言い残し、部屋を飛び出した。
心の冷静な部分が、明日学校休み決定だな、と告げていた。
彼をよく知る人物は口を揃えてこういうだろう。ここの主人は人の皮を被った外道だと。
煌びやかな部屋、家具のいたる所に金などの装飾が施され、入る者を圧倒させる。中央に大きく
置かれたテーブルには、数々の料理が乗せられ、照明によって、輝いてみえる。
テーブル横のソファーに男がいた。男の背が小さいのか、ソファーが大きいのか、後ろからでは
ソファーに隠れているように感じる。しかし、回り込んだ時は、その印象がガラリと変わる。
男は太っていた。大きなソファーにどっしりと身体を乗せ、お世辞にも健康的とはいえない。
両隣座っている美女が、箸で料理を口元まで持っていき、食べさせている。男の頬はにやけ、
しまりの無い顔を晒していた。
「ねえ、ローマン様? 今日は機嫌が良いみたいだけど」
「そうそう、何かありましたの?」
男、ローマンの機嫌が何時にもまして良いので、二人は不思議に思い、料理に伸ばしていた箸を休めた
ノーマンの身体に柔らかく抱きつき、乳房を擦り付け、甘い声で尋ねた。
尋ねられたローマンも、特に隠す必要もないのか、押し付けられた乳房の感触に下品な笑い声を上げ、あっさりと白状した。
「なに、前から金を貸している奴の返済期日が明日までなんだよ。返せなかったら身体で払ってもらう
だけなんだが、その前に楽しもうと思っているのさ」
ローマンの顔がますます卑しい笑みを作る。その様子からみても、楽しむの言葉には深い意味があるようだ。
「一目見たときから俺の女にしようと思っていたんだ。散々お預けされたんだ、強情な女ほど燃えるもんだ」
娼婦館の当主、マリアとの一夜を思い出し、思わず股間を煮えたぎらせた。今思い出しても興奮してくる。
ずっしりとした乳房、細くくびれた腰、むしゃぶりつきたくなるお尻、聖母のようにも淫魔のようにも映る美しさ。
ヴァギナの包み込むような締め付けは、文字通り心を癒され、吸い尽くすような口淫を想像するだけで、
果ててしまいそうだ。そうだ、あの女のアナルも俺専用に変えてやるのもいい。
それに魅力的な女は他にもいる。長く赤い髪がトレードマークの、シャラ・ミースの搾り取るようなアナルの締め付け
を味わいうのもいい。実質ナンバー2の人気を誇る、藤堂沙耶(とうどう さや)に身体中を洗われるのも、いや、
娼婦館の女全員で乱交するのもいいかもしれん。
想像しただけで、全身の血液が沸騰したような錯覚を受ける。せっかく今まで待ったんだ。
あいつらが泣いて嫌がっても中に出してやる。それで子供ができたらおろせばいい。せいぜい死ぬまで
楽しんでやるぜ。そうだ、子供ができたら吐き出すまで俺の精液を飲ませるのもいいな。
この日、夜遅くまで開かれた饗宴が終わりを迎えたのは朝日が昇ってからだった。
その宴会の中で終始、ローマンの顔からは、笑みが消えることはなかった。
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