なんだこの可愛い魔王様はwwwww
酷い事いっぱいされたくても強すぎるとその願いも叶わない悲しみwwwwww
■所要時間:8分 ■約4766文字
アブっぽいやつ寄ってく?
「【エロ小説・SS】100年間世界を支配し続けた魔王様は実はMなんですwwwww」開始
魔王が先か、勇者が先か――――
そんな、ニワトリとタマゴのような言い回しが度々使われはするが、
どちらが先とて、さしたる違いはない。
はっきりしているのは、この両者が百年に一度、
ほぼ同時にこの世界に現れ、
互いに剣を交え、
――そして、
勇者が勝利すれば、平和と静寂が、
魔王が勝利すれば、破壊と混沌が、
それぞれ百年間、世界には訪れる。
この予定調和が、昼と夜の如く、何千年何万年と繰り返される――――
ただ、それだけである。
…
さて、今から遡ること百年。
魔界に新たな魔王が誕生し、人間界に恐怖と殺戮を齎し始めた、その年である。
その新たな魔王は、――先代までと大きく異なり、美しい女性の姿をしていたという。
――端正な顔立ち、長く艶やかな金色の髪、白磁のように青白い肌。
――彫刻のように均整のとれた肉体と、それに衣服のように纏う、漆黒の瘴気。
しかしながら、その外見とは裏腹に――、
その残虐性と魔力の強大さは、歴代でも類を見ないほどであった。
数多の魔物の大軍を率いて自らその先陣に立ち、
いとも容易く大地を割り、造作もなく山を消し飛ばすその魔力で以て、
抵抗する者も命乞いする者も区別なく、
生きたまま切り刻み、押し潰し、
世界中を肉塊の浮かぶ血の海へと変えていったのである。
一方、時を同じくして、勇者の魂もまた、魔王を討ち果たすべくこの世界に転生していた。
勇者は神々の加護を受けた武具でその身を包み、
その剣で以て各地に跋扈する魔王の配下を討伐し、
人々に幾許かの希望を取り戻していった。
そして遂には、運命に導かれた仲間と共に、人類の期待を一身に背負い、
勇敢にも魔王の城へと乗り込んでいったのである。
――人々は待った。
勇者一行が意気揚々と凱旋し、世界の平穏と安寧を告げる、その瞬間を。
――しかし、いくら待てども彼らは帰ってはこなかった。
人類の希望も虚しく、勇者の帰りを待つ間もなく――人の世は、暗澹たる闇に塗り潰されていったのである。
かくして、魔王が勇者を滅ぼし――、
この世界は、百年の混沌に支配されるに至ったのである。
そして、その先代の勇者と魔王の決着から――――
数えること、今日でちょうど、百年である。
▼
――――――――ぱちり、…目が開く。
ああ、…そうか。…やっと、百年か…。
ずっと眠っていたというのに…、とても…、とても長く、そして退屈な時間だった。
もし…、この百年、彼を、想い続けたままだったなら…、
私は、とうに壊れてしまっていたことだろう。
この、魂の奥底で疼く…、底無しの情欲に、この身を焼かれて。
…百年。…そう、これは百年の恋。
…ふふふ…、また、…会えるね…、…勇者たん…。
「……お目覚め、お待ち申し上げておりました、……陛下」
肉色の触手が織りなす、巨大な寝台の中央。
そこに裸で寝そべる私を取り囲むように、魔界の屈強な魔物共が、揃いも揃って、私に跪いている。
…どいつもこいつも、…身も心も私に服従していることを示す、哀れな姿勢で。
…まったく、情けないにも程がある。
絶世の魔界の美女が、百年もの間、無防備にも全裸で、その肉体をさらけ出していたというのに…。
…何で、…誰もレイプしに来ないんだよ。…うぅ、…ちくしょう。
…百歩譲って、…せめて、寝首くらい掻きに来いよぅ…。
…これでも、圧政に圧政を重ねて、暴虐の限りを尽くしているつもりなんだけど…、
…謀反を起こす気とか、ないのかよ…。
何で、お前ら虐めたら虐めただけ大人しくなるんだよ。
悔しくないのかよ、…こんな小娘一人に、いいようにされて…。
「…何じゃ。…誰一人、妾を夜這いに来んのか…?」
……あ。思わず、不満が口をついて…出てしまった。
…しかも、すっごく不機嫌そうな声で喋ってしまった。
…まずい。
…ヤバい。
………。
「…ああ…、陛下っ、陛下ぁ…、お許し下さい、怒りをお鎮め下さいぃ…」
「へ、陛下、…わ、我々の忠誠は本物です…、ど、どうか、何なりと、ご命令下さい…」
「…も、申し訳、ございません…、我々が至らぬばかりに…、ああ…、陛下にご心労を…」
…ああ…、案の定、こいつらパニックになってる…。
…いや、違うから…。今の発言は、嫌味でも皮肉でもないし、何の裏もないから…、
だから、…落ち着いてくれよ。頼むよ。
ただ、少し柄にもなくがっかりしただけだよ。…もういいよ、私が悪かったよ。
…くそぅ。…いいよなお前らは。羨ましいよ。
私だって、そんな風に地面に這いつくばって、額をごりごり押し付けながら、惨めに懇願してみたいよ。
涙をぽろぽろ零して謝りながら、勇者たんの足の指を舐めてみたいよ。
…っていうか、勝手に舐めるなよ。…私の足に、…群がるなよ。
…私、一度もそんな命令したこと、ないんだけど…。
…そんな一生懸命に、…奉仕されたら、…えっちな気分に…、なってくるじゃないか。…ばか。
…いい加減、馬鹿馬鹿しくなって――、
おもむろに立ち上がって、両手で髪を掻き上げると――、
その一瞬で、…空気が張り詰め、静けさが戻る。
ああ…、悲しくなるくらい本当に分かりやすいな、お前ら…。
…うん。…何ていうか、百年経っても何も変わっていないのが…よくわかった。
私の性欲…、やっぱり、満たされないんだね…。
…もういい。…泣きたい。…期待した私が、馬鹿だった。
それよりも、勇者たんの声と匂いと肉の味を思い出しながら、百年ぶりのオナニーがしたい。
…だから、お願い。…しばらく、…独りにしてよ…。
「……五月蠅い。……さっさと失せろ」
…ああ、言うが否や…、半狂乱になりながら、我先にと全力で出て行く。
なんというか…、これほど情けなさで溜め息が出る光景も、そうそうない。
…別に、一番遅かった奴に罰ゲームとか、しないからさ。…今日は。
…だから、そのバカでかい筋骨隆々の身体とか、見るからに痛そうな牙とか爪とか…、もっと他のことに使えよ。
全員に全力で襲いかかって来られたら、いくら私だって…、毎回無傷では済まない…、…と、思うよ。…うん。
…そう。…だから、さ。
できれば、勇者たんがいいけど…、今この一時は、勇者たんでなくてもいい。
…私のことを思うなら…、私の…、この身を抉るような被虐的願望を…、…誰か、満たして…。
…誰か、私を、…滅茶苦茶に…、…犯してよ…。
…
…そして、ぽつんと、だだっ広い寝室に…、また、独りになる。
念のため、誰もいないかどうか、もう一度確認。
……よし。
…今まで寝そべっていた、寝台の下に潜って…、…その、中央。
……ふふ。……久しぶり。
女性のような、整った凛々しい顔立ち。
透き通るような、碧い瞳。…私と同じ、金色に光る綺麗な髪。
…そう。
魔法で時間を止めた、…勇者たんの、亡骸。
聖なる魂の宿らない、ただの空の器。
匂いも、味も、感触も、もうないけど…、姿だけは、…だいたい、百年前の、あの時のまま。
…そう思ったら、…愛しくて、切なくて、……涙が、溢れ出てきた。
「…うぅぅ…、…あぁ…、…うあぁあ、ごめんなさい…、…ごめんなさい…」
…勇者たん…、私が、この手で傷つけて、殺してしまった…。
…首から下が、ぐちゃぐちゃに飛び散って、元に戻せなくて…、
だって…、あんなに脆くて、呆気ないなんて…、思わなくて…、
…ごめんなさい。…ごめんなさい。…ごめんなさい。
…亡骸の前に、犬みたいに四つん這いになって…、お尻を高く突き出しながら…、
伸ばした触手を、陰部に突き立てて、乱暴に掻き回す。
余った触手で、…全身を縛り上げて、骨が軋む音がするまで、きつく締め上げながら…、
…力一杯、体中に鞭の雨を浴びせる。
…あぁ…、許して。…こんな、悪い子の私に、…こんな風に、お仕置き、…して。
私が、あなたにしたように、…酷いこと、…惨いこと、…いっぱいしてよ…。
あの時…、勇者たんの…、その大きな剣で、何度も何度も、私を突き刺して、激しく貫いて、
…その切先から、勇者たんの聖なる力を…、私の真っ黒に穢れた身体の中に注いで…、
…真っ白に、昇天させて欲しかった。
勇者たんの気が済むまで、…何度でも。
私に対して、慈悲など要らなかったのに…、…最後まで、優しかった。
…そんなもの、私は望んでいなかったのに。…何度も、そう言ったのに。
…それを伝えたくて、勇者たんの大事な物も、大事な場所も、…大事な人も、
…全部、勇者たんの目の前で、ぐちゃぐちゃに、…壊したのに。
何で…、私を憎んでくれなかったんだろう。
私を…、罵倒したり、痛めつけたり、虐めたりできるのは…、
…勇者たんしか、いないのに。
「…ひぁ、…ぁ…、…だめ、…もう…、許して…、ふぁ、あぁん…、あぁぁぁん…」
…痛い。…痛いのが気持ちいい。
…自分で自分を痛めつけるのが…、気持ちいい。
…勇者たんに、痛めつけてもらえてる…、そう考えたら、もっと気持ちいい。
「…あああああん、…いたい…よ、…勇者たん…、…ゆる…して…、…ごめんなさい、ごめんなさい…」
地べたに這いつくばって、泣きながら勇者に許しを乞う、…魔王。
…これが、誰もが恐れおののく魔界の王の本性とは、…なんと滑稽だろう。
…でも、これが…、本当の私。
このどうしようもないマゾで、変態の、卑しい雌犬が、…私。
…本当は、…こんな私に忠誠を尽くしてくれているあいつらに、謝りたい。
嘘つきで、ごめんなさい。
偉そうに命令して、ごめんなさい。
こんな、…情けない魔王で、…本当に、ごめんなさい。
…ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい…、
…
…ふぅ。
心地よい、恍惚の余韻と、…どこか空虚な、満足感。
…ふふ、また付き合わせちゃって…、ごめんね、勇者たん。
もう、…大丈夫。いっぱい泣いて、大声で叫んで、全部吐き出したから、…もう大丈夫。
…戻らなきゃ。あいつらが、…ふふ、きっと、捨てられた子犬みたいな目で、待ってる。
戻って、…私があいつらの心の支えに、なってあげなきゃね。
素敵な魔王様が、どんな魔王様かを、…マゾの私は、…きっと、よく知ってるから。
…うん、簡単だよ。
そして、転生した勇者たんに、会いに行こう。
…今度は、ちょっとは、私を苦しませてくれるといいな。
前みたいに、…すぐ終わっちゃうのは、…イヤだよ。…ふふ。
…それじゃあ、お別れだね。…今まで、本当にありがとう。
生まれ変わったあなたは、…どんな顔かな。…楽しみに、してるよ。
…さよなら。…私、…行ってくるね。
…そう呟きながら、…綺麗なあなたの唇に、お別れのキス。
たちまちに魔法は解けて、…私の真っ黒な瘴気のなかで、ドロドロに融けて…、
跡形もなく、世界から消えていった。
…私の心の中だけに、…その面影を、残して。
…スレ違いでしたら、すみません。
「【エロ小説・SS】100年間世界を支配し続けた魔王様は実はMなんですwwwww」終わり
なんかおもろいやつやらなんやら
な、なんやこれ?
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逆さ如雨露 2015年11月28日 21:30:15
こうゆう強くて苛めてほしいのは大好物ですわ
逆さ如雨露 2015年11月28日 21:30:15
こうゆう強くて苛めてほしいのは大好物ですわ