好きな人に脅されたら言うこと聞くしかないよね。
最後は2828する良い感じ。
■所要時間:13分 ■約8210文字
アブっぽいやつ寄ってく?
「【エロ小説・SS】好きな人のお見舞いに行ったらつい出来心でオナニーしちゃった 2発目」開始
あたしの目の前、拳二つ分位のところに彼の顔があった。
無表情で、無感情な目。
垂れ目がちで幾分ぼんやりしている印象があるが、しかし、その目はしっかりとあ
たしの目を、瞳のさらにその奥まで覗いているようだった。
「・・・・・・」
彼は何も言わない。
じっ、とこちらを、睨む風でもなく侮蔑する風でもなく、ただ見て、沈黙している。
いつも笑っている顔しか見たことのないあたしは、その何も無い表情と無言のプレ
ッシャーに耐えれなかった。
何か言わなきゃ、何か言わなきゃ・・・
「えと・・・、その、・・・お、おはよ・・・」
「おはよう」
思いのほかすぐに、けれど表情は全く変えずに返される。
機械を相手にしている感じだった。
「え、えっと・・・、あの」
「・・・とりあえず、放してほしいかな」
「え? ・・・あっ!」
言われてあたしは、未だに彼のモノを掴んでいたことに気付き、慌てて手を放して真
っ赤になった。
桑原君は肘をついて少し体を起こした。
「あ、あの! こ、これはその・・・」
「入院している奴の、しかも寝込みを襲って悪戯とはね・・・」
「!! ・・・や、そ、そんなんじゃなくて――」
「さらに、それをオカズにオナニー始めちゃうとはね・・・」
「っ!」
言葉に詰まり、目を逸らす。
顔から火が出そうとはこういうことだ。
クスクスという声が聞こえた。
視線を戻すと、桑原君がにやにやと、僅かに唇を歪めて意地の悪そうな笑みを浮か
べていた。
「あーあ、木下さんがそんなに淫乱だったとは知らなかったなー」
「!! ち、ちが――」
「ん? 違わないだろ?」
「・・・ぅぅ・・・・・・」
泣きそうになりながらも反論しようとして、けれども言葉が出なかった。
「あーあ・・・、俺、木下さんのこと結構いいなーとかって思ってるのになー」
(え・・・?)
そうだったの?
全然知らなかった。
でも・・・
「でもなー・・・、・・・あーあ」
桑原君は、至極残念そうだった。
あからさまにがっかりしているようだった。
「これじゃあ、縁切りだり絶交だり考えた方がいいかなー・・・」
「!!?」
サーッ、と血の気が引いた気がした。
縁切り? 絶交?
友達を、やめる・・・?
もう、関わらない・・・?
・・・・・・
嫌・・・
「嫌ぁっ!」
がばっ、と、
あたしは桑原君に抱きついた。
胸に額を押しつけて泣き喚いた。
「嫌、やめて! そんなこと言わないで! 謝るからえ、縁切りとか絶交とか言わ
ないで。か、勝手だけど、っ、か、勝手だって言うんなら、言うこと聞くから! 何
でもっ、何でも桑原君の言う通りにするから! だから、嫌いにならないで・・・」
ぽろぽろと大粒の涙が零れる。
終わると思った。
二年生の四月から今日まで続いてきた関係が終わってしまうと、そう思うと、とて
も悲しかった。
お見舞いになんか、来なければ良かった・・・
「――――・・・」
桑原君が、何か呟いた。
「・・・ふぇ・・・?」
「あ、いや・・・」
見ると、何故か困ったような顔をしていたが、しかし、すぐに無表情に戻って、そし
て、
「・・・何でも言うことを聞くって言うなら、まずは泣くのをやめな。あと、一旦離れて」
「・・・・・・」
ぐす、と鼻をすすりながら、少し躊躇いつつも腕を離した。
彼はゆっくりと起き上がる。
「ベッドの上に乗って、仰向けに寝て」
「・・・・・・?」
言われた通り、靴を脱いでベッドに寝転んだ。
「あ、あの・・・、桑原君・・・?」
「喋らないで」
ぴしゃりと制される。
「なるべく声を出さないで。あと、勝手に動かないで」
それだけ言うと、桑原君はあたしの太腿に手をのばした。
「え? あ、あの! ちょっと・・・」
「喋らない、動かない」
少し強い口調で言われた。
(けど、これって・・・)
なおも抵抗しようとするあたしに、桑原君はす、と顔を近づけ、
「・・・絶交してもいいんだ?」
「っ!!」
ビクリと肩が震え、再び蒼ざめる。
そんなあたしに彼はふっと笑い掛け、
「大丈夫。別に、レイプ紛いのことをしようってんじゃない」
ただ、と、そこでまたさっきの意地の悪い笑みを浮かべ、
「今からやるのは、人の寝込みを襲う悪い子に対する罰、だよ」
そう言うと、桑原君はあたしの太腿を撫でまわし始めた。
「ん・・・」
厭うように優しく、触れるか触れないかという微妙な触り方に、ぞくぞくと鳥肌が
立つような感覚が走る。
次第に太腿を愛撫する手に力が入ると、その手でスカートを捲り上げられる。
「やっ・・・」
先ほどの自慰行為でぐっしょりと濡れた下着が露になる。
彼はあたしの両膝の間に手を入れて、ぐっと開かせた。
「やっ、あの」
「往生際が悪いぞ。・・・何でも言うことを聞く、んだろ?」
「ぅ・・・」
「大人しくしてな」
開かれた足の間に座ると、彼はそのまま下着越しにあたしの濡れそぼったそこ
に指を這わせてきた。
「んっ、・・・ふぅん、んんっ」
ゆっくりと、マッサージでもするかのように、優しく指を動かす。
「すごい濡れてる、びっしょびしょだ。・・・さっきもだいぶ感じてたしな」
「やぁ・・・」
目を閉じ、顔を真っ赤にしながら、ふるふると首を振る。
さっきから赤くなったり蒼くなったりの繰り返しだ。
「え? ――ひゃん!!」
不意に、クリトリスを触られた。
突然の刺激に、ビクリと体を仰け反らせる。
「大丈夫? 罰なんだから、ちゃんと耐えなきゃ」
「そ、そんな、の・・・ん! んんっ!」
「そうそう。声も抑えないと、隣の部屋とかに聞こえちゃうよ?」
言いながら、敏感な突起を弄くる。
円を描くように、強弱をつけて転がされる。
「んんっ! んんぅっ! っはあ、はぁ、あ、ぅんっ!」
(あうっ・・・、そこ、駄目ぇ・・・!)
強くされれば電流が走り、弱くされればじれったさに身悶えする。
動くなと言われても休み無い刺激に身体が揺れ、声を出すなと言われてもそれは無
理な話だった。
転がされる突起の下にある穴からは、次から次へと液体が溢れてくる。
それはすでに下着の吸水量を超え、シーツに染みを広げているようだ。
「・・・お、固くなってきた」
くりくりと弄くりながら、桑原君は言った。
「女の子のここも、こんな風になるんだね」
(そんなこと、言わないでよぉ・・・)
「や、あう! ん、ん、ぅあ!」
非難よりも先に淫らな喘ぎ声が出る。
段々と抑えられなくなり、両手で口を塞ぐ。
それを見た桑原君は、一旦弄くっていた指を離し、軽くピンとクリトリスを弾いた。
「――んんんっ!!」
ビクリと再び仰け反る。
さらにそれで終わらず、二回、三回と続けざまに弾かれる。
「んんっ! んんんっ!!」
(やあっ! うああっ! ・・・駄目、これ以上は・・・!)
弾かれる度に段々と大きな波が押し寄せてくるが、しかし、止めてと言おうにも手を
離したらそれこそ抑えられない。
あたしにできたのは、口を押さえながらふるふると首を振ることぐらいだった。
「んんっ! んんっ!」
(だめ・・・、イっちゃう!!)
あたしは刺激に備えてぎゅっと目を瞑った。
・・・が、いつまでたっても最後の刺激が訪れない。
「・・・・・・ふぇ・・・?」
不思議に思って目を開けると、桑原君がにやにやと笑いながらこちらを見ていた。
「何?」
その表情のまま、ちょっと首を傾ける。
その仕草に、言葉に詰まった。
「え、あ、その・・・」
「・・・『何でやめちゃったのか』?」
ボッという音が聞こえた気がした。
あたしは目を逸らした。
「くくく、ほら、罰だって言ったろ?」
笑いを堪えながら、すっと顔を寄せる。
「簡単には、イかせてあげない」
「やっ、ちょっと、待・・・」
慌てて足を閉じようとするも、彼の方が速かった。
「ほらほら、勝手に足閉じない。動くなっての。・・・それとも、やっぱり絶交?」
またも「絶交」という言葉を出され、あたしは目を閉じて力を抜いた。
「そうそう、それでいい」
桑原君はあたしの広げた足の間に再び座り、下着をぐいっと引っ張りあげた。
「ぅあうっ!」
全体が擦られる感覚に体を丸める。
「ほら、動くなって」
「っ、だ、だって・・・」
「喋るなって、また押さえときなよ」
「ぅぅ・・・」
言われて渋々口を押さえる。
それを見届けた桑原君は、引っ張りあげたT字の付け根とそこより幾分下がった部
分とを持つと、紐状になった布をプックリと存在を主張してしまっているクリトリスに
あてがい、ノコギリのように動かし始めた。
「ッ!! んっ! ッ、んく!! んんッ!!」
規則正しい、強い刺激。
上へ下へと擦られる度に腰が跳ね、身体を捻る。
「すごいね・・・。そんなにいいんだ、これ?」
「んんん! っは、そ、そんな、ひゃあう!! んぅッ!」
「ほら、ちゃんと押さえとかないと・・・。 ほんとに誰か来ちゃうよ?」
何か言おうとしても、口を開けば出るのは予想以上に大きな淫声。
塞がなければ、本当に誰か来てしまいかねなかった。
休み無く延々と続く刺激。
一体何時からこんなことをしているのか、始めてからどのくらい経ったのか、そんな
ことはすでに意識の外だった。
次第に、閉じたはずの目の前がチカチカとちらつき始める。
再び絶頂が近づいたあたしは、ぎゅっと身体を強張らせた。
が、あと一歩というところでまたもや刺激が止んでしまった。
「ん・・・、っは、はあ、はあ、はあ・・・」
荒く熱っぽい呼吸をしながら、桑原君を見た。
「・・・・・・」
彼はにやにや笑って、こちらを見るだけだった。
「はぁ、はぁ・・・、く、くわはら、くん・・・」
「何?」
笑いながら首を傾げる。
「はぁ・・・、はぁ・・・、・・・もう、・・・これいじょうは・・・、・・・はぁ、・・・あたし、・・・おかしく、な
っちゃうよ・・・」
絶え絶えになった息で、どうにか主張した。
また「絶交ネタ」を持ち出されるかもと思ったが、あたしはこれですでに三回もイき損
ねており、これ以上焦らされたら本当にどうにかなってしまいそうなのだ。
「ふむ・・・」
桑原君は笑みを消し、口元に手を当てて何か考えるように俯く。
あたしは額の玉のような汗を拭った。
「・・・ん、そだな。まぁ確かに、ほんとに誰か来てもアレだしな。・・・ん、じゃあさ」
そこで桑原君は、ずいっとまたあたしに顔を寄せ、
「――『イかせて下さい』って頼んだら、いいよ?」
かぁっと頬が熱くなる。
けれど、もう本当に、あたしは限界だった。
「・・・、・・・イかせて、・・・ください・・・」
目を逸らし、消え入りそうな声で言った。
うんと頷いて、桑原君はあたしの足を閉じさせると、するすると下着を脱がせた。
「あ・・・」
びしょびしょに濡れた柔肉と突起が外気に触れる。
熱く敏感になったそこにはひやりと冷たく、あたしはぶるっと身震いした。
「え・・・」
「ほら」
ばさりと、上半身に布団が掛けられる。
「あ、・・・ありがと・・・」
「いやいや、まだ早いって」
「え?」
どう意味、と聞こうとしたが、桑原君は下着を抜き取って足を開かせ、また定位置
に座るといきなりクリトリスの皮を剥き上げた。
「ぅんっ!」
芯まで外気に触れ、剥かれた刺激と相まって再び震える。
が、何故か桑原君はそれ以上触ってこなかった。
「・・・?」
「ん~・・・」
桑原君はまた、少し考えるようにしてから、
「・・・少し、汚れてるね」
「? ・・・。 !!」
何のことか理解し、顔どころか首まで真っ赤になった。
「掃除してあげるよ」
「えぇっ!?」
言って桑原君は、ベッド脇の棚からティッシュを二、三枚取った。
「ちょ、ちょっとそれは待っ――! きゃうっ!」
起き上がろうとしたあたしを突起を弾くことで制する。
「動かない喋らない。分かってるだろ?」
軽く畳んだティッシュに淫液を絡め、剥いたクリトリスを拭き始めた。
「うくっ、んっ、んうぅぅ・・・」
根元や皮の部分など細部まで触られる。
火が出るというより、燃えてるといった方がいいくらい顔が熱かった。
いくら好きな人にでも、ここまでされるのは恥ずかしすぎる。
少し頭がクラクラした。
「・・・ん、こんなもんかな」
しばらくして、桑原君は拭くのを止め、ティッシュをごみ箱に捨てた。
「さて、それじゃあお待ちかねだ。・・・約束通り、イかせてあげる」
いよいよだった。
散々弄くられながら一度もイってないあたしの身体は、すでにもどかしさでいっぱ
いだった。
ぴちゃぴちゃと淫液で濡らした指で、剥き出しにされた突起を摘まれ、「んっ」と思
わず首を竦める。
そのまま指は、滑らかに上下に動き始めた。
「んんっ、あっ! や、はっ!」
「・・・だから、口押さえとけって言うにな・・・」
言われてはっとし、慌てて口に両手をやった。
そんなあたしを見て、桑原君はクスクスと笑いながら「よしよし」と頷き、指を動かす
速度を速める。
「んぅ、んっ! んん! く、んんぅ!!」
しばらくして一旦手を止めたと思うと、今度はくりくりとこねくりまわしてきた。
「んん! んん! くぅぅぅん!」
クリトリスを中心にびりびりと、快感の波が広がる。
下の穴からは、とろとろと止め処なく液体が流れ出てくる。
再び指の動きが止まり、しかし息つく暇も無く、今度はピンと弾かれる。
「んううっ! んんっ! んうくっ!!」
何度も、何度も。
弾かれるたびに、ビクリ、ビクリと腰が跳ね、目の前がチカチカと光る。
(あぁ・・・、来る・・・、来る・・・!)
通算で四度目となる波が、これまでと比べ物にならない大きな波が押し寄せる。
「んふあっ! く、くわっ、はらくんっ! あ、あ、たし、んうっ!! あたし、ッ、もうッ!
うあッ!」
うん、と桑原君は頷き、
「大丈夫。今度は止めたりしないよ。だから――」
「思いっきり、イっちゃえ」
瞬間、
膣の中に指が一気に根元まで入れられ、
剥き出しのクリトリスが、ぬめる指に強く転がされた。
「――――――――――――――――!!!!!」
声にならなかった。
溜まりに溜まった快感が爆発した。
身体が反り返り、ビクリ、ビクリと大きく痙攣した。
膣内がきゅうっと収縮し、彼の指を締め付けた。
頭の中が真っ白になった。
そして、
あたしはそのまま、意識を失った。
・・・
・・・・・・
「・・・ん、んん・・・」
目を覚ますと、まず最初に見慣れない天井が映った。
ゆっくりと周りを見る。
仕切られたカーテン、棚、小さなテレビ、大きな窓もあるが、寝た状態では空しか
見えなかった。
(ここ・・・、病院?)
えーっと・・・、何でこんなとこにいるんだっけ?
思い出そうとすると、カラカラとドアが開く音がした。
(? 誰か来た・・・?)
誰だろう、と起き上がると、布団がぱさりと落ちた。
「・・・え? っわわ!?」
服を着ていないことに気付いた。
上半身はブラだけで、下半身にいたっては何も着けていなかった。
慌てて布団をかき上げる。
「・・・お、起きたー?」
(えっ?)
見ると、そこには見知った顔があった。
「桑原君・・・?」
青を基調とした病人服に、衣類の溜まった洗濯籠を抱え、片手にビニール袋を提
げていた。
なんで桑原君がここに・・・
って、あれ、病人服?
「あぁ、そうだ。・・・はい」
ぽいっと何かが投げ渡された。
(? 布? ・・・え、これ――!?)
渡されたのは、今日あたしが穿いていたはずの下着・・・って、
思い出した!
今日、あたしは・・・、――うわうわうわ!
「とりあえず、服着なよ。そこ、畳んであるから」
「あ、う、うん」
一人で赤くなっていたあたしにそう言って、桑原君はカーテンから外に出た。
ベッドから出、とりあえず下着を穿く。
あれだけ濡らしたはずなのに、すっかり乾いていた。
洗濯物を持っていたみたいだったし、洗ってくれたんだろうか。
(そういえば・・・)
服を着ながら、ふとベッドを見る。
シーツは新品同様で、濡らした形跡など何処にも無かった。
「おーう」
戻ってきた桑原君は、そのままベッドに腰掛けた。
あたしもそれに倣う。
時計を見るともう四時前だった。
「はい」
ビニール袋からスポーツドリンクを取り出し、差し出された。
「あんだけ、汗とか出したんだ。水分補給」
・・・そういえば、喉がカラカラだ。
「・・・ありがとう」
「いやいや」
言いながら、桑原君はコーラを取り出した。自分の分らしい。
あたしは渡されたスポーツドリンクを飲んだ。
すーっと身体に浸透していくようで心地よかった。
と、唐突に桑原君が切り出した。
「・・・あー、ほんとはさ・・・」
「?」
桑原君は、決まりが悪そうに言いよどむ。
「別に、冗談のつもりだったんだよ・・・、絶交とかって。けど、木下さん、すごい勢
いで泣きついてきたじゃん・・・。なんていうか、・・・ごめん」
謝られた。
あー・・・、なんというか。
そもそも原因作ったのってあたしなんだよね・・・
「えと・・・、ううん、いいよ、もう・・・。それよりもさ・・・」
あたしは話を変えようと、ベッドを見る。
「その・・・、下着とか、シーツとかは・・・?」
「ん? ・・・ああ、あの後木下さん、気失っちゃってさ。そのままってわけにもいか
ないから・・・、悪いけど、身体とか拭かしてもらって、んで、シーツとかは他のベッ
ドのと交換して、下着とTシャツは洗濯に出させてもらった」
「・・・そうなんだ・・・」
失敗した。
なんか、すごい罪悪感が・・・
「・・・お腹、もう、いいの?」
「うん。抜糸もとっくに終わってるし、来週には退院できるんだ」
「そっか、おめでとう」
「うん。・・・にしても、アレだね」
「?」
桑原君は、窓越しに空を見上げる。
「初めてだな、こういうの」
「・・・うん、そうだね」
あたしも空を見上げる。
風は冷たかったけれど、今日は快晴だった。
「他の皆はだいたい来てくれたんだけど、木下さん、全然こなかったからさ。だか
ら正直、一人で来ててびっくりした」
「うん・・・」
それで、あんなことになっちゃったわけだけど・・・
でも・・・
「・・・桑原君はさ」
「うん?」
ここまで来たら。
ここまで来たんなら、聞いてみよう。
「・・・桑原君は・・・、あたしのこと、その・・・、どう、思ってるのかな・・・、て・・・」
最後の方は、自分でも聞き取れなかった。
桑原君は、「んー・・・」と唸り、
「えっ・・・」
ふっと、いつもの笑いを浮かべ、
「別に、可愛いと思ってるよ。・・・さっき冗談って言ったけど、あんときのあれ、
『結構いいと思ってる』ってのだけはほんとだよ。嘘じゃない」
はっきりと、そう言った。
「そういうこと訊くってことはさ、そっちもそうなの?」
「えっ? えと・・・、・・・うん」
「ふうん。・・・じゃあさ」
桑原君は、身体ごとこちらを向いて、訊いてきた。
「俺ら、・・・付き合ってみない?」
真っ直ぐにこちらを見つめ、笑顔は変えずに。
「・・・いいの? あたしで・・・」
「勿論。寝込みを襲ってこなけりゃ、ね」
「・・・いじわる・・・」
「あははは」
――冬晴れの空の下、病院の一室で。
初めてあたしは、今日、来て良かったと思えた。
一時ネタに詰まって恥垢ネタを使いましたが、こんなんでいいんですかね?
エロと非エロとが半々ぐらいになってしまいました。 もっとエロを出したかった。
ラストはなんかありがちになってしまいましたが、楽しんでもらえれば幸いです。
では、駄文にお付き合いいただき、ありがとうございました。
>ラストはなんかありがち
だがそれがいい
GJ!
スメグマねたは萌える。
「【エロ小説・SS】好きな人のお見舞いに行ったらつい出来心でオナニーしちゃった 2発目」終わり
なんかおもろいやつやらなんやら
な、なんやこれ?
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名無しくんのそのまんまが出たぐっちょぐちょのコメント書いてけよ!
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おな女 2019年01月14日 10:17:30
はーすき読みながら気持ちよくなった