イケメンな狼さん。
こんな狼さんになら抱かれてもいいかも?。
■所要時間:8分 ■約4095文字
アブっぽいやつ寄ってく?
「【エロ小説・SS】助けられた白銀の狼と一夜を共にした女侍」開始
五人目の男を切ったとき、六人目を避けきれなかった。
背中に気配を感じていたが、先の男がけっこうやり手で自分の命を盾にして逃さなかった。
それでも幾らかはかわしたので、命に関わるほどではないが深い傷になった。
刺さったままの太刀から手を離し、小太刀を抜いて振り返り六人目の咽喉に突き立てる。
そいつの握り締めていた刀を奪い取り、尻をついて脅えている七人目を切り捨てた。
――――これで全てか
油断は出来ない。盗賊なんて一人一人は大した腕は持たないが、数だけは多い。
念のためにさっさと離れる方がいい。
自分の太刀はガタがきている。仕方なく幾らかマシなやつを奪って走り出した。
背中が、ひどく痛む。
女の剣客などという妙な立場なので絡まれることは多い。
いちいちかまうのも面倒なので、大抵は適当に流す。
相手も、ちょっとした凄みと同時に愛想の一つも見せてやればしつこくはしない。
多人数に慣れていることもわかるのだろう。
ところが今回ばかりはそうはいかなかった。
前日、同宿だった親子連れ。父は体格のいい浪人者だが娘はまだおぼこで、十二か十三。
黒目がちの目が潤むように見えてなかなか愛らしかった。
同じ道行きだと聞いてその子は微笑んだ。
同行することを誘われたが、野暮用で私は遅れていった。
人気のない山道。そこにたどり着くと、その父の死体があった。
慌てて彼女の名を呼んだ。答えて現れたのが先の盗賊だ。
「こっちもな、迷惑してたんだよ。舌なんか噛みやがって」
「まぁ、死に際にやってたオレは得したがな。すげえ締まった」
「冷え切る前にやろうとしてえらいあせったぞ。あんたが早く来てくりゃ落ち着いて
出来たのによ」
下卑た笑いで手を伸ばす男のひとりを何も言わずにたたっ切った。
街道を避けて獣道を行く。かなり深く入り込んだ。
途中布で縛っただけの傷口から、また血が滴っている。少し目眩もする。
多分、血が足りない。疲労も深い。夜も更けてきた。
大きなブナの木の根元に寄りかかり、息を継ぐ。
わずかばかりの乾し米を取り出してゆっくり噛む。竹筒から水を飲む。
草と、湿った土のにおい。闇は濃い。
火を点ける気になれなかった。追跡者があるとしたら格好の的だし、私は夜目がきく。
傷の手当てをやり直し、それから目を閉じた。
慌てて身構え見渡すと、獣の目が光る。狼だ。
月の光の中、輪郭がおぼろに見える。
太刀を握り締めると、一斉に低い唸りをたてた。
梢の葉鳴りの中、獣の声が響く。
突然、狼たちの声が止んだ。
やつらは、ふいに後ずさる。
寄りかかった木の裏に、何かが現れたらしい。
それは、この狼の集団よりも圧倒的な気配を生む。しかし、存在は単数だ。
ひらり、とそれは背後から私の前に飛んだ。
狼たちが更に後ずさる。
月の光から生まれたような白銀の狼。
並よりも大分大きい。そして美しい。
狼は一声大きく吼えた。
威圧するような鋭さを持つ声。ほとんどの他の狼は、しっぽを後ろ足に挟んだ。
だが幾頭かの狼が、逆らうように吼え返した。
銀の狼が一足前に出た。五頭ほどが同時に動き、そいつを囲む。
勝負は一瞬のうちについた。
二頭が咽喉笛を噛み切られ、一頭は爪で目を傷つけられた。残りの三頭は恭順の意を示してその場を離れた。
白銀の狼はまた一声吼えた。全ての狼がすごすごと立ち去っていく。
静寂の戻った山間に残ったそいつは私にふり向いた。
眸の色は青く見えた。その目が「来い」と告げている。私は立ち上がった。
たとえ相手が獣であろうと、救ってくれたものに従わないわけにはいかない。
洞窟の中に枯れた草が敷いてある。これがこいつの巣穴らしい。獣臭い。
けれど疲れきっていたので、気にせず座った。銀狼は満足げにうなづいた。
そいつは私を残して一旦消え、さほど間がないうちにウサギをくわえて戻ってきた。
「喰え」というように私に投げ出す。ありがたくいただいて、外に出た。
火をおこし始めると、不愉快そうな顔をしたが脅えはしない。普通の獣より肝が太い。
だからといって焼けたウサギを差し出しても食べようとはしなかった。
三日ほど狼に飼われて過ごした。傷のせいか熱を出したが、その間銀狼は寄り添って私の体を温めてくれた。
ようやく熱が落ち着いたので、近くの川で水を浴びた。戻って、与えられた鳥を焼いて食事を済ませた。
「世話になったな」
礼を言い、帰る算段を始める。すると銀狼は何か言いた気な眸で私を見つめる。
腰を下ろして顔を近づけると、ふいに大きな舌で私の顔を舐めた。
手の甲で湿り気をふき取る。銀狼が青い目で見つめている。何か言いた気だ。
右手でこいつの背中を撫ぜた。狼は気持ちよさそうに目を細め、頭を私の体に擦り付けた。
頭を撫ぜると、ふいに体重をかけてきた。咄嗟のことで支えきれず、仰向けになった。
銀狼は私にのしかかっているような形だ。
「重いんだが」
今まで言葉を解している様だったこいつも、流石に畜生、理解できないのか降りてくれない。
そのまま耳に荒い息をかける。熱い。
「おいおい、勘弁してくれないかな」
やはり言葉は分からないらしい。そのまま舌は胸元へ降りる。
人と違って唾液が多い。においも強い。ふさがったとはいえ傷も痛い。けれど私はこいつに恩がある。大きな抵抗がなんだかしにくい。
着物の合わせ目に舌が入り込んだ。布が邪魔なのか前足でそれをかきむしる。破かれちゃたまらん、と思って帯を解いた。
「……ああっ………う…………」
獣の舌は人よりもざらついて厚い。それがぬめりながら胸と乳首を責める。
息が荒くなる。声が漏れる。これはもしかして快感なのか。それは屈辱だ。
狼の鼻先を抑えた。
「ここまでだ」
だが銀狼は止まらなかった。私の腕を振り払って胸元を舐め、舌先を更に下に滑らす。腰巻を爪で引き裂いた。
「よせっ」
大きな獣の体重は重い。しかもこいつを傷つけたくないという思いがある。逆らいきれない私をいいことに、銀狼の舌は茂みの中に下りた。
「はあっ…………あうっ………」
ぬめったそこにこいつの熱い舌があてられる。嬲られる。なのに腰の奥から味わったことのないような感覚が生まれ、膝ががくがくと震える。襞の奥にある珠のようなものに、他の場所よりやわらかく舌を這わされ、私は狼にしがみついた。
「………いっ…………」
目を閉じる直前の視界にかすかに映った青い目は、嘲っている様だった。
「背中が痛い」
訴えると一旦どいてくれた。土を払い、放心しかけて座り込むと、前脚と頭で指示を出す。四つん這いになれ、といっているらしい。
「あのな、雌狼でも探すべきじゃないだろうか。異種間交合は難しいと思うのだが」
銀狼はにやり、と笑った。少なくとも私にはそう見えた。そして再び体で押して自分の思うとおりの体勢を取らせようとする。
「恥を晒すようだが、あまり経験が多い方じゃないんだ。特殊なお愉しみは遠慮したい」
狼はまた顔を舐める。そして耳もとで、まるで子犬が甘えるような声を出した。それはくすぐったくて、切羽詰まっていて、ひどく艶っぽかった。
銀狼は後ろに廻り、そっと肩を前脚で押した。形が自然に獣に近づく。
その姿勢を取らせたままこいつは体を戻し、また、あの部分を舐めた。息が荒くなる。
体が再び震え出すころ、銀狼は私の腰に前脚をかけ腰を押し付けてきた。獣の性器が濡れたその部分にあてられる。
「……ひああああっっっ………」
人よりも熱いものが私の中に入り込んでくる。凄まじい嫌悪感と裏腹な快感が襲いかかる。
けだものに貫かれて、なんてっこった、感じている。
銀狼は爪を立て、腰を振った。一突きされるごとに声をあげ、それが引かれる時も耐え切れずに喘いだ。口もとには唾液が滴り、あまりの情けなさに涙さえ浮かぶ。なのに、体は貪欲に欲しがっている。
今の私は剣客でもなく、人間でさえない。ただの雌だ。
興奮しきった獣の、荒い息。それは自分の吐息に重なる。やけになった私が一際高い声をあげると、銀狼はどくどくと液体を中に注いできた。奥でそれを受け止める。それすらもいまや悦楽。
思いっきり締め付けている自分に気づいて、果実のように赤面した。
そのまま眠っていたらしい。
目を覚ますと銀狼が寄り添い、髪を舐めていた。
むっとして起き上がると、枕もとに三羽もウサギがおいてある。機嫌をとりたいらしい。
「こんなに喰えない」
文句をつけつつ嬉しそうなこいつを見て、帰るのはあと一日伸ばしても悪くないんじゃないかと考えてみた。
おしまい
心理描写も良いし、全体の構成も良く出来てる。
ただ、ここまで書けるなら行為そのものも本当はもっと書けるんじゃないか?
あと一話位増えても構わないので、そこは頑張って欲しかったかも。
さっぱりしててよいですな。
狼さん可愛いな。カッコイイし。
「【エロ小説・SS】助けられた白銀の狼と一夜を共にした女侍」終わり
なんかおもろいやつやらなんやら
な、なんやこれ?
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名無しくんのそのまんまが出たぐっちょぐちょのコメント書いてけよ!
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紳士かな? 2016年03月19日 22:29:47
管理人さん大丈夫ですか?
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紳士な名無しさん 2016年03月20日 21:17:13
アブ速更新ないのでお願いします
紳士な名無しさん 2016年03月20日 21:17:13
アブ速更新ないのでお願いします
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アブ速更新ないのでお願いします