寒気がした・・・
エロゲするのがもう怖くて出来そうにないです。
■所要時間:10分 ■約5345文字
アブっぽいやつ寄ってく?
「【エロ小説・SS】エロゲをしていたはずが突然画面の中で斧を持った女が暴れだして・・・2発目」開始
ある夜の、都心部に在るマンションの一室。
一人の男がPCと向かい合ってうんうん唸っている。
男は逡巡してから顔を上げて、
『このゲームをアンインストールしますか?』
「はい。・・・・・・っと」
マウスを操作してゲームのアンインストールを実行する。
PCがアンインストールの作業を実行し、一分も経たないうちに
ゲームは真也のPCから削除された。
エロゲーのヒロインが同じゲーム内のヒロインを殺害し、さらにキーボードを
勝手にタイピングしたという現実を目の当たりにしてこのゲームをまたプレイ
しようと真也は思わなかった。
とはいえ、アンインストールしようとしたらまた何か奇妙な出来事が
起こるのではないかと真也は戦々恐々としていたが、数秒、数分待っても
何も起こらなかった。
「よかった。これで安心だ・・・・・・」
あのスペシャルステージと、自動的にテキストエディタが
立ち上がったのはゲームに組み込まれていたもの。
キーボードが勝手にタイピングを始めたのは、自分の気のせい。
真也はそう納得することにした。
「もう夜の二時だもんな。知らないうちにちょっと寝てたんだろう。きっと」
立ち上がり、ベッドに身を投げる。
ぼすっ、という音と共にベッドが真也の体重を受け止めた。
そしてそのまま目を閉じて彼は眠りについた。
今日は燃えないごみの日だったので、あるものをゴミ袋に入れて
ゴミ収集所に出しておいた。
『あるもの』とは、昨日プレイしたゲームを購入したときに特典として
ついてきたヒロインのフィギュアだ。
今朝目が覚めたときに、部屋に飾っていたフィギュアを見たら
悪寒がしたのだ。
もしかしたら、フィギュアが動き出すかもしれない・・・・・・
実際にはしばらく見つめていても何も起こらなかったし、
ゴミ袋に放り込んだときに暴れだす、ということも無かった。
「ま、当たり前だよな。昨日のはやっぱり夢だよ」
そうひとりごちてから会社へ向かうことにした。
仕事中にメールをチェックしていたら、迷惑メールが一通
届いていることに気づいた。
メールサーバで迷惑メールは削除するように設定されている
というのに・・・・・・
不審に思った真也はそのメールの送信者を確認した。
「あれ? これって俺のアドレス・・・・・・?」
自宅のパソコンから会社のパソコンにメールを送った覚えはなかった。
ウイルスにでも感染していたのだろうか?
しかし、そのメールの件名を見て真也は目を見開いた。
「『アンインストールしたこととゴミ袋に入れたことについて』・・・・・・」
おそらく、昨晩のエロゲーのことを言っているのだろう。
ウイルスメールにしても昨日の今日ではタイミングが良すぎる。
それにゴミ袋。まさかあのフィギュアのことを言っているのか?
真也はしばらく逡巡したが、決心してそのメールを開いた。
ねえ。どうして昨日私が出てくるゲームを削除しちゃったの?
あのゲームが無いと私に会えないじゃない。
もしかして焦らしてるの? だめよ。そんなの我慢できないわ。
だから私がまたインストールしちゃったから。
あと、私をゴミ袋に入れたことについてなんだけど、
これについてはゆっくりお話がしたいな。
だから今日は早めに帰ってきてね。』
『私が出てくるゲーム』。
『私をゴミ袋に入れた』。
もう疑う余地は無い。
このメールを送ったのは朝に捨てたヒロインのフィギュアだ。
「どうなってんだよ・・・・・・これ・・・・・・」
真也は頭を抱えた。
まさかナニのネタを替えただけでこんなことになるとは。
家に帰ったらまさかあのフィギュアが待っていたりするのか?
嫌だ。そんな家には帰りたくない。
しかし、逃げても無駄なように思える。何せ相手は都市伝説そのものなのだ。
考えた末、真也は決心した。
「やられる前に・・・・・・やってやる。
家に帰ってあのフィギュアを見たらすぐ粉々にして、
PCのハードディスクも叩き壊してやる・・・・・・」
真也は会社の帰り道で100円ショップに寄りかなづちを購入した。
人外の相手をするには心許ないが、無いよりは幾分かマシだろう。
いつもよりも激しく鼓動する心臓を深呼吸で落ち着けながら
自宅へ向けて歩き出した。
(鍵を回したらすぐにドアを開けて、PC本体を床に叩きつける。
そしてフィギュアを見たら踏み潰してハンマーで粉々にする。
その後でハードディスクを取り出して叩き割る。よし)
自分がこれから行うべきことをおさらいし、いざ――
ズッ! ガチャリ! ばん!
ドアを開けて、彼が目にしたものは――――
いつも通りの自分の部屋だった。
「あ、あれ、れ?」
真也は拍子抜けした。
何かおかしなことが起こるだろうと覚悟していたからだ。
たとえば『オカエリナサイ シンヤクン オソカッタネ』って言いながら歩いてきたりとか、
PCから触手が出てきてゲームの中に閉じ込めたりするとか。
しかし、現実はあっけないものだった。
部屋のレイアウトは変わっていないし、フィギュアも当然どこにも無い。
PCにインストールされているプログラムを確認してもあのエロゲーの
タイトルは見つからなかった。メールにも送信履歴は残っていない。
「なあんだ。白昼夢だったのか。
はああああ・・・・・・」
一気に疲れが押し寄せてきた。
「あーーーーー。
昨日は寝るのも遅かったしな。今から寝よ」
仕事着のままベッドに倒れ込む。
そのまま横になっているとすぐに睡魔がやってきた。
「もうエロゲーはこりごりだ・・・・・・」
そう言うと真也はゆっくりと寝息を立て始めた。
しかし、この男はまたしてもとんでもないミスを犯した。
部屋の鍵を開けっ放しにしていたことを忘れていたのだ。
そしてこの後にすぐ――ではなく、眠りから覚めた後にそれを後悔することになる――――
「ああ・・・・・・そんないきなり、おっぱいに・・・・・・」
「いいじゃねえか。お前も好きなんだろ?」
エロゲーのヒロインの胸を後ろから揉んでいる。
昨晩ナニのネタにしなかった方のヒロインだ。
「ん・・・・・・やあ、ん・・・・・・直に触っちゃだめよぉ・・・・・・」
「天国を味あわせてあげるって。お前言っただろ?」
最初はあの時の恐ろしい描写を思い出してしまい、ためらったが・・・・・・
彼の胸フェチぶりはやはり常軌を逸していた。
「確かに・・・言ったけど・・・・・・でも・・・・・・
ふえ? あ! ・・・・・・こんなの恥ずかしいよ。
・・・・・・ね、口じゃだめなの?」
「俺は挟んでもらうのが好きなんだよ!」
経験なんか一度も無いくせに。
まあ、彼は自分のことを非童貞にして超絶倫のイケメンだと
妄想の中で変換しているから、夢の中限定でそういうことにしてもいい。
「ひあっ! ふぁん! やあっ!
待ってよ! 真也くん! 激っ・・・しすぎるよお!」
「あーーーー、やっぱでかい方が締りがいいわ」
真也は声を上げながら激しく動いている。
しかしここではカットさせていただく。聞かせられるようなもんじゃないし。
「っ!・・・・・・んあっ、・・・や! 待って! 息が、ちょっと!
止まってよ! 真也くん!」
「もう無理だ! いくぞ!」
もう少し粘れよ!黒川真也!
ええい、検閲だ!
ピ―――――――――――――――――――――――――――――――
「あ、白いのが、いっぱい出てる・・・・・・」
「ふううう、はああああ、いい・・・・・・・・・」
自家発電よりもだいぶ良かったらしい。
検閲も長めになってしまった。
絶頂を味わった真也は、このヒロインの虜になってしまった。
ーーーーーーーーーーーーー
※エグイ描写が嫌いな方はこのまま『ジャンプ先』へ向かってください。
男性の場合は、『特に』それをオススメします。
コトが終わってからもまだ真也は夢の中にいた。
夢だったらコトが終わってから目が覚めるものだが、
まだ彼の横には巨乳のヒロインが上半身裸で寝そべっていた。
「・・・・・・ね、真也くん。
私の話、聞いてくれる?」
「んーーー? 別にいいけど、何?」
ヒロインは体を起こし、真也の足の間に座った。
「私の人形をさ、ゴミ袋に入れたよね?」
どきっ・・・・・・
「あれさ、どういう意味だったのかなあ?
まさか、焦らしプレイ? 放置プレイ? 放棄プレイ?」
「いや・・・・・・あれは・・・・・・・・・・・・その・・・・・・・・・・・・」
まさかその話を今されるとは思っていなかったらしい。
真也は答えることが出来ずに口をぱくぱくさせている。
「答えられないの? じゃあ・・・・・・」
「おしおきだよ」
ぐあっ!
「ひえっ?!」
ヒロインが大きく口を広げた。
そしてそのまま――――
「はむ・・・・・・ん、・・・・・・んちゅ・・・・・・
れろ・・・・・・ちゅる。んふ・・・・・・ん・・・・・・
ぷはあ。・・・・・・私の必殺技、受けてもらうよ」
真也のナニを咥えながら口淫を開始した。
それは自信を持って必殺技と呼ぶに値するほどの技術だった。
ちゅばっ ちゅる れろれろ
「う、ああ・・・・・・く、かあ・・・・・・」
真也は再び天国に連れて行かれた。
夢の中だというのに、信じられないほどの快楽が襲いかかってくる。
真也はこのプレイにすっかり夢中になってしまった。
自分の体が動かないことに気づかないほど。
かり かり
「うああ・・・・・・いた、気持ちいい・・・・・・」
ヒロインがナニを根元近くまで咥えながら甘噛みしてきた。
かり かり かり
それは、次第にエスカレートしていく。
甘噛みから、噛み切る動きへと。
がり がり がり
「?! ・・・・・・っつぅ、おい。何を」
がりっ!
(うがあああああああああああ!
何しやがるんだ!)
がり みちみち ぶち
(あがああああああ! ああああああああああああ!
いてえ! いてえええええええええ!)
ヒロインが、真也のペニスを噛み千切ろうとしていた。
真也が悲鳴をあげようとしても、暴れようとしても何もできない。
・・・・・・まるで人形のように。
ぎり ぎり ぎり
ぎりぃっ!
(ーーーーーーーーーっ!!!!!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーああっ!!!!)
真也のペニスはすでに原型を成していない。
そして、無慈悲にも。
ぎりぎりぎりぎり!
ガチンッ!!
「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!
ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
夢から覚めた真也は地獄の痛みに苦しみ――
その後、彼の男性としての命は失われた。
もしあなたがエロゲーをしていたとして、ヒロインの一人を
スルーして別のヒロインに夢中になったとします。
その後でもしもスペシャルステージやアナザーストーリーが
画面上に出てきたら、注意してください。
ゲームの特典としてフィギュアやポスターが付属していたら、
さらに注意が必要です。
クリアしていない状態では決して捨てないでください。
もしクリアせずに捨ててしまうと、彼と同じ目に遭うかもしれません。
終
今度こそエロゲやってる人。ごめんなさい。
タイトルはCMYKからとりました。
最後のストーカーというのは『stalKer』の『K』からとりました。
「【エロ小説・SS】エロゲをしていたはずが突然画面の中で斧を持った女が暴れだして・・・2発目」終わり
なんかおもろいやつやらなんやら
な、なんやこれ?
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名無しくんのそのまんまが出たぐっちょぐちょのコメント書いてけよ!
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逆さ如雨露 2015年12月08日 22:35:49
ただ単純に怖かったけど、チソコ食いちぎられるところでおっきした
逆さ如雨露 2015年12月08日 22:35:49
ただ単純に怖かったけど、チソコ食いちぎられるところでおっきした
Ryufu Boson 2016年03月16日 03:37:27
うわぁ、、、痛い。死にますわ(主に精神的ダメージで)
Ryufu Boson 2016年03月16日 03:37:27
うわぁ、、、痛い。死にますわ(主に精神的ダメージで)