■【エロ小説・SS】夜な夜な殺人を繰り返す「首吊り」 犯人はとんでもないヤンデレだった!?Part 1
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    殺人鬼「首吊り」追うシリーズ。
    最後ついに登場した首吊りのヤバさっぷりでwktk。
    続きが楽しみだwwwwww
    ■所要時間:20分 ■約12665文字

    【エロ小説・SS】夜な夜な殺人を繰り返す「首吊り」 犯人はとんでもないヤンデレだった!?Part 1

    【エロ小説・SS】夜な夜な殺人を繰り返す「首吊り」 犯人はとんでもないヤンデレだった!?Part 1


    「【エロ小説・SS】夜な夜な殺人を繰り返す「首吊り」 犯人はとんでもないヤンデレだった!?Part 1」開始

    ヤンデレの小説を書こう!Part2スレより

    32: 『首吊りラプソディア』Take0 2007/01/24(水) 00:01:57 ID:U7RgVbaF
     書類整理を一段落させると同時に、俺は伸びをした。仕事柄、普段から体をそれなりに
    体を鍛えているものの、長い間机に向かっていると体に堪えるものがある。背もたれに体
    を預けると、軽い音が連続で響いた。まだ二十代の半ばだというのに、随分とくたびれて
    いるものだと思う。新人と話が噛み合わないときも多いし、少し自分が不安になった。
     電子音。
    「もうこんな時間か」
     冷めた珈琲を一口含み、立ち上がる。
     同僚に軽く挨拶をして部屋を出ると、退屈そうに立っている女性と目が合った。名前は
    よく覚えていないが、顔には見覚えがあった。確か新人の中でも郡を抜いて活躍していた
    ことで有名だったような気がする。報道部の友人と先日飲みに行ったときに、彼女のこと
    を色々言っていた。曰く、十年に一人の逸材だとか、専門の学校を歴代トップで卒業した
    だとか、早くも昇進が考えられているだとか。
     だが俺には関係ない、住む世界が違うのだ。
     素通りしようとすると、何故か後から着いてきた。最初は偶然だと思ったのだが、歩く
    テンポも、それどころか足音さえも重ねてくる。どうにもやり辛くなり立ち止まって彼女
    に振り向くと、同じタイミングで止まってこちらを見つめ返してきた。
    「何の用だ?」
    「気にしないで下さい」
     気にするなと言われても、それは無理だろう。だが彼女はそれきり口を閉ざし、ずっと
    こちらを見ているだけだ。どうにもならない。相手をするだけ無駄かもしれないと思い、
    吐息をして再び歩き始める。やはり彼女は一定の間隔を持って着いてくる。

    33: 『首吊りラプソディア』Take0 2007/01/24(水) 00:06:45 ID:U7RgVbaF
     目的地に辿り着き、数回ノックをしてドアを開く。
    「うん、時間通りだね」
    「それだけが取り柄です」
     そう言うと、俺の正面、皮張りの椅子に腰掛けた初老の男性は愉快そうに顔を崩した。
    「今回の用事は何ですか?」
     僕を呼び出した張本人である署長は、煙草に火を点けると旨そうに煙を吸った。脳天気
    にすら見えるときもあるのだが、それでも悪い印象が浮かばないのは独特の雰囲気がある
    からだろう。第37監獄都市管理局局長という堅苦しい役職名があるにも関わらず皆からは
    親父と呼ばれて親しまれているのも、一重にこの人の人柄だ。
    「虎吉君、君は『首吊り』という話を知っているかね?」
     知っているも何も、この辺りでは知らない人は居ないだろう。居るとすれば、そいつは
    かなりのモグリか最近こちらに来たばかりの奴だけだ。
     『首吊り』というのは一年程前から流行りだした都市伝説で、夜な夜な殺人を繰り返す
    化け物のことだ。殺人方法は様々なのだが、全てに共通しているのは死体を首吊り自殺の
    ように紐で吊るしていること。隣の第36監獄都市に出没するらしいが、どこにでもある類
    の話だと思っている。こんな噂話は昔から無くならないものだし、監獄都市の中では殺人
    というのも珍しいことではない。表通りこそ穏やかだが、裏のスラムではそれこそ毎日の
    ように行われているものだ。それを誰かが脚色したものだと思う。
    「それが、どうかしたんですか?」
    「居るんだよ、本当に」

    34: 『首吊りラプソディア』Take0 2007/01/24(水) 00:07:45 ID:U7RgVbaF
     馬鹿馬鹿しい。
    「局長、もう少しストレートに言ったらどうでしょうか?」
     声に振り向くと、先程の女性が立っていた。いつの間に部屋に入ってきたのだろうか、
    全く気が付かなかった。彼女もこの場所に居る以上は、今の件に関わっているのだろう。
    それに先程の発言から察するに、既に話は伝わっているらしい。
     数秒。
     局長は煙草の煙と共に溜息を吐くと、書類を差し出した。
    「『首吊り』の最有力容疑者だと言われている者だ」
     目を通し、一瞬思考が停止した。
    「僕は反対したんだが上からの命令でね。本当に済まないと思っているんだ。君からして
    みれば信じたくない話だろうしね、彼女のことは」
     こいつがあの凶悪な『首吊り』である筈がない。信じたくないのではなく、信じること
    が出来ない。いつも微笑みを浮かべていて、誰よりも優しかったこいつが犯人である筈が
    ないのだ。それなのに、何故こんなに酷い仕打ちをするのだろう。
    「このサキ君をサポート役として、彼女について詳しく調べてほしい。それに、悪いこと
    だけではないと思うよ。サキ君は優秀だし、彼女が無実だった場合はすぐに捜査も終わる。
    それが分かるように、このチームを組んだのだからね」
     言葉が何も浮かんでこない。
    「こちらも、精一杯協力しよう」
     そうだ、無実だと証明出来れば良い。彼女がこんなことをする筈もないから、無駄だと
    すぐに分かるだろう。ついでに監獄都市から出してやることも出来るかもしれない、局長
    の言う通りに悪いことばかりではない。寧ろ、メリットの方が多いかもしれない。
    「よろしくお願いします」
    「こちらこそ」
     決意をし、再び書類を見る。
     容疑者『カオリ・D・D・サウスフォレスト』、罪人ランクF、現在16歳。
     そして、俺の幼馴染み。

    35: ロボ ◆JypZpjo0ig 2007/01/24(水) 00:09:09 ID:U7RgVbaF
    今回はこれで終わりです

    投下ペースは遅くなるかもしれませんが、
    完結はさせるつもりです

    78: 『首吊りラプソディア』Take1 2007/01/25(木) 01:46:37 ID:LmMEUhhQ
    「やぁ性犯罪者、楽しそうだね」
     友人の言葉に、俺は溜息を吐いた。
    「黙れカマ野郎」
     俺にカマ野郎と呼ばれたこいつの名前は、フミヲ・轟。外見は出来る女、部類で言えば
    現相棒に指定されたサキ・立花に似た雰囲気があるが、こっちの場合はれっきとした男だ。
    そこらの女よりも見栄えが良いのだが、先程の発言だけでも分かる通りに口が悪いので、
    全てを台無しにしてしまっている。口さえ開かなければ、どれだけ周囲の反応が変わるか
    分からない。人の外見が印象を左右するという、分かりやすい見本だ。
     男なので当然スカートの中身が見えることを気にせず、豪快に足を開いてベンチに座る。
    そしてこちらを見上げると、愉快そうに口元を押さえて肩を震わせた。
    「いや、しかし笑えるわね。性犯罪でSSランクなんて」
     堪えきれなくなったのか、フミヲは腹を抱えて笑い出した。
     俺だって好きでなった訳ではない、上からの指示でしかたなくこうなっているのだ。
     首に付いているのは黒い金属製の二つの首輪、つまりはSSランク罪人の証だ。潜入捜査
    の為には罪人になる必要があるのも分かるし、基本的に立ち入り禁止の場所が皆無になる
    SSランクにされるのも理解が出来る。そこまでは良いのだが、何故よりにもよって罪状が
    性犯罪なのだろうか。それを局長から告げられたとき、カオリが『首吊り』容疑者として
    考えられていると言われたときとは別の目眩がした。犯行内容も悪質極まりないもので、
    猥褻物陳列罪及び多数の変態的行為というものだった。強姦罪などの直接的なものが何故
    か含まれていなかった為に、余計に変態臭く思えてくる。何の問題も起こさずに監獄都市管理局の平局員として真面目に
    働いてきたつもりだったのだが、上層部は俺にどんな恨みがあるというのだろうか。

    79: 『首吊りラプソディア』Take1 2007/01/25(木) 01:49:08 ID:LmMEUhhQ
    「今まで前例が無かったらしいわよ、変態SSランクなんて」
     それはそうだろう、俺も聞いたことがない。俺と同じ境遇の罪人を躍起になって探した
    けれど、過去のデータベースの変態罪人の中でも精々Aランク止まりだった。因みにその
    馬鹿はある式典で大統領演説の際、全裸で会場ジャックをしたという猛者だった。そんな
    奴よりも上だと知ったとき、良い歳をして本気で泣きたくなった。娑場で一生懸命働いて
    いる両親に対し、申し訳ない気持ちが溢れてくる。
     嫌なことを思い出し、俺は再び吐息。
    「もう帰れ、頼むから帰ってくれ」
    「何よ、折角有給取ってまで遊びに来たのに」
     そんなことに大切な有給を使わないでほしい。代わりに仕事をする同僚が可哀想だし、
    何よりも俺らは公務員だ。国民の大切な税金から給料が支払われているというのに、その
    行く先が変態罪人見物の為に使われていると思うと怒り心頭だろう。しかも真っ先に怒り
    の矛先を向けられるのは、真面目に対応をする俺のような人間なのだ。勘弁してほしい。
    「それで、噂の相棒ちゃんはどこ?」
    「ん、今カオリの方に行ってる。俺の名前を盾に、最近の行動を……」
     直後。
     最後まで言うことなく、俺は慌てて背後に飛び退いた。次の瞬間には、俺の立っていた
    空間を不可視の塊が通り過ぎてゆく。それは進行先の大木にぶつかって、轟音をたてる。
    幹の幅が5m程もあるにも関わらず、全体が大きく揺れていた。

    80: 『首吊りラプソディア』Take1 2007/01/25(木) 01:50:47 ID:LmMEUhhQ
    「虎吉ちゃん、早まっちゃ駄目!!」
    「早まっているのはお前の方だ!!」
     声の方向に向き、反射的に叫ぶ。
     本当に危ないところだった。この大木は第36監獄都市のシンボルであると同時に、硬度
    が高い木としても知られている。それなのに今の攻撃は樹皮だけでなく幹本体をもえぐり、
    小さな子供ならば中に入ることが出来るような穴を作っている。もしもこれが自分の体に
    当たっていたかと思うと本当に恐ろしい、カオリの調査どころではなくなっていた。
     誰がやったのかと思えば、カオリ本人だった。
    「何しやがる!!」
    「ご、ごめんなさい。このお姉さんが、虎吉ちゃんが世界一の変態になったって言ってて、
    それで女の人とお話をしてたからつい。ごめんなさいごめんなさい」
     つい、で殺しかけてしまうのか。昔から性格が優しかった割に容赦がない奴だったが、
    ここに入って悪化しているような気がする。特に今のものは洒落になっていない。
     カオリが撃ったのは、恐らく空気弾だ。空気を固めて撃ち出すという、目に見えないが
    打撃力も熱量も高い、軍事兵器としても使われているもの。普通ならば複雑な制御が必要
    なので大型の確率システム制御装置が要る筈だが、見たところ身に着けているのは市販の
    指輪型のものが一つだけ。才能があると思ってはいたが、ここまでとは思わなかった。
    「すみません先輩、もう少し威力の低いものを勧めるべきでした」
    「お前の指示か」
    「ここのシンボルが、あんな無惨な姿に」

    81: 『首吊りラプソディア』Take1 2007/01/25(木) 01:52:17 ID:LmMEUhhQ
     俺の心配は無いらしい。
     初めて会ってから一週間足らず、まだ間もないというのに俺は嫌われているのだろうか。
    しかも毎日会っていたという訳でもなく、合計すれば三日も会っていない。それなのに、
    ここまでされる理由が分からない。嫌われる瞬間も何も、そんな機会すら無かったのだ。
     たった数分の間に一気に疲れが溜り、肩を落とす。
    「大丈夫、虎吉ちゃん?」
    「大丈夫だ、今はまだ」
     これからは多分、もっと酷いことになるだろう。気合いを入れる為、改めてカオリの姿
    を見る。カオリの今の姿を忘れてはいけないと、守らなければいけないと自分を戒める為。
    今にも壊れてしまいそうな弱い娘を、壊さないようにする為に。
    「どうしたの、そんなにじっと見て? 何だか恥ずかしいよ」
    「綺麗になったな」
    「やだもう、お世辞ばっかり」
     カオリは照れ臭そうに顔を背けるが、これは本音だった。
     カオリと別れてから二年になるが、その短い間に子供は急成長する。最後に会ったとき
    はまだまだ子供だと思っていたけれど、どことなく大人びて見える。身長が伸び、それに
    合わせて体のラインも確かに女性のものになっていた。第四惑星の血が少し混じっている
    のでやや小柄だが、それは目に見えてはっきりと分かる。

    82: 『首吊りラプソディア』Take1 2007/01/25(木) 01:53:23 ID:LmMEUhhQ
     ただ、変わらない部分の方も同等に目に着いた。
     灰色の髪は最後に見たときと変わらずに長く綺麗で、緩く波打っているのも変わらない。
    相変わらずドジな部分が多いのか膝や肘が少し擦り剥けているし、喋り方も昔と同じだ。
    それに顔を見ていると、人の根っこの部分は簡単に変わらないのだと思う。垂れ目がちの
    大きな瞳、それがよく似合う柔和な笑みは幼い頃からずっと変わっていない。何の根拠も
    なく、カオリはやはりカオリなのだと思ってしまう。
    「変わらないな、カオリは」
     口に出して言うと、はにかんだ笑みを見せる。
    「さっきと言ってること違うよ?」
    「良いとこだけ伸びたってことだ」
    「そう?」
    「先輩は、悪い部分が伸びたみたいですけど」
     サキの発言にカオリは軽く首を傾げ、すぐに意味を理解したらしく俺の顔を心配そうに
    覗き込んできた。その顔が僅かに赤く染まっているのは何故なのだろうか。
    「あのね、虎吉ちゃん」
     言わないでくれ。
    「その、変態になったのは本当なの?」
     カオリの口からだけは、訊かれたくなかった。思わず否定してしまいそうになったが、
    サキの視線が飛んできたことにより寸前で堪える。これは潜入捜査で、しかも対象は俺に
    問うてきている本人なのだ。簡単に言ってはいけない。それは分かっているが、俺の心は
    悲鳴をあげていた。カオリの純粋な視線に堪えられない。
     沈黙を破るように、サキが咳払いを一つ。
    「この首輪が見えないのですか?」
    「やっぱり、そうなんだ」
     頼むから納得しないでくれ。
     どうにもならなくなり、俺は頭を垂れた。

    86: 名無しさん@ピンキー 2007/01/25(木) 08:36:34 ID:XeFIWhqF
    >>83
    ロボ氏GJ!

    虎吉ちゃん濡れ衣着せられてカワイソス

    139: 『首吊りラプソディア』Take2 2007/01/30(火) 00:26:48 ID:vVDVVog3
     結局何の誤解も解けないまま、俺達は食事に向かうことになった。勘違いされたままで
    向かうのは不本意だが、久し振りにカオリと食事をするというのは胸が踊る。可能ならば
    フミヲとサキが居ない方が良いのだが、フミヲは何が楽しいのだろうか、いつもの下品な
    笑みを浮かべていて帰ろうとする様子は欠片もない。サキはサキで俺から離れようとせず、
    既にお馴染みとなった無表情のまま黙って着いてくる。こいつの場合は仕事の相棒だし、
    常に隣に居るのが不自然だと思われないよう、監視しなければいけないという理由で俺と
    共に行動している。真面目なのは良いことだが、それのせいで人を完全に性犯罪者として
    扱ってくるのは流石に疲れる。今とて近寄るだけで妊娠してしまいそうだと理不尽な理由
    を付けて微妙に離れているのだ。何と極悪なんだろう。
    「虎吉ちゃん、どこで食べるの?」
    「焼肉かと、とにかくスタミナの付くやつを食いたい」
     ここに入るまで引き継ぎやら委託やらで疲れているので、体力がほしいのだ。カオリが
    『首吊り』でないと証明するだけでなく、ここから出してやる為の捜査もしなければいけ
    ないので、これから忙しくなるだろう。頭脳担当のサキのような人間ならともかく、現場
    で叩き上げられたタイプの俺は足で調べることしか出来ない。
     意見を求めてカオリを見ると、少し嫌そうな顔をしていた。

    140: 『首吊りラプソディア』Take2 2007/01/30(火) 00:28:37 ID:vVDVVog3
    「最近腰の辺りがちょっと」
     それもそうか。俺にとってカオリは妹といった感覚がの方が強く子供扱いをしてしまう
    けれど、こいつも年頃の娘だ。流石に野暮だったかもしれない。
    「それに先輩にスタミナ料理など与えてしまったら、どうなるのか分かりません。何しろ
    過去に前例のない変態なのです、精力が付いたら一大事になります」
     サキは黙れ。
    「なら近くに良い店知ってるわよ。第三惑星の極東地区料理のお店なんだけどね」
     それが無難なところか。元々俺もカオリも第三惑星の出身だし、下に馴染んだ味の店と
    いうのは助かる。第二惑星の料理は苦味が多いし、第四惑星の料理は基本的に辛味が強い
    のであまりカオリには食べさせたくない。変な味という訳ではないが、癖の強い味に慣れ
    てしまうと娑場に出たときに大変だろう。過保護という言葉が、不意に思い浮かんだ。
     フミヲに案内されるままに歩いていると、立ち入り禁止のテープが見えた。こんな仕事
    に就いていると珍しいものではなくなってくるが、善良な罪人として普通に暮らしている
    カオリには辛いものがあったのだろう。悲しそうに目を伏せ、テープから視線を外した。
    「どんなだった?」
    「両手が吹き飛ばされていたらしい、気分悪い」
    「『首吊り』って、本当に居たんだ」

    141: 『首吊りラプソディア』Take2 2007/01/30(火) 00:30:44 ID:vVDVVog3
     野次馬の方に耳を傾けてみると、どうやら『首吊り』の仕業だったらしいことが分かる。
    本当に厄介だ、しかも殺し方がえげつない。早く解決しないといけないと自覚し、カオリ
    の頭を撫でた。その存在に只でさえ怯えていて、しかもその容疑はカオリにかかっている
    のだ。それにこのままでは都市伝説どころではなく実在の殺人鬼だという話が流れ、監獄
    都市自体も正常に機能しなくなる可能性もある。
     何か証拠があるかもしれない。
     そう思いテープの向こう側を見つめていたが、側頭部に軽い打撃が来たことにより思考
    が遮られた。衝撃の方向に視線を向ければ、サキの冷たい顔が見えた。サキは首筋を指で
    示した後でカオリを見て、小さく首を横に振る。それだけで言いたいことが分かった。
     カオリを無視して現場に向かえば、捜査がばれる。どうせ鑑識の人間が調べているのだ
    から、今はそちらに意識を向けず、普通に振る舞っておけということだ。
     俺は軽く頷くと、先に進んでいたフミヲに小走りで追い付いた。
    「メシはまだか?」
    「そこだよ」
     指差す方向を見れば、店の看板。
    「あ、何か良い感じ。虎吉ちゃん、早く入ろ」
     先程のことを忘れる為だろうか、急かすカオリに促されて店に入る。少し進むと、随分
    と懐かしい匂いが漂ってきた。故郷の匂いとでも言うのか、家の匂いというのか、幼い頃
    から体に馴染んだ極東地区料理独特の匂いが何とも快い。フミヲは慣れた様子で店員に何
    か一言二言告げると、奥の座敷に向かった。俺達もそれに続く。

    142: 『首吊りラプソディア』Take2 2007/01/30(火) 00:31:31 ID:vVDVVog3
    「うわ、懐かしい。畳なんて久し振りに座ったよ」
    「少し金がかかるが、管理局に届ければ注文出来るぞ?」
     たまに畳でないと寝た気がしないどころか、生活している気にならない人も居る。俺も
    管理局に入った頃はそんな状態で、仕事よりも寧ろそっちの方が辛いときもあった。それ
    は飲食物も同じで、今ではすっかり自炊が特技の一つになってじまった程だ。
    「それにしても、よくこんな店知ってたな?」
    「報道課は範囲が広いし、よその噂も情報の一つだからね」
     成程な、フミヲなりに頑張っているという訳か。食べ物屋は自然と情報が集まる場所で、
    管理局の人間が居ても怪しまれない。報道課としては、捜査の上で必要なのだろう。
    「そういえば、最近大量の上様領収書が来ていると事務課の友人が言っていましたが」
     俺も愚痴を言われたことがあるが、まさか、
    「お前か?」
    「必要経費よ、必要経費」
     このカマ最悪だ。
    「ね、虎吉ちゃん。どれ食べる?」
     カオリは嫌な話題を変えるように、苦笑を浮かべてメニューを広げた。この四人の中で
    一番の年下だというのにフォローもしっかりしている、何とよく出来た16歳なのだろう。
    違う、この場合は年下の少女に気遣わせている俺達が問題なのか。良い年をした大人三人
    が、一体何を馬鹿やっているのだろうか。
     吐息をしつつ適当に料理を注文し、茶をすする。
    「あれ、サキちゃん飲まないの?」
     フミヲに言われて気付いたが、サキの湯飲みの中身が全く減っていない。

    143: 『首吊りラプソディア』Take2 2007/01/30(火) 00:32:34 ID:vVDVVog3
    「もしかして極東地区の食い物が駄目だったか?」
    「そんなことないです。わたしは第二惑星出身ですけど、寧ろこっちの方が好きで」
     サキも第三惑星出身だと思っていたが、違ったようだ。第三惑星でなら平均に近い身長
    だけれど、基本的に大柄な人間が多い第二惑星では小柄な部類に入る。なるほど、それで
    納得がいった。サキの乳が小さい理由は、遺伝子的なものだったのだ。身長が小さいなら、
    それにバランスを合わせるように乳の成長も小さな時点で止まるだろう。しかしカオリの
    ように小柄でありながらも少し乳の大きな奴も居るし、何と言うか、
    「可愛いなぁ」
    「どこ見て言ってるの!?」
     いかん、つい凝視してしまった。
     カオリは恥ずかしそうに顔を赤らめ、慌てて胸を腕で隠した。そして変質者を見るよう
    な目でこちらを眺めてくる。うっかり忘れていたが、俺は今は前代未聞の変態という設定
    なのだった。これでは本格的に痴漢と変わりない、俺は改めて首輪と上層部を呪った。
    「それで、何で飲まないんだ?」
     強制的に話題を戻し、サキを見る。
    「猫舌なんです」
     意外だった。てっきりこいつのことだから、どんなに熱いものでも顔色を変えずに淡々
    と食事をすると思っていた。それに熱いなら熱いで確率システムを使えば簡単に冷ませる
    と思うのだが、そうもいかないらしい。サキは悔しそうな表情で俯いて、
    「温度調節は苦手で」
     再び意外なことを言った。
     エリートだし、新人の中でトップの成績だというので万能だと思っていたのだが、サキ
    もやはり人間だったということか。どんなに完璧に見えても、誰にでも欠点はある。
     代わりに少し冷ましてやると、
    「ありがとうございます」
     いつも通り抑揚の少ない、無感情な声で言って、飲み始めた。

    144: ロボ ◆JypZpjo0ig 2007/01/30(火) 00:35:52 ID:vVDVVog3
    今回はこれで終わりです

    次回でやっと『首吊り』登場
    理想のヤンデレが書きたいです

    425: 『首吊りラプソディア』Side首吊り 2007/02/08(木) 23:49:35 ID:tqSNTpXK
     眠れない。
     不眠は最近は毎日なのだけれど、どうしても慣れることが出来ない。人は基本的に夜には
    寝る生き物だし、実際に自分も長い間そうして生きてきた。だけれど何故か急に不眠症に
    なってしまい、こうした状況に戸惑っている。昼には皆と遊んだので、今日は眠ることが
    出来るかもしれない。そう思っていたのに、体の方は応えてくれない。
     仕方ない、今日も散歩だ。
     軽く伸びをして指輪を着け、適当に髪を整えた。着替えは特にしなくても良いか。面倒
    だし、今の時間帯ならば人も全然居ないので問題ないだろう。
     外に出ると、冷たい夜風が頬を撫でてくる。最近は暑い日が続いていたから、この位が
    丁度良い。暑さに強くない自分にとって、これはありがたかった。気分が良くなり、足も
    軽快に動いてくれる。独りでの散歩は寂しいけれど、雑多なものが消え失せた都市の風景
    というのも悪くない。見ていると心が落ち着いて、心が晴れやかになってゆくようだ。
     いつもの道を通り、鼻唄を鳴らしながら進む。
    「あ、まだあった」
     何気無く横に視線を向けると、昼間に見た立ち入り禁止のテープが残っていた。管理局
    の人達は優秀だから既に調査を終えていると思っていたのに、どうやら完全には終わって
    いないらしい。大事な証拠はきちんと片付けたし、掃除もしやすいようにしていたけれど、
    逆にやっきになって調べているのかもしれない。

    426: 『首吊りラプソディア』Side首吊り 2007/02/08(木) 23:50:42 ID:tqSNTpXK
    「無駄なのに」
     吐息をし、テープに向かう。あの先には広場と言うには少し狭いが、それなりに開けた
    場所があって楽しかったのだ。親を持たない小さな子供達が集まり、独特のコミュニティ
    を作っていた。自分も彼女達に混ぜてもらい、夜空を見上げていた。四方を壁に囲まれて
    いるせいか広い空ではなかったけれど、逆にそれは宝石箱の中を覗いているように思わせ
    てくれた。管理局の人達に保護されて今は誰も居なくなっているだろうけれど、一人でも
    見る価値はあるだろう。星の光は平等だと、昔の偉い人が言っていた。
     微痛。
     テープに触れると、指先に軽い痛みが走った。見ると指の腹が少し切れている、これは
    侵入者用の罠だろうか。他の場所よりも綺麗にしてあった分、念入りに調べるつもりか。
    今もテープが残っているのは、そんな理由だったのか、と溜め息を吐く。
    「失敗したなぁ」
     綺麗にしておいたのは大事な証拠があるからではなく、単にあの子供達の場所を汚した
    ままにしたくなかったからだ。それ以外はいつも通り、悪い人を注意しただけ。お人形に
    しただけで、他意なんて角砂糖の一つ分もありはしないというのに。それなのにこんな風
    にしてしまったら、ここに逃げてきたり立ち寄ったりした子供がいつものように入ろうと
    して、怪我をするかもしれない。そんなことも分からないのだろうか。

    427: 『首吊りラプソディア』Side首吊り 2007/02/08(木) 23:52:48 ID:tqSNTpXK
     指輪を起動させて、警備プログラムを確認する。撤去するときの為だろうか、それ程に
    複雑ではない、単純なプログラムだった。誰かに取られないよう勿論それなりに複雑化を
    しているものの、確率システムの仕組みを習っていて、頭がそれなりに回る者に対しては
    殆んど効力を持たないものだ。幸い自分はそれに当て填るタイプの人間だったので、解除
    を実行する。数秒もかからずに、プログラムは完全に消え去った。
     テープをくぐって奥へ進み、少し歩けば視界が急に広がった。
    「こんなに広かったんだ」
     自分一人で居るせいか、皆の声が聞こえないからなのか、広くないと思っていた場所が
    やけに広く感じる。空白の部分を見たくなくて空を見上げれば、目に飛び込んでくるのは
    無数の星の輝き。切り取られた空を見ていると、独り占めというより、共有出来ていない
    という感想が沸いてくる。一人でも見る価値はあると思っていたけれど、どうやらそれは
    間違いだったらしい。誰かと一緒に見た方が、ずっと綺麗で楽しいと思う。
     出来れば、あの人と二人きりで。
     そのときまで、この景色を取っておくのも悪くないかもしれない。溜めていた幸福は、
    やがて大きなものになり二人を包んでくれるだろう。自分でも笑ってしまう程にメルヘン
    な想像に、少し吹き出してしまう。もう幼い夢を見る年でもない、あこがれてしまう部分
    や惹かれる部分が多いけれど、今のは無しだろう。
     大通りに戻り、軽く伸びをする。

    429: 『首吊りラプソディア』Side首吊り 2007/02/08(木) 23:54:19 ID:tqSNTpXK
    「こんばんは」
    「あ、どうも」
     声に振り向けば、どこかで見たような顔だった。思い出そうとするけれど、どうしても
    思い出せない。珍しいことではないけれど、そんな風になるとどうも気持ちが悪い。相手
    にも失礼だと思うし、知り合いだったとしたら何だか悪い。どこかで見た筈だったのに、
    この女の人はどこの誰だっただろうか。
    「あの、昼間にSSランクの人と一緒に居ましたよね?」
     尋ねようとする前に、相手が答えを教えてくれた。そうだ、この人は昼に御飯を食べた
    店の店員さんだ。通りで思い出せなかった筈だ、今日初めて会ったのだから。それも短い
    時間、記憶に残っていなくても無理はないかもしれない。
     そして同時に、心に引っ掛かっていた理由も分かった。覚えていなくても頭の中に僅か
    に残っていた理由、それは悪い人だったからだ。昼間、あの人の手に勝手に触れた。料理
    を出すふりをして、事故に見せかけて手を出すなんて、何て卑劣な女なのだろうか。バレ
    ていないと思っていても、自分には分かっている。ここは監獄都市で住人はほぼ皆が前科
    持ちだ、善人の皮を被っていても首輪が薄汚い本性を示している。ランクは低いものだが
    本当はどうなのやら、きっとあの人も食いものにするつもりなのだろう。浅ましい。
    「ひ、助けて」
     睨みつけると、彼女は一歩後退した。自分の計画が知られたのを悟ったようだ、馬鹿め。
    やましいことが無ければ堂々としていれば良いのに、そうしていないのは何か後ろめたい
    ことがあるからだ。これでは、自分は悪人だと言っているようなものだ。悪人だと証明が
    されたら、残ることはただ一つ。注意をして、真人間になってもらうだけだ。思い返して
    みれば今日はまだ一人も注意をしていないし、丁度良かったかもしれない。

    430: 『首吊りラプソディア』Side首吊り 2007/02/08(木) 23:55:43 ID:tqSNTpXK
    「助けて、助け……」
     うるさい。
     逃げようとしたので、まずは足を破壊する。悪人を逃がすような悪い足は、二度と治る
    ことのないように捻り潰してしまえば良い。這って逃げようとする腕も同罪だ、使いもの
    にならないように捻り、骨を砕き、筋繊維を全て千切り飛ばす。いやらしい視線を飛ばす
    目も潰そう。煩く汚らわしい言葉を吐く口は、空気を消すことで無力にしてしまえる。
     彼女は暫くもがいていたが、すぐに大人しくなった。注意をするのは、やはり言葉では
    なく見に覚えさせてやるに限る。これで悪い部分もなくなって、良い人間になっただろう。
    最後は紐で吊してしまえば、それで完了だ。こうすれば、もう悪さをしなくなる。
     いつも自分に暴力を振るう、馬鹿でろくでもない父だったが、唯一教えられた物がある。
    今のように勇気を持って注意をすれば、相手は静かで誰にも害を加えない良い人間になる
    ということだ。こうすれば、皆が楽しく暮らせるようになる。
    「それに」
     彼女も身を呈して、自分に一つ教えてくれた。
     ここにはあの人を狙う、汚れに汚れた悪女が存在すると。そしてその存在からあの人を
    守ることが出来るのは、自分だけだと。一緒に居たオカマや雌豚は当てにならない、現に
    彼女を野放しにしてしまっていたのだから。そう考えれば、いずれあの雌豚も殺さないと
    きえないのだと思う。無駄に擦り寄って、本当に最悪だ。
    「くひ」
     目標が決まり、
    「くひゃ」
     やることも分かり、
    「けひゃひゃ」
     沸き上がる使命感で笑いが込み上げてきた。
    「けひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ
    ひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ
    ひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!!!」
     明日も頑張ろう。
     あの人に近付く悪い女を、全て良い人に戻すために。

    431: ロボ ◆JypZpjo0ig 2007/02/08(木) 23:58:04 ID:tqSNTpXK
    今回はこれで終わりです


    ネタバレ関係のせいで、この話のSideは首吊りだけになります
    俺が今まで書いたものの中でもトップクラスの読みにくさに
    なると思いますが、勘弁して下さい

    432: 名無しさん@ピンキー 2007/02/09(金) 00:00:50 ID:WcOnGCcg
    首吊りキタ━━━━( ゚∀゚);y=ー( ゚д゚)・∵.━━━━ ン
    GJGJGJ!とんでもない病みっぷりにwktkですとも!

    しかしこの展開は……となると首吊りの正体はやはりあの二人のうちどちらかなのか?

    「【エロ小説・SS】夜な夜な殺人を繰り返す「首吊り」 犯人はとんでもないヤンデレだった!?Part 1」終わり

     

    な、なんやこれ?

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