■所要時間:10分 ■約6524文字
アブっぽいやつ寄ってく?
「【エロ小説・SS】ヤンデレ喫茶に10回行くと監禁されるらしいので実際に検証してみた 2発目」開始
僕は今日もメイド喫茶にやってきて、アイスカフェオレを注文した。まだ届いてはいない。
携帯電話を見る。メールの着信も、電話の着信もなかった。携帯電話をポケットにしまう。
僕が誰からの連絡を待っているのかというと――友人Bからのものだ。
昨日、帰ってからも連絡をしたのだが、なしのつぶてだったのだ。
その原因がなんであるか。それはわかっている。
――自分達が原因である。
『メイド喫茶に10回通うと監禁される』。
ヤンデレスレで語られたネタを真に受けて実行してみれば、この通り。
友人Aは黒髪のメイドさんと、友人Bは巨乳のメイドさんと一緒に消えた。店内に彼女の姿が無いからだ。
消えた、という表現は正確ではない気もする。
僕の見える場所から居なくなっただけで、彼らは――おそらく――この世界に居る。
ただ、見えないだけなのだ。つまり、それが『監禁』というものの実態である。
しかし――考えてみればなんでもないことにも思える。
世界が狭くなっただけなのだ。そう。ただ、男と女の二人だけしかいない世界に変わっただけ。
とはいえ、僕としてはそれは好ましくない。
僕はただ、ヤンデレ喫茶が存在するのかを検証したかっただけだ。
友人Aや友人Bのように、監禁されたかったわけではない。
僕は家族や友人、そして、社会に住む人々との世界を望む。
だが――今僕は監禁されるかもしれない、という状態に置かれている。
今日この店を出てから、明日ここに来れば、僕はきっと監禁される。
そう考えると、店内を優雅な足取りで歩くメイドさんたちが恐ろしく見えてきた。
彼女達は、僕を監禁しようとしているのではないか。という疑心暗鬼にとらわれる。
――もう、やめよう。
ここまでやったらもう、疑う余地はない。『ヤンデレ喫茶は実在する』のだ。
あとは、それをヤンデレスレに書き込めばいい。
『俺の友達が10回メイド喫茶に行ったらいなくなっちゃったよ』と書き込めば、全ては幕を下ろす。
そのあとで適当にスルーされてしまえば、心のもやもやもなくなるはずだ。
――さらば。友人Aと友人B。
椅子から立ち上がると、金髪のメイドさんが僕の前にアイスカフェオレを持ってきた。
「あ……これ、いらないの…?」
トレイにはアイスカフェオレが注がれたカップが乗っている。
先日までは味わって飲んでいたそれも、いまとなっては恐ろしい毒物に見えてくる。
僕は「いらない」とだけ告げて、レジに立っているただ一人の男性ウェイターにお金を払う。
そして、店をでるためにドアを開ける。
と。
「待って! ……行かないで、お願い……また、ここに来て――来て、下さい……」
金髪のツンデレメイドが僕のシャツの裾をつまんでいた。
その姿を見ていると、そのままお持ち帰りしたくなる。
だが、それをしてはいけないのだ。監禁されるなんて、僕は御免だ。
全力で走って店を出て、路地を駆け抜け、大通りに出る。
これで、メイド喫茶に行ってから通算9回目。しかし、もうあの店にいくことはない。あっては、ならない。
メイド喫茶から立ち去ったものの、さっきの金髪メイドが追ってきているかもしれない、
と思うとゆっくり歩いて帰ることができず、自宅前まで走ってきたのだ。
これなら、後をつけられたとしても、さすがにわかるまい。
僕はこれでも逃げ足だけは速いのだ。
高校では陸上部のエースとして慣らした足だ。そうそうなまるものではない。
ふと、時刻が気になった。
ジーンズの後ろポケットに入れた携帯電話を取り出そうと、手を入れる。
しかし――そこには何も入っていなかった。
走ったばかりで温まっていたはずの体に、冷たいものが走る。
どこで落とした?走っているときか?――もしそうだったら、僕でもさすがに気づくはずだ。
次に考えられるのは、どこかに忘れてきた、ということだ。
たしか最後に携帯電話を見たのは、メイド喫茶だった。
そうだ。そして、後ろのポケットに入れた。それは覚えている。
その後、勘定を済ませて、それから――――あの、メイドさんにくっつかれた。
ということは、彼女が僕に近づいたときに掠め取ったのか?
もし、そうであればまたメイド喫茶に行かなければならない。
そして――――そのとき僕は、あの店に10回目の靴の跡を残すことになる。
結果、僕は監禁される。
相手は、おそらくあの金髪のツンデレメイドだろう。
彼女以外に話をしたメイドさんはあの店にはいない。
携帯電話を放置しておいたら、他人に悪用される可能性もある。
それは良くない。
この情報化社会で情報を漏らすことは、人間関係にも悪影響を及ぼす。
そこまで考えて、僕は決断した。
――もう一度だけ、あのメイド喫茶へ行こう。
もちろん行くだけだ。
男性のウェイターさんに声をかけ、ツンデレメイドから携帯電話を返してもらう。
拒否されたら、その場合は警察に連絡をすればいいのだ。
あのツンデレメイドには近づかない。
それさえ守れば、僕が監禁されることはない。
僕は、もう一度メイド喫茶へ向かうために、さっき走ってきた道を引き返すことにした。
おかしい。まだ太陽は沈んではいない。
どう考えても、普通の喫茶店が閉店するような時間ではない。(メイド喫茶が普通かどうかは置いておくとして)
――店が閉店していては、どうしようもないな。
そう思い、立ち去ろうとしたら。
『キィィーーー』
という音を立てて、ドアがゆっくりと開いた。
そして、ドアが開ききったとき、僕はおかしなものを見た。
「う、うっうっうぅぅ……」
金髪のツインテールをしたメイドさんが、立ったまま、顔に手を当てて泣いていたのだ。
彼女の足元には、トレイと、それの上に乗せられたコーヒーカップがあった。
カップにはキャラメルのような色をした液体――カフェオレが注がれていた。
おそらくは、僕が注文したカフェオレだろう。
だが、何故それを今までカップに入れたままにしているんだ――?
「私のいれたカフェオレ……どうして、飲んでくれないの…?
なんで? 私………が、私が悪いの? ……あなたに、なにかしちゃった?
いつも、来た時には飲んでくれたの、にぃ……どし、て……?
私が、いれた、い、れ…ぁ…う、ふぅぅぅ、うう、う、う………」
彼女は、両手を顔から離して、僕に向かって消え入りそうな声で語りかけてきた。
僕はその姿に――ヤンデレヒロインの影を見た。
健気で、惚れた男のために懸命に尽くす、心を病んだ女性たち。
そして、主人に奉仕するメイドという職業。
僕には、その二つがどこか似通った部分があるように思えてきた。
気づいたら、僕は歩き出していた。
大きな目から涙を流す金髪のメイドさんの元へ向けて。
何も考えられなかった。
――彼女のその涙を拭いたい。
それだけしか、考えられなかった。
そして、僕が店内の床に右足をつき、次に左足をついたとき。
ばぁん! と真後ろから大きな音が聞こえてきた。
振り返ると、ドアが閉まっていた。
ノブをひねる。押しても、引いても、開かない。
鍵がかかっていた。
これで、これでこれでこれで! あなたはわたしの、わたしはあなたのものよ!」
笑い声に振り向くと、金髪メイドが大きい目をさらに大きく、目玉が飛び出すのではないか、
と思うほどの大きさにして、僕を見つめていた。
僕は、呼吸が重くなるのを感じた。
「うれしい。とぉっても、すっごく……うれしい。
ううん。言葉になんてできないし……、言葉にするなんてもったいない。
この想いは、私の! 私の! 私だけのものよぉ! そして! あなたもぉ!
ねえ、うれしいでしょ? ねえ。ねえねぇねえねぇねぇーーーーーーーー!」
金髪メイドが僕の肩を掴んだ。
そのまま、前後に揺らす。
だんだんと、その動きが早くなっていくのがわかる。
そして、僕が気持ち悪くなり、酔いそうになったとき――足払いをかけられ、仰向けに倒された。
金髪メイドは倒れている僕の胸の上に腰を下ろし、馬乗りになった。
彼女の右手にはコーヒーカップが握られている。
「さあ……召し上がれ」
そう言うと、彼女はとても美しい金髪の上から、カフェオレをかぶった。
ばしゃり、と。
勢い良く。ためらいなく。
それは彼女の金髪を伝い、幼さの残る顔の額、こめかみ、鼻の横を通り、彼女のメイド服を濡らしていく。
その顔を拭いもせず、彼女は僕の唇に、自分の唇で――くちづけた。
唾が、まず入った。
はじめのうちだけカフェオレの味がして、その後は甘くも苦くも辛くもなく、舌に泡の感触だけを与えてきた。
僕がそれを飲み込まないように必死に喉を引き絞ると、彼女は両手で僕の脇に指を当てて、くすぐった。
すると、引き絞っていた喉の力がほんの少しだけ緩められて、彼女の口液が喉の繊細な部分にかかった。
たまらず、僕はむせた。
一回、二回と咳き込む。僕と彼女の唇の結び目から唾液があふれ出した。
それでも、金髪のメイドは唇を離さない。
今度は、舌を入れられた。
小さい舌だった。僕がいつも口内に擦り付けている、自分の舌ではなくて、もっと細くて、
もっと薄い、それでも温かい熱を持った舌だった。
口内で蠢くそれは、上顎、下顎の順に歯茎をゆっくりと這いずり回る。
舌の裏に、ざらざらとした感触が生まれた。
時に細かく、時に素早く動く彼女の舌が僕の顎の筋肉を弱らせていく。
「ん……ふふふぅん♪」
金髪メイドは僕から顔を離すと、唇を結んだまま、鼻でわらった。
そして、馬乗りになっている彼女の左足の下を通り過ぎると、彼女のスカートの中に持っていかれた。
僕の手の甲と、彼女の掌が重なる。
そして指の一本ずつに、それぞれの指を添えられた。
人差し指と、中指が動いて、彼女が身に着けているパンツの上から、秘所を弄らされる。
僕の指が曲がると、彼女が両足で僕の両脇を締め付け、指が秘所から離れると軽く腰が浮く。
まるで、僕の指と性行為をしているかのようだった。
金髪のメイドは腰を動かしながら、空いている右手でブラウスのボタンを外そうとし始めた。
しかし、腰を動かしていて、さらに焦点の合っていない目では上手く外せないのか、もたついていた。
「……こうしちゃお♪」
僕の左手を掴むと、またしても指を添えて、ブラウスのボタンとボタンの間に、僕の指を差し込んだ。
そして、彼女は一気に腕を下ろした。
ぶちぶち、という音がして、ボタンがちぎれてブラウスとエプロンがはだけ、
勢いよくおろした指の勢いに負けて、ブラジャーまでがずれた。
彼女の決しておおきくない乳房には、ピンク色の乳首があった。
白い肌の上にあるそれは、雪の上に落ちた桜の花びらのようだった。
金髪の雌は僕の指を操作し、右の乳首をつまませた。
その途端、彼女の口から小さな声が漏れて、僕の指にはぷにぷにとした肉の感触があらわれた。
僕の指を使って乳首を押し込み、つまみ、そのまま上に下に、左右に弄る。
物足りなくなると、今度は左の乳首をつかって同じことを繰り返す。
僕の胸の上で暴れる腰はでたらめな動きになっていった。
前に動くと思ったら、腰で円を描き、左にいくかと思ったら上へと動く。
「あっん! も……ふぅ、あっ! …………あはっ♪」
金髪のメイドは胸の上から腰を浮かせて、後ろに下がっていく。
そして、すっかり硬くなっている僕の股間を軽く撫でた。
「…・・・これ、いただくわ……」
そう言うと、彼女は僕の身に着けているベルトを外し、ジーンズを膝まで下ろした。
その次は、僕の下着までも、ずらした。
それまで衣服の上に圧迫されていた陰茎が開放される。
すぐに金髪メイドの小さな手がそれを覆い隠す。そして上下に動かしだした。
すかさず、自分の口からうめき声が漏れた。
冷たい手の感触と、乱暴に動き出していく、速度さえもいびつな上下運動。
陰茎が、どんどん伸びていくような気がした。
腰の奥に溜まっていたものが引っ張り出されて、限りなく伸びていく。
思わず、「なんで」の「な」までを口に出してしまった。突然、竜巻のような快楽から開放されたからだ。
「だ、め、よ。……全部、なかにいれてぇ。中にぜぇんぶ……、だしてもらうから」
そう言いながら、彼女は右足だけを上げて、ショーツを脱いだ。
笑いながら腰を動かし、淫裂を陰茎にそって這わせる。
それを幾度か繰り返すと、垂直に立つペニスを秘所で後ろに押し倒しながら、
亀頭を彼女の入り口にぴたりと当てる。
腰をゆっくりと回しながら、彼女の下の口が陰茎を少しずつ咥えていくのが感じられた。
途中で、軽く引っかかりを感じたが、金髪のメイドはさらに笑顔を愉悦に歪め、そして――腰を落とした。
うめき声や、叫び声は出さなかった。
むしろ、笑い声の大きさがさらに増えた。
僕と彼女は、そのとき完全に繋がっていた。
僕にも彼女にも、その場所自体がスカートに隠されていて見えてはいなかったが。
金髪のメイドは髪を振り乱し、肩を上下させ、腰を乱暴に振りはじめた。
乱れていく。僕の意識が。
乱れている。メイドの体も、呼吸も、笑い声も。
締め付けられると陰茎が爆発しそうに思えるほど膨らむのに、
今度は緩められて快楽を遠くへと追いやっていく。
「あっは、は、はあぁ、あっすき、すきぃ…好きよぉ……おっ!」
彼女の動きは、止まらない。
がくがくと顎が上下に揺れて、頭も前後に振られている。
背中と、肩は入れ代わるように前へ行ったり、後ろへ行ったりあわただしく動く。
腰はどんな方向にでも動いた。
上と下、前、後ろ、斜め、横。
ときには、腰を回す動きをする。そのとき、彼女の上体は腰を中心にして円を描く。
首をがっくんがっくんと動かしながら、哄笑をあげながら。
そして、とうとう――僕に限界が訪れた。
僕は、全力で喉から声を絞り出した。
足、背中、腹、腰。全てに溜まっているものが陰茎の出口から精液とともに吐き出される。
その全ては、金髪のメイドの膣内に注がれた。
「あたしぃ、あなたの……くひ、ひく、くひひ……こども、うむ……からね……」
その言葉を聞いて、僕は完全に、自分の立場を理解した。
僕は――ヤンデレメイドに縛り付けられた。
別の言い方をすれば、金髪メイドに監禁されたのだ。――――完膚なきまでに。
終
GJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJ!
ヤンデレ喫茶:マジ。ヤンデレの素質がある子を雇う。
むしろ店員が気に入った子を拉致るタメの店、か。
主人公とヒロインを変更して常に違うお話を作ることも可能だw
巨乳メイドと友人Bが気になるのは俺だけかww
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「【エロ小説・SS】ヤンデレ喫茶に10回行くと監禁されるらしいので実際に検証してみた 2発目」終わり
なんかおもろいやつやらなんやら
な、なんやこれ?
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RyufuBoson 2016年02月25日 02:01:53
良きかな(^ω^)
紳士な名無しさん 2016年12月23日 11:48:32
いつ読んでも良い